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10年越しの計画、枯れた土地に潤いをもたらした?
- 2002年より中国で推し進められている「南水北調」計画は、南にある河川の流れを北に持ってきて北の乾燥した大地を潤すことを目的としています。
- しかし、「南水北調」計画はうまくいっていないようで、河南省で深刻な旱害が発生していると言われています。
- さらに、この計画の失敗が原因で、北京では深刻な黄砂が発生しています。
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>なぜ、この計画を推進し続けるのでしょう? >中断できないのはどうしてでしょうか? 現在の政権が政治的に続ける必要があるからです。 現在の習政権は盤石ではありません。 現在は習近平自身が権力を掌握する過程です。 中国崩壊論と「5つの亀裂」 WEDGE Infinity(ウェッジ) wedge.ismedia.jp/articles/-/4905 この状況下で毛沢東の一言を論拠としてスタートとしたプロジェクトを止めるわけにはいきません。 平たく言えば中央集権国家の権力闘争の手段として止めるという選択肢を採用していないためです。 現在の中国では環境保全など権力闘争には役立ちません。 中国は自由選挙の国ではありません。 言論の自由も認められていません。 中国の政権は民意によって維持されているのではないという点に御注意願います。 >もし、うまくいっていないのであれば 「うまくいっていない」という判断は誰が何を基準として判断するのかで変わってきます。 間違いなく水はきました。 南から北へ水を送るという点では上手くいきました。 それが飲めるかどうかは担当役人の所掌外の事項です。 判断する能力も持ち合わせていません。 北京市民からの問い合わせにも1000km流せば綺麗になると平気で回答しています。 渇水の北京、対策は汚水の引き込み:日経ビジネスオンライン business.nikkeibp.co.jp/article/world/20140709/268390/ 送水路に当たる地域で起きる問題は、送水路を造る役人の所掌外の問題です。 送水路を造ることだけが目的で、その結果起きる問題は所掌範囲外の問題です。 担当役人に言わせれば、それは計画を立案し着工を命じた上部組織の問題です。 上部組織も、政府が所在する権威ある北京市の水を確保することが最優先です。 計画書にも経済効果は謳ってはいても、環境への悪影響は考慮されていませんでした。 何らかの影響はあるであろうという程度です。 公害を発生している企業体も防止装置を付けるよりも役人に渡す賄賂の方が安いから当然そちらを選ぶという判断するお国柄です。 環境がどうのこうのという発想は未だに持ち合わせていません。 本件は早い時期から問題は提起されていました。 南水北調政策の課題と展望 - 神戸女子大学図書館 lib.yg.kobe-wu.ac.jp/metadb/up/library01/KY00001378/Body/lin...
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- muuming2001
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諫早湾干拓事業と同じです。
お礼
分かりやすい事例を提示していただき ありがとうございます
- hekiyu
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"なぜ、この計画を推進し続けるのでしょう?" ↑ 何かをやれば、副作用というのが必ず出てきます。 日本もかつてそうでしたが、経済発達の途中では、 経済発展が優先され、環境破壊などの副作用は 無視、軽視されやすいのです。 ”もし、うまくいっていないのであれば 中断できないのはどうしてでしょうか?” ↑ これも日本と同じですね。 いったん計画し、実施に動いたら、そう簡単には止め られません。 止めるということは間違いを認めることになり、関係した 政治家や官僚の誤りを認めることになるからです。 金や地位が絡んでおりますので、中々中断できません。
お礼
ありがとうございます。 特殊なことをやろうとした時の 副作用がでる、それはわかるのですが それを早い段階で気づいて少しでも被害が大きくならないように 修正をする、それも政府の役割だと思います。 民主主義であればそれが対立する勢力や 市民の声が原動力となる場合がありますが 独裁国家では修正は難しいと感じます。
安倍が国民の年金で株を買ってるのと同じじゃね。(´・ω・`)成功ありきのノータニングバック。
お礼
アベノバックおそるべし!
お礼
ありがとうございます。 毛沢東の方針を修正することなく 今も続けているということですね 巨大な国家プロジェクトと それに対する調整は許さず邁進する… →経済は資本主義を受け入れたとはいえ こういった事柄すべてが、社会主義を未だにひた走っているように感じます。 住民の住みやすさなどは一切考えず そして役人も自分のことしか考えていない… 中国って調べれば調べるほど、とんでもない事柄がでてきますね