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中国主導のアジア投資銀行
中国主導のアジア投資銀行へ最近イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリアが相次ぎ参加を表明しているようですが、これらの国々は日本、アメリカ主導のアジア開発銀行 にも参加していることと想像しますが、こっちを脱退して新たにアジア投資銀行へ参加するということですか? それとも開発銀行での参加を維持したまま新たに投資銀行へ参加するということですか? お判りのかたご教示頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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アジア開発銀行(以下、ADB)を脱退するという意向は表明されていませんし、脱退する理由がありませんので、二重加盟だろうと思います。 なぜ二重に加盟するのかについては、まだ加盟の意向が表明されただけなので、意図はハッキリしていませんが、次のようなことを考えていると思われます。 (1)これからの発展はアジアが中心であるので、できるだけ食い込みたい。新銀行が相談を受けた時点で相談内容を知っていれば、対応が容易である。 (2)ADBは、ある意味「誠実」で、マジメな使い道でないと貸さないし技術援助などもしない等の制約が多いため、被援助国には不満もある。新銀行の中心となる中国は、人権とか独裁とかそういうことには興味がないので、新興国は相談しやすい。その分、加盟国には多様な情報が入って来やすい。 (3)組織外からクレームを付けるより組織に入って影響力を行使するほうが効果的である(例えば捕鯨をしない国の国際捕鯨委員会加入などは典型)。
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- hekiyu
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脱退はしませんよ。 二股掛けた方がお得です。 脱退する理由がないし、そこまでやれば 米国も黙っていないでしょう。 ウクライナで揉めているし、あからさまに 米国を敵に回すことはやらないです。 かつて、宮沢内閣のとき、日本がこれをやろうと したのですが、米国の猛反対で止めたことが ありました。 日本は米国の言いなりですが、中国は違います。 米国と張り合う気でいます。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 日本はアメリカと連動してこれからも共にアクションを取っていくことでしょうが その内アメリカも出遅れまいと参加表明するのではないかと疑念を持っています。 ご意見とっても参考になりました。
- FEX2053
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当然「ふたまた」です。 英国の発想は、「金のあるところから搾り取れ」ですからね。 国際金融市場のルールにうとい中国にカネを出させて、融資の 実行時には英国が主導権を握る・・・という筋書きの筈。他人の フンドシで相撲を取るのは、日露戦争などでもおなじみの英国の お家芸です。 ADBも、英国からすれば「金のあるところから搾り取れ」という 発想で、米国や日本からカネを出させているんです。もっとも、 ADBの米国は、それなりのノウハウを持ってますからね。英国の 思ったようには行かないです。 だったら、「赤子の手をひねる」ように中国を使えばオッケー、 どのみちAIIBに大して金を出す気はない(つか、欧州には出す 余裕がない)のははっきりしてますから、中国が英国の言うことを 聞かなければ、捨て金残して脱退すればいいだけの話です。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 義理より実利ということですかね.. イギリスの早業には脱帽! 参考になりました。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 その組織の中に入って行かないと詳細な情報を入手できないということですね。納得です。 とっても参考になりました。