- ベストアンサー
大学の教科書について
大学の1~2年って教養(?)っていう授業ですか?アレで使う教科書というものは、入学後に一括して発注するみたいなんですが、受注生産なんでしょうか? 他の大学でも同じ教科書で授業をしているという事もあるのでしょうか? 一括発注後に発注するとなると価格も高騰するのでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
教科書と言ってもいろいろあります。自然科学系であれば、一般の書店においてある場合もありますし、語学関係とか、教員本人の著書で極めて限定的にしか使われていないものであれば、出版社の規模が小さく書店にはほとんどおいてないことが多いでしょう。 で、その発注というのは、出版社の在庫が少なく、予想以上の注文があった場合の対応に時間がかかるために事前に受注のようなことをしているわけであり、必ずしも受注生産ではありません。在庫が少ないと考えれば良いでしょう。 一般に大学の教科書、特に語学関係の教科書に関しては、事前に関係者に見本(献本)が配布されることが多く、それらの中から選んで(それ以外から選んでもかまいませんけど)事前に必要(見込)数を出版社に知らせるというシステムになっています。大学によっては生協がそれを取りまとめることもあるようです。 当然、複数の大学で採用されることもありますし、そうなって、1部でも多く売れるように出版社も努力するでしょうね。一括注文後であっても在庫さえあればその価格で販売されるはずです。ただし、運悪く在庫切れになることもあるでしょうし、その場合にはおいそれとは増刷してもらえないかもしれません。
その他の回答 (4)
- hirona
- ベストアンサー率39% (2148/5381)
一般教育科目は、学生が自由に選んで履修しますから、各学科の必修科目と違って「何人が受講するか」が見えにくいです。 また、(専門分野に関する本だから、卒業まで参考図書として必要になるかも、という可能性がある「自分が所属する学科の必修・選択科目」と違い)単位を取ったら用済みのことも多いですから、先輩から譲ってもらう学生も多いです。 先輩でなくても、1年生の時に一般教育科目を取りきれなかった人が(1年生から必修科目が多い学科では、そういうケースがあります)、1年の時に単位を取得済みの他学科の友達から、譲ってもらうこともあります。 そして、そういう本って、授業が始まってしまうと、在庫として置いておいても、買おうと思う人がいないような専門書だったりします。 だから、受注生産ではないけれど、必要な冊数だけを取り寄せて、在庫が残り過ぎて返品することが無いようにする(在庫として残すなら、いつかは売れそうな本を置いておきたい)ということだと思われます。 発注=本の発行(受注生産)ということでもなく、あくまでも取り寄せのことです。 本の定価は決まってますから、一括発注後に発注すると、価格が高騰することは無いと思います。 ただ、けっこう「その教授が書いた本」をテキスト(教科書)として指定されることがあるので、授業開始の時期に合わせて増刷することもあるかもしれません。一括発注後は「取り寄せの注文をしてから、入手できるまでに、期間がかかる」ことはあるかもしれません。
お礼
ありがとうございます。 昔の事ですが、事情が分かり気持ちがスッキリしました。
>教科書購入時期を逃した事がありました。手に入らない。値段が高いという事がありました。 書籍は,絶版になって古本屋でもとより高い値がつくことはありますが,現行本がふつうの書店で高くなることはありません。また,一度にたくさん仕入れれば安くなるということもありません。 「手に入らず値段が高い」という実例があったとすると,可能性としては,「教員が自著を自分の講義で使うために,出版社の倉庫にあった最後の在庫をすべて押さえた」というケースはありえます。著者が出版社から購入する場合は,著者割といって2割引になりますので,そのぶん安く学生に売ったんじゃないですか。あとで買おうとすると,もう出版社にはなく,あちこちの取次店に売れ残りを照会することになり,時間がかかります。著者割がなく正規価格になりますので,高くなります。
お礼
ありがとうございます。 もう15年も前の事なので忘れてしまった事ですが・・・おっしゃる通り専門書の類いだったと思います。
まず,教科書だけでなく,出版業界で「受注生産」という概念はないだろうと思います。書籍というものは,たった数十部くらいで印刷機を回すわけにはいかず,少なくとも500~300部は刷らないと商売になりません。シリアルナンバ入りの革張り宝飾装丁の超豪華本でないかぎり。 あとは,その授業の専門分野や,いわゆる「教科書」の性格によりますね。 1.理系,心理学,地理学,社会学などのように,「大学用教科書」として編集された書籍が完備している分野。世界スタンダードの教育内容が存在し,あちこちの大学で採用されて部数もでます。ちょうど改版されるときでなければ,取次店や出版社に在庫がないということはないでしょう。出版社側でも採用大学・担当教員・販売部数のあらましは把握しており,それにあわせて数年ごとに増し刷りしてストックします。売れ行きが鈍ってくると,増し刷り部数を少なくしたり,著者に「先生,そろそろ改版しませんか?」ともちかけたりします。先輩から後輩に古本が出回ったり,内容が古くなってきているからです。 なんでぼくが詳しいかって? そりゃあ,ぼくの教科書(共著)がその分野ではスタンダードなベストセラーになってるからですよ 笑。 2.やさしめの専門書を,「教科書」として使う場合。教科書というものは,最初から教科書として編集されたものでなければなりませんが,「現代○○学シリーズ」くらいのものなら,そのうちの1巻を専門講義で使えます。これもかなり部数が出ますから,在庫がなくなるということはありません。しかし,教科書として使う場合には,例年の受講生数をみながら在庫をたしかめます。 3.「教科書というものはない」とヘンなことをいう分野の場合。あえて分野名は書きませんが,教科書が存在しないような学問は,そもそも大学で教える必要はないです。 4.自分の売れない著書を売りつける教員の場合。売れない本(とくに専門性が高いもの)だと,「著者買い取り」というものが発生します。要するに,売れ残りを著者が買い取るか,最初から数百部を著者自身が買うという条件つきで出版するのです。これは作りすぎて学生に売りつけようというわけですから,在庫がなくなることはないでしょう 笑。
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました。 その昔、大学入学直前に事故にあいまして教科書購入時期を逃した事がありました。手に入らない。値段が高いという事がありました。 そういう事情があったのですね・・・。
- Turbo415
- ベストアンサー率26% (2631/9774)
大学の場合その先生が書いた本が教科書になったりします。 買うのは、新学期になってから大学生協で買ったりします。先生が変わらずに教科書も一緒だったらクラブの先輩から譲り受けたりすることもあります。何代も受け継がれたりするものもあります。 新品の本なら定価がありますから価格が上下することは普通無いですよ。 まあ、その先生が書いた本を教科書にするなら、他の大学で使うことは殆ど無いんじゃないでしょうか? 他の大学まで調べたことはないですけど。
お礼
ありがとうございます。 参考になりました。
お礼
ありがとうございます。 大学生協ですね。やはり需要が限られているので、そうなるのでしょうね。