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微分積分学

p>0とし、f(x)を区間I=[-p,p]で定義された関数とする。 このとき、以下を示せ。 (1)f(x)がI上連続ならば、あるa∈Iに対して ∫[-p→p]x^{2}f(x)dx=(2/3)p^{3}f(a) が成り立つ。 (2)f(x)がI上連続、微分可能かつf'(x)がI上で連続ならば、あるa∈Iに対して ∫[-p→p]x f(x)dx=(2/3)p^{3}f'(a) が成り立つ。 以上です。 お手数ですが、よろしくお願い致します。

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noname#232123
noname#232123
回答No.1

f(x)は[-p, p]で連続ですから、x^2*f(x)は原始関数をもち、(d/dx)F(x)=x^2*f(x) をみたすF(x)を1つとります。 このとき、 ∫[-p to p]x^2*f(x)dx=[F(x)]=F(p)-F(-p)ですから、題意は、 区間I内のあるaに対し、 F(p)-F(-p)=(2/3)p^3*f(a) ... (*) が成り立つということです。このようなaが存在するとして、(*)をpで微分して、 F'(p)+F'(-p)=2*p^3*f(a), すなわち、 p^2*f(p)+p^2*f(-p)=2*p^3*f(a) ⇔ f(a)={f(p)+f(-p)}/2 ... (**) ですから、(**)をみたすaがI内にとれることを示せばよいことになります。 f(-p)<f(p) のときは、 f(-p)<{f(p)+f(-p)}/2<f(p) ですから、f(-p)<f(a)<f(p) をみたすaがI内に存在します(中間値の定理)。 f(p)≦f(-p) のときも同様。 2) 前問のように進めてみます。 (d/dx)F(x)=x*f(x) とすると、次式をみたすaがとれることを示します。 F(p)-F(-p)=(2/3)*p^3*f'(a) より、 p*f(p)+(-p)*f(-p)=2*p^2*f'(a) ⇔ f'(a)={f(p)-f(-p)}/{p-(-p)} ... (*) 平均値の定理より、(*)をみたすaがI内に存在します。