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開業前に入った火災保険の仕訳について
個人事業主です。 開業5年前に20年間の火災保険に入りました。 保険料20万円はその時に一括払いしました。 このたび、自宅で仕事することになったので、税務署に経費の計上方法を質問したところ、 「「20年分の保険料÷20=1万円」を毎年事業主借で計上すればいいです」 と言われました。(厳密には家事按分しますが簡略化のため省略します) それで、 「損害保険料 1万円/ 事業主借 1万円」とこれから毎年記帳していくつもりですが、Webを見ているとどうも「長期前払費用」という勘定科目があるそうで、混乱しています。 本当に税務署の方が言っていた方法で良いのでしょうか?
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税務署の人が言ってる方法でやらずに、長期前払費用という勘定科目を使うとすると、 損害保険料 1万円 / 長期前払費用 1万円 という仕訳になります。 ご質問者が上記仕分けをしますと、貸借対照表で長期前払費用がマイナスになり、それが年々1万円ずつ増加していきます。 「なんじゃ、これ?」と簿記を知ってる人なら思う貸借対照表になってしまいます。 元々が、開業前に支払ってるのですから、貸借対照表の「長期前払費用」に計上されてないのですから、損害保険料の仕分けの際に、長期前払費用を登場させるとマイナスになってしまうのです。 事業開始して、記帳を始めてから現金で保険料を支払ったとして、 長期前払費用 99999 / 現金 99999 の仕訳が起きます。 その後、毎年 損害保険料 9999 / 長期前払費用 9999 とする訳です。 教科書的にはこの二つの仕訳をセットで考えるのです。 しかし「開業前にお金は払ってしまってある」のですから、上記仕分けの上の仕訳がありませんので「長期前払費用」という勘定科目そのものは「いない人」なのです。 そのため「事業主借」勘定を使います。 税務署の方が「良い」というのですから良いのではなく、理屈にかなった仕訳です。 身長がマイナス1mという人間は存在しないように、前払費用もマイナスになることはありません。 向かって左側(借方)に長期前払費用がない状態で、向かって右側(貸方)に長期前払費用を立てると、「身長がマイナスの人間」を作ってしまいます。
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- -9L9-
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確かに長期前払費用と言う科目はありますが、複式簿記で、企業会計原則に則って、資金支出のあったときに計上するものです。 あなたの場合、資金支出があった時点では経理対象ではないし、そもそも複式簿記ですらないのでは?
お礼
もちろん複式簿記ですよ。 資金支出があった時点で経理対象じゃなくても、開業時に受入仕訳で計上しているものは他にもあります。 自宅で開業する個人事業主の場合、普通によくあることみたいですよ。
- TooManyBugs
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実際に事業用資金が出ているのではないから。 始めに長期前払費用15万円/ 事業主借 15万円として 毎年 損害保険料 1万円/ 長期前払費用1万円 としても差し支えない。 学校のテストではないのだから正答は一つではない。 経理の基礎がわかっていれば出てこない疑問だ、他の部分で問題が出そうだ。
お礼
ありがとうございます。
お礼
なるほど!とてもよく分かりました。