Cytochrome P450 (CYP) は主として肝臓のミクロソ-ム中に存在しますが,その他,小腸粘膜や肺にも存在して様々な代謝を行なっています。最近はこちらの方が注目されていたりします。
そのメカニズムは,次の様になっています。
制止状態の CYP:ヘムは2価であり,酸素結合部位が酵素タンパクのアミノ酸で塞がれています。
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薬物が結合します。すると,上のヘムの酸素結合部位の被いが取れます。
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ヘムに酸素が結合して活性化されます。ヘムは3価に変わります。
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活性化された酸素で薬物が酸化されます。
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CYP のすぐ側に存在する還元酵素で還元されて,ヘムが2価になります。と同時に酸素結合部位が被われて元の状態に戻ります。
ザットこんなところですが,いかがでしょうか。
お礼
ありがとうございました。早速いってみます。