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A380の今後は
昨日27日の日経では、A380の受注が苦戦しているとの事。CEOが、生産打ち切りかとの憶測を否定したとの内容もありました。 年30機ペースで受注できて、やっと2015年に損益分岐点に達するとか。その30機すら現状ではおぼつかない。2014年は20機の受注実績です。 開発費は、円にして1兆5千億以上かかっている。これを取り戻すのは容易ではない。 時代は、777、787、或いはA350で、世界中の目的地へダイレクトに飛んで行く流れになってますからね。 どうでしょう。 A380が生き延びる、いや、売り上げを伸ばして行く事が出来るアイデアは有りますか?
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A380は満席になって長距離を飛ぶ場合の利益が大きいのですが、満席にならない場合、あるいは単距離でのシャトル運航では(運賃が安いので)利益がでないのです。 したがってA380のような巨大機は、8,000キロ以上の長距離路線に投入するわけです。 しかし、折角投入した長距離路線で予想外に搭乗率が悪かったときに収益が期待できる転用先が無い。 収益が悪くても大陸間横断路線などの長距離路線で運用を続けるしかない。 一方のB787やA350XWBなどは、長距離路線で満席ならもちろん儲かりますし、予想外に搭乗率が悪くて、他路線に転用するときも応用が利く。つまり経営リスクが少ないわけです。 だから、JALの様に長距離路線を沢山もっていながら、A380には見向きもせず、A350XWBを44機も大量導入するエアラインが現れるわけです。 「ETOPS207」の認定によって双発機の洋上飛行に関する制約が事実上なくなってきたのも、整備コストが二倍になるA340, A380系の4エンジン機のValueを低下させていますしね。 A380は、今後30年ぐらい飛び続ける歴史的な機材ではありますが、今後の飛躍的な増産の可能性は少ないとみています。 JALのようにB787とA35XBWの二機種体制を構築する企業はリスクを回避して安定収益をあげるでしょうし、より多くのエアラインが経営リスクを分散・最小化する選択をすると思います。
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既に130機以上の引き渡しがされて居て、総受注数はキャンセルを引いても300機弱、現時点で有るようですが? 成田空港に行くと、午前中に、3機がランプから滑走路に向かってタキシングしているのを見られたりしますが、日本のキャリアの物が無いのはちょっとさみしいですけどね。 日本にそんな風に来ているくらいですから、結構海外では使ってるんですよ。 引き渡し残で、まだ100機以上残っているみたいですからね。 まぁ、景気の先行きがどこの会社も見えないので、あまり先になる発注はしにくいという事でしょうね。 世界的に中型機を数多く飛ばすという事をやったために、いまじゃ深刻なパイロット不足に陥ってしまいました。 パイロットをどんどん育てるか、パイロットの数が少なくても良い大型機にしていくかという所を考えなければならないでしょうね。 飛行機は高くても、お金で解決できますけど、パイロットはお金じゃすぐに解決できないですからね。 世界的に人手不足になっている状態ですから。
お礼
回答有難うございました。
お礼
幻と消えましたがSKYの目論見はまさにそれでした。 A380でNYとかロンドンに飛ばす。大手より安めで。これで採算撮れる筈だと。 長距離でないとあの機種は旨味が出ない。 エミレーツが未納分も含め140機を発注していますが。それ以外は10機か精々20機前後のエアラインが殆どです。 結構日経のあの書き方によれば先行きは厳しい。 回答にありますように、保有機種を絞れば整備コスト、操縦士の免許などコストカット・ロスカットに繋がります。 逆に言えばその絞った結果が、この航空機にとっては不利に繋がるかも。 エミレーツの様に100機単位で買ってくれるところが現れれば未来は明るくなるのですが、石油価格がこれでは・・・・夢の夢ですね。 回答有難うございました。