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最高裁判所の書記官と高裁、地裁の書記官との違い

 何度か本人訴訟しました。 地裁の書記官は本人訴訟に親切に対応してくれます。 高裁は一変して相談とか出来る雰囲気ではありません。 識者の方に教えて貰いたいのが最高裁判所書記官に事務連絡として「要望書」を送ったら どんな対応が取られるかです。  現在、最高裁に上告し小法廷で審理する趣旨の事務連絡を受けています。 知りたいのが棄却するにしても「今係争中の関連裁判の結果を参照して頂きたい。」と 事務連絡したいが可能か??だ。

みんなの回答

  • fujic-1990
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回答No.3

 1番回答者です。補足を拝見しました。  最高裁は、地裁・高裁とは違う「法律審」ですので、取り扱いが同じかどうかは判断しがたいですが、一応(法律辞書の書き方では)、  書記官は、裁判官のお手伝い役では無く、独自の権限(法律で規定されている)を持ち、それに対する独自の責任を負う、独立した機関だということになっています。  したがって、その職責内のことについては裁判官は文句が言えません。もちろん、「このように綴じて欲しい」とか要望を言うことはあるでしょうが。  逆に言うと、書記官は裁判官の仕事にはちょっかいを出しません。  ちなみに書記官の職務の内容は、各種の調書の作成、書類の保管・送達、執行文の付与などなどです。  届いた文書が有効か無効か、尊重するか無視するかなどなどの実質的な判断は、裁判官の専権事項だと「思います」。  つまり、書記官の職責が地裁・高裁などの事実審同様なら(きっと同様だと思いますが)、担当小法廷宛てに届いたものは一応はその小法廷裁判官の目にふれるはずだと思います。

回答No.2

>知りたいのが棄却するにしても「今係争中の関連裁判の結果を参照して頂きたい。」と 事務連絡したいが可能か??だ。 根本的に、訴状が異なれば、類似性の有無に関わらず独立した訴訟として司法は取り扱います。必然的に司法判断は個別性を有するものであって、参照する必然性はありません。ましてや結審していない訴訟であれば尚更の話です したがって「今係争中の関連裁判の結果を参照して頂きたい」という主張(事務連絡ではありません)は話として聞くことは可能であっても、主張を採用する道理はありません

nkkco
質問者

補足

上告は理由書を(50日内)提出すると、主張を追加することは出来ないのでは? 事を伝える手段として「事務連絡で報告」しかないと考えました。要は地裁と同じ感覚で事務連絡して良いのか疑問です。 回答ありがとうございます。 最後の文が気になりました。

  • fujic-1990
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回答No.1

 「可能か」という意味によると思います。  「法律違反か」「連絡すると処罰されるか」という意味なら、そういうことはないので、「可能だ」という回答になります。もちろん、その要望書は最高裁へ届きます。  ただ日本の裁判制度は、「裁判はその事件を解決するためだけに行われる」ものです。「今係争中の関連裁判」は関係ない、のです。  したがって、素人目にはまったく同じ内容の事件でも、A事件は原告勝訴、Bは原告敗訴となる場合も珍しくありません。  つまりは、質問者さんが当事者となっている事件の解決に、ほかの事件の結果を参照する必要は無いのです。それが日本の裁判制度です。  ただ、当事者が最後まで争えば、最終的には最高裁まで行く三審制なので、下級審としては、自分が独自の判決を下しても、高裁・最高裁でひっくり返される(自分の判決が無駄になる)可能性が高いですよね。  したがって、「実際問題」としては、自分の直接の上級審や最高裁がどういう理屈でどういう判決を下しているかを参考にして判断しているようですが、法律的には地裁裁判官でも過去の「最高裁判決」を無視していいのです。  なぜなら、最高裁判決が出た事件と、今自分が担当している事件とは「別な事件」だからです。(例えば、最高裁が違憲ではないと言っていても下級審では違憲判決がしばしば出ます)  最高裁にとっては、上級の裁判所はナイので、「関連裁判の結果を参照」する必要は、法律上も実際問題上も、ありません。その事件だけを見て判断すればいいのです。  したがって、残念でしょうが、お書きのような事務連絡をしても、ムダだと思われます。反応はナイものと思います。  法曹界でも「千三つ」(上告1,000件の内、実際に法廷で弁論・審理してもらえるのは3件くらい)という言葉があるようですから、おそらく、開廷もされずに、「上告棄却」の判決が届くのではないでしょうか。

nkkco
質問者

お礼

 ありがとうございます。よく分かりました。  ひとつ気になる点は 実際には「ファイルされて裁判官の目に留まる(参考にするかは別)状態になるか、書記官止まりか」です。  いわば素人の上告書なのでスルー防止効果は見込めるかの次元です。