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健康保険にはなぜ複数の発行元があるのでしょう。
健康保険は国の制度なので、発行元は一つの方がよいと思うのですが、実際は職業などで国民健康保険や共済組合など複数の発行元があります。 なぜ複数に分ける必要があるのでしょうか。(掛け金や受けられる保険内容に違いがあるからでしょうか) よろしくお願いします。
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>……なぜ複数に分ける必要があるのでしょうか。…… 「複数に分けた」のではなく【結果的に分かれてしまった】だけです。 どういうことかといますと、今のように「【誰でも】保険で医療費の何割かを負担してもらえる仕組み(制度)」を「国民皆保険(制度)」と言いますが、これはある日突然一気にできた仕組みでは【ありません】。 つまり、【昔は医療保険が使えることが当たり前ではなかった(使えるのは一部の人だけだった)】ということです。 具体的には、以下のリンク先の記事にあるような経緯で【1922年の健康保険法の制定】から始まって【1961年】に「国民皆保険」の仕組みがほぼ出来あがりました。 『一緒に学ぼう 社会保障のABC|国民皆保険・皆年金(9)医療保険の歴史|読売新聞社』 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=81577 このような経緯があるため(現在の制度では、加入している医療保険によって)「掛け金(≒保険料≒保険税)や受けられる保険(給付)内容に違いがある」ということになります。 (参考) 『国民皆保険|コトバンク』 https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E7%9A%86%E4%BF%9D%E9%99%BA-154940#E7.9F.A5.E6.81.B5.E8.94.B52015 『公的医療保険制度の種類・分類(体系)|WEBNOTE』 http://kokuho.k-solution.info/2006/01/_1_22.html --- 『あなたも入るかもしれない?協会けんぽって何(2008/10/02)|日経トレンディネット』 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20081001/1019299/ 『リンク集>健保組合|けんぽれん』 http://www.kenporen.com/kumiai_list/kumiai_list/ ※「健康保険組合」は1,400以上ありますので、すべて掲載されているわけではありません。
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- f272
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疾病の予防等の取組によって医療費が低くなった分を,その保険者の保険料率に反映させるためです。また保険料を負担する加入者や事業主の意見を反映した自主自律の運営を図ることも目的です。ただし格差が大きくなり過ぎないようにする仕組みはあります。 あなたの言う「掛け金や受けられる保険内容に違いがあるから」ということですね。
お礼
疾病の程度や数で掛け金が変わってくるのですね。 メリットから見れば、発行元毎にきめ細やかに制度を作っているとも言えそうです。 ご教示ありがとうございます。
お礼
なるほど、先輩たちがそれぞれの場所で苦労して作ってきたのですね。 たしかに一つにするのは難しそうです。 ありがとうございます。