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保険適応外の治療とDPCについて
- 入院中の検査・治療について、保険適応外の問題があります。
- ヒトメタニューモウィルス迅速検査は保険適応外と判定されることが多いです。
- DPCとしての医療費の保険申請は入院病名単位で行われるため、保険適応外の検査でも病院の収入には影響しません。
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保険適応のない検査をなんでレセプトに出すのでしょうか。DPC枠外として補填される可能性はありません。 もちろん自由診療として別個に料金をとってはいけませんが、病院負担で行うことについては問題ないと思います。ただし、採血量が少しは増えるわけですから、一応文章で説明した方が良いと思います。また、将来研究発表等に使うつもりならそのことも書いておいた方がよいでしょう。
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- ebisu2002
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>この季節、ヒトメタニューモウィルス迅速検査は、 病棟での拡大防止に必要なものですので、入院時にはほぼ必ずルーチンで実施します。 DPCのこと以前に、前提としてお考えのこのことを検証しましょう。 入院時にはほぼ必ずルーチンで実施>とのことは 症状から感染が疑われる例以外にも実施していることですか? こうした検査には感度と特異度から陽性適中率、診断効率などを考える必要がありますが、 それには検査前確率が大きく関与し、 低い群に対して行った場合には診断効率は大きく低下します。 また、そうした例では検体採取内容もあまり良好でないことが考えられ、 さらに診断効率は低いでしょう。 採取そのものの患者さんへの負担もあります。 よって標準予防策(スタンダードプレコーション)以上に この結果を元にしての感染対策を行うことの有効性は懐疑的と思います。 この検査をスクリーニング的に使用しての結果が院内感染対策に有効となり、 院内感染治療に要する医療資源の削減が可能ならばDPCとして有利に働きますが、 その根拠が乏しいのならばこの検査を行う意味は ”医師の根拠の無い気休め”に過ぎないこととなってしまいます 費用だけでなく患者さんご本人、他職員への負担増だけが残ってしまいます hMPVは特効的な治療があるものではありませんから、 この検査の目的としては不適切な抗菌薬の使用を防ぐことや、 重症例でのステロイド使用の検討などの際に活かされることが想像されます そのため保険適用の「画像診断により肺炎が強く疑われる患者を対象」は妥当と思われ、 さらに高齢者の場合にも適応拡大されることは望まれます。 もし、この検査を利用しての院内感染対策が有効であるとの客観的根拠を得られておられるのならば 関係学会などでの報告をお願いします