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ALTEC406Zの自作箱について
ALTECの406Zというウーファーを入手しました。同系のウーファーは「Madera」密閉型約41L、「Bolero」パッシブラジエーター方式約52Lというパターンで使用されていますが、今回はバスレフでの自作を考えています。ユニットのデータが乏しく設計に苦労しています。箱の容積、ダクトチューニング等ご意見いただければと思い質問させていただきました。宜しくお願いいたします。
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またまたiBook-2001です♪ 少しずつ、わかってきたぞぉ。 日本に紹介されたBolero(890C)より、1世代古い機種で、製品番号890Bというシステム当時のユニットのようです。 ユニットの基本的な緒元は、後継機のとほぼ同じと考えて問題無さそうです。 もしかすると、このユニットの原器ともなっていたかも。。。 http://audio-heritage.jp/JBL/unit/le10a.html ココから先は、あくまで個人の憶測になります。 先に書きました通り、密閉から一部開放まで、実際にはどの音を気に入るか、という事となると思います。 バスレブレックスに絞るのであれば、振動板面積の1/2から1/10くらいの開口面積、無難なのはおそらく1/4くらいかな? ダクト長でチューニング周波数をかえられるのですが、測定値を整えたいのならインピーダンス測定を行なって、、、でも実際は出て来た音が心地よいかどうかが重要だと思いますので、脱着式にして、長くしたり短くしたり、聞いてみて良さそうなポイントを見つける、というのがベストだと思います。 無響室などでの測定結果をベストにしたい。というのなら話は変わって来ますが、実際の利用環境には定在波やその他の影響も有るので、自作の場合は「自分の部屋」に適したサウンドにチューニングしちゃう。というのが結果的には心地よい音を得られます。 ユニット単体の低域共振が30Hzほどのようです、日本のユニットはJIS箱に取り付けたときの測定なのですが、おそらく箱なし、フリーエアでの測定値だと想像出来ますので、ダクトのチューニング周波数は30Hzの1.5倍から2倍、45Hzから60Hzあたりで、程よい感じが得られるだろうと思われます。 箱の実効内容積から、ダクト開口面積を元に、およそ50Hzくらいのダクト長を求め、その長さより長くしたり短くしたりしながら、試聴をされるのが良いと思います。 同じダクトでも、吸音材の入れ具合により、聴感上の感じが変わりますし、聞いている室内特性にも左右されますから、計算値で完成、感性にも良い、とは成らないのが難しくも有り、その後のチューニング、自作の醍醐味でもあります。 がんばって下さい♪
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- iBook 2001(@iBook-2001)
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再び iBook-2001 です。 ボレロって、コレですよねぇ。 http://audio-heritage.jp/ALTEC/speaker/890c.html ウーファーは、406-8Cって事なので、このユニットのはず。 http://audio-heritage.jp/ALTEC/unit/406-8c.html 色いろ、406Zとは値が運用な気がしますが、、、
補足
お世話様です。入手先eBAYの商品説明を添付します。 For sale is a pair of Altec 406-Z 10" Alnico Speakers. They spent their life in Altec Bolero Speakers - just removed them and sell the speakers as the tweeters were bad. Speakers work well without any issue - no rubbing voice coil, no funny noises, no surprise. ということで、内容が本当ならボレロのウーファーが変更されたのだと思います。
- iBook 2001(@iBook-2001)
- ベストアンサー率48% (4188/8705)
はじめまして♪ ずいぶん、不思議な?ユニットのようですねぇ。 おそらく、ドコカのギターアンプ/ベースアンプなどに組み込むのを前提としたユニットでは無いでしょうか? こういうユニットは、いろんなデータから理想設計を求めても、案外ウマク行かない事が多く、有る程度の狙いを付けて、あとは聴感で仕上げる。トライ&エラーで追求して行くしか無いでしょう。 バスレフとして利用したいようですから、40~50Lの箱にして、一部を脱着可能なサブバッフルとし、ダクト開口面積やダクト長を交換比較試聴が出来るようにして、色々試してみるのが良いと思います。 開口が無いメクラ板を取り付ければ、密閉にもなりますし、サブバッフルなしでは一部開放ともなる。 ほんとに楽器用だった場合、密閉とか、振動板面積より大きい開口部を持った一部開放という使い方も想定されていたと思いますので、Hi-Fi用ユニットの、机上の理想計算に沿った方法が良い、とは限らないかもしれません。 ユニットと言う素材の味を感じて、そこからどのように調理するかは、クラフトファンの腕と個性の見せ所。既成概念に縛られすぎず、いろいろ試してみて、自分が気に入ったサウンドを得られるようにされた方が良いと思います。 がんばって下さい♪
お礼
過去に製作した箱を2つ合わせて60L程度に改造して、容積、ダクト等いろいろと試して楽しんでみたいと思います。とても参考になりました。ありがとうございました。
補足
すみません、ボレロに使用されていたようですので、Hi-Fi用です。
- mpascal
- ベストアンサー率21% (1136/5195)
珍しいユニットのようですね。 http://homepage3.nifty.com/stonetechno/unit-looking.html ユニットの特性がわかれば、 http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/bassreff.htm
お礼
類似?ユニットの値でシミュレーションしてみたいと思います。ありがとうございました。
補足
ありがとうございます。その昔620Aを聞く機会があり、あまりの素晴らしさ故MyAudioの最終目標としてきたのですが、現実問題あの箱のサイズは東京の住宅事情からムリと判断せざるを得ませんでした。そこで小型箱に対応できそうな406ウーファーに白羽の矢を立てて、806ドライバーと組み合わせて、大好きな自作でスーパーライト級?ALTECシステムを製作しようと目論んだわけです。Fo(推測値)と実効半径しか判らないため、やむを得ずJBLのLE10あたりのデータを参考にして、とりあえず60L弱の箱でカットアンドトライしてみようかと思っていますが、406についての情報や使用経験、ご意見等お待ちしております。宜しくお願いいたします。
お礼
丁寧にご説明いただき感謝いたします。大変参考になりました。特にダクトチューニングについては目からうろこの思いでした。というのも過去に調べた結果からダクト共振周波数「Foの×1~0.8」との概念があり、それで計算するとJBLやALTECのシステムのチューニングと明らかに違うと感じていたためです。これで先に進めそうです。スピーカーの自作は下手の横好きで大小含めて20ほど楽しんできましたが、最近やっと自分好みの納得が得られるようになってきました。最高の「自己満足」目指して頑張りますのでまたご指導ください。ありがとうございました。