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当てはめることができますか?現代の日本に。
とある大学のレポートで 『マルクス主義を 現代の日本に当てはめはめたら どうなりますか?』という課題が 出されているようです。 質問です。 1.当てはめることはできますか? 2.当てはめられるとお答えいただいた方 どういう社会になるとおもいますか?
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1.当てはめることはできますか? もちろん可能です。 2.当てはめられるとお答えいただいた方 どういう社会になるとおもいますか? どういう社会になるか、という前に、どのようなプロセスを経て共産主義にたどり着くのかを考えなくてはなりません。 まず、日本国憲法29条で財産権というものを認めておりますので、私有財産を否定するために憲法を改正しなくてはなりません。 また、マルクス主義はプロレタリア一党独裁の制度ですので、議院内閣制、両院を有する日本の議会制度と完全に矛盾しますのでこれを破壊する必要があります。 歴史的に見れば、中国共産党が国民党に勝利した直後、何を行ったかを考えるとわかりやすいです。共産党がまず行ったのは銀行の接収です。 共産党は、中国大陸にある全ての銀行をものすごいスピードで差し押さえ国家保有の元に置き、通貨の発行を完全にコントロールしました。同時に、市場で流通する債権や証券の換金や担保、民間の金貸し業を禁止し厳しく取り締まりました。当然、個人の貸し借りも禁止ですので、秘密警察と密告制度も必須でしょう。 市場と通貨の自由な流通を、完全に国家の支配下に置くことなしに共産主義は実現できないからです。人間の欲望を肯定しこれをエネルギーとして市場を拡大させる資本主義とは異なり、共産党が策定する計画経済のみに従って商品を生産するのが共産主義です。 さて、このような過程で、国外に資本の流出が起きますので、空港と洋上を封鎖し、身ぐるみを剥いで検査しなくてはなりませんが、今はインターネットでカネが移動する時代です。移動先の国の銀行口座を差し押さえるだけの軍事力も必要ですね。スイス銀行を脅迫して逃げ出した日本人のカネを全て取り戻さなくてはならないからです。 すぐに気が付くとおもいますが、このプロセスには幾つもの暴動と殺戮、戦争の発火点が潜んでいます。ただし、そのような悲惨な歴史上どこの国でも起きており、特に珍しいものでもありませんので、許容の範囲でしょう。 この他にも宗教はアヘンですので、あらゆる神社仏閣を破壊し、国家の祭祀を司る頂点であるところの天皇陛下にも退位していただかなくてはなりません。王様を追い出した国はいくらでも有りますので特にどうということはありません。 憲法、議会、天皇、宗教、通貨、市場、逃亡した反革命分子からの財産接収、これらを成し遂げてやっと共産主義体制がはじまります。 このプロセスを十分に理解できれば、その先に広がる国の姿を想像することはたやすいと思いますのでこれまでにさせていただきます。
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- Nouble
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全く完全にあてはめる 此は無理だ と、思います マルクス氏は 人はまごう事なき完全な神の子で 清く尊い と、言う幻想の元論じている かも、知れませんが ならば、大地主も人 搾取等、起きる筈もない ゆえに マルクス氏が想定する 人の世には 同氏か論じる余地がなく 着想した時点で 既に間違えてた 着想時点ですら 間違えているものは 現代日本に当てはめていいものか? 完璧に当てはめられるか? そういう事です ですが、 部分から学ぶ 此は、できますから 一部をあてはめる事は、できます マルクス氏が要点として目指すは 搾取の無い平等な社会 此の実現ですよね? 何をもって平等か? 此を正しく定義し直せば 例えは、 存在するから平等、から 労働における、個別の 努力、苦労、達成や成果度、生産性、可能性、貢献した期間、その他、 此等の総合評価において 別途ある福祉を除いて平等 と、する 簡単に言えば、 乱暴な言い方をすれば、 労働や社会貢献に対して平等 ただし別途福祉がある と、言う感じですね こうすれば 部分適用は可能だ と、思います し 既に 此の国の法には 平等に対する評価において 別の評価基準ですが 既に適用済みだ と、思います そういう意味では 適用しても何も変わらない または、 既に適応済み、には、 1から新たに適用する 此はできない つまり 適用はできない 此の両方が言える と、思います まだ、平等再定義か不完全で、不備がある とは、思いますが 既に此の国は、 不完全な共産国ですから 新たには 共産国化はできない 平等再定義等、当てはめ過程等にもよるが もし仮に 当てはめても無駄、 または当てはめられない ならば、大きくは何も変わらない
お礼
ありがとうございます。 マルクスが描いた社会は「資本階級」と「労働者階級」が はっきりと2分化されているという前提のもとに 新たな社会をつくるということを理想に掲げていましたね。 おっしゃる通り、日本にはある種の平等化が行われているのも 事実で、はっきりとした2分化はされていませんね。 はっきりと分かれていない中で革命も起きないし また、階級闘争などもってのほかなのかもしれませんね。
お礼
事細かい説明ありがとうございます。 これだけ具体的な事例をしっかり明記すればレポートもばっちりですね! しかし、私有財産を否定する憲法改正、そして銀行などの接収など 本当にこれを実行すれば、日本が大混乱に陥ることは間違いないですね。 確かにいえるのは、賛同者が少ないということでしょう。 天皇制の否定や、神社仏閣など宗教の抹殺など 日本の根幹をなしているものがなくなっていくわけですから このやり方に賛同するものなどなかなかいないでしょうね。