経験上の話をしますね。
職務経歴がちゃんと話せる人は実力が備わっています。そういう人は問題ありません。
しかし、ちゃんと話せない人がいるのです。
履歴書の記載事項を言う程度で、職務経歴だと思う人が割合います。
>○○年に○○会社に入社し○○業務をやっていました。
なんて言われると、職務経歴には聞こえません。履歴だけです。
職務経歴というのはその○○業務で何を担当し、どういう工夫をしたかということなのです。
ありがちなパタンは、それを訊くと、「何々会社の事務仕事です」で止まる場合です。
おそらくご自分でも事務仕事と言う程度の粒度でしか仕事をとらえていなかった。
これは採点上はいい点数にはなりません。
いわれたことをやった、ということだけですし、そもそもその仕事が業務中の何の役割を果たしていてというところが見えていないからです。
事務仕事でも、経理系とか庶務系とか総務とか、いろいろあるはずで、経理系なら決算にもかかわったかどうかは重要です。
決算にかかわっていなければ価値がないというのではありませんよ。
自分で仕事を把握してこなしたか、なんです。
自分の役割はなんであって、それをきっちり実行するためにどう考えたか、が自分で説明してほしいことの最前列にあることです。
職務履歴というのはそういう見方をします。
そういう見方で説明すれば、先方の会社で自分がどう役立つかアピールしていることになりますから、あえて自己PRなんていう小細工は要りません。
退社した理由なんて、職務経歴とは関係ありませんし、まず聞きたくありません。
会社理由での退職、なのであれば解雇ですし、自己理由の場合は、ストレスだ会社がブラックだとかそういう話題に繋がりますから。
どちらにせよ前職への悪口なので、聞きたくないのです。
会社理由退職の場合は採用によくないブレーキをかけますよ。
あえて質問されない限り前職の退職理由を嬉々として話す必要はありません。
あえて質問する場合?
たとえば取締役開発本部長なんていう立場でありながら退職した場合だったら、そこで夢を実現しようとしなかったのはなぜかが知りたい場合です。
お礼
ありがとうございます