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台風で運行停止にするのは、なぜ「見合わす」と言うの?
台風接近で鉄道などの運輸機関が、一時的に運行停止にした時の報道では、必ず 「現在、運行を見合わせています」 と表現していますね。 日本語本来の表現としては、今は不能だけど天候が回復すれば直ちに運行再開するという状態の場合は、運行を 「一時停止」、 「一時中断」、 「一時中止」 といった表現が適切なのにと感じるのですが、NHKや民放を問わず、こういった表現は決して使用されません。 放送機関の場合は、自然現象や電波障害などの理由で、サービスが一時的に不能になった場合は、「放送が (一時) 中断しました」 と表現すると思います。 「見合す」 というのは、多分、運輸機関が好んで使用する表現方法かな、と想像しているのですが、何か理由があるのでしょうか?
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日本語本来の表現として"見合わす"には「実行を止めてしばらく様子をみる」という意味がありますので使い方としては妥当だと思います。運転そのものには支障はないが、天候その他の理由で安全な運転が保証できないのでしばらく待ってる状態ですよということで。別段運輸機関特有の表現ではなく、旅行を見合わす、株式発行を見合わす、派遣を見合わす、参加を見合わすなどなど、普通に用いられる表現です。 一方、放送事故の場合は、しばらく様子を見ている訳は殆どないでしょう。機器の故障とかで放送したくても出来ない状態なだけで中断などが妥当です。放送を見合わすというのは、コンテンツは揃っていて放送の予定はあったのだけれども、例えば番組内容(例えば女子児童の殺人事件があった直後に映画「バトルロワイヤル」を放送とか)が不謹慎だったので見合わせたといったケースで用いられます。
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「見合わせる」はサービス業として顧客に配慮した柔らかい表現だと思います。両者に基本的な差はないでしょう。文学的表現になるので言葉の持つニュアンスの差と理解しています。 しかし厳密に使い分けるなら、「一時」とはちょっとの間という意味になります。継続していたものをちょっと止めているだけなので、間もなく再開(動く)するというニュアンスが感じられます。 「踏み切り事故があり、列車は一時停車しています」 客は間もなく動くと思って待つでしょう。 「踏切事故があり列車の運行を見合わせています」私ならすぐ降りて代替便を探します。 見合わせる・・何かを行うとき何かの事情があってしばらく様子を見ること。必ずしも「ちょっとの間」を意味しません。見合わせた結果、一時間後に中止、欠航、欠便が決定されるかもというニュアンスが感じられます。 *一時停止・・既にスタートした行為を何かの事情で一時的に停止すること *一時中断・・・明らかに行為の途中の動作を表します。 *一時中止・・・同上 もし列車なら基点駅をスタートする前には使えない表現です。
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ご回答ありがとうございました。 見合わせる、という表現の方が、時間的に長い場合も含まれる、という事でしょうか。 参考になりました。
- chocomax
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運行機関が一時的にでも停止すると言う事は、大多数の方に迷惑が掛かってしまいます。 「当方は何時でも運行できる体制に有りますが、現在天候不順でやむを得なく運行出来ません。しかし、状況を見ながらすぐに運行開始いたします」・・の意味ではないでしょうか? 要するに、こちらの都合で運行停止している訳では無いですよ~と言う意味だと思います。 乗客の気持ちを逆なでしない言い方でしょう。 自信無しで(^^;・・・・
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ご回答ありがとうございました。 いえ、多分、そういう心理があるように思えますね。 つまり、責任は天候にあるのですよ~ という感じでしょうか。
- shippo
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「見合わせる」という語句には「様子を伺う」「様子を見る」などをして「実施をしばらく中止する」というような意味が含まれているため、「様子を伺う」ような列車の運行などの場合に使われているものだと思います。 (要は現在進行しているものに対して使っている) 放送期間の書かれているようなサービス不能状態はその期間中に放送することができるのであれば「見合わせる」というかもしれませんが、そんな放送ができるぐらいなら本放送が始まっていますので過去形になる「中断しました」を使用しているのだと思います。
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早速のご回答ありがとうございます。 一時中断ではなく、見合わせる、という表現は運輸機関で用いられる独特の表現方法かな、と感じました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 おっしゃるように、「見合す」 というのは運輸機関だけで使用される表現方法ではないですね。 疑問が解消されました。 ありがとうございました。