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バースは本当にパワーヒッターだったのか
ランディ・バース選手のバッティング技術について教えて下さい。 ネットで調べて見ると、彼のパワーについての記述がいくつか見て取れます。しかし本当にパワーヒッターだったのでしょうか。 現在もナンバーワンの389というイチローも出せなかった打率、そして広角に打てる技術。 落合選手の神主打法は調べると、いかに素晴らしいかたくさんの情報が出てきます。 しかしバース選手はその打法について詳しく解説されたものがなかなか出てきません。 バース選手のバッティングの特徴を詳しく教えて下さい。
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- kerokerock
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パワーヒッターの定義って何でしょう? 「長打を打てる」ってのが定義なら彼はパワーヒッターです。日本においては。 あるいは「引っ張る打球が統計的に多い」ということならパワーヒッターではないかもしれません。 印象が強いのは『ベースから遠く離れて構えてた』ってとこですかね。 よく言われるのはこういうスタンスは内角に弱点があるからだと言われます。 厳しい内角球も「離れてしまえばド真ん中」ってわけです。 当然投手は外角を攻めます。しかし踏み込み+長い腕で外角にバットが届いてしまう。 結果「投げるところが無い」と投手に言わしめます。 映像で見るバースは逆方向へのHRが結構多い気がします。 甲子園は浜風でレフト方向への打球が伸びライト方向は失速しますので左打者にとって引っ張り打法はクレバーではありません。掛布選手も映像で見るとレフト方向のHRが多い印象です。 そういう点で球場に合った打法だったといえます。
- ゆのじ(@u-jk49)
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大リーガー時代の6年間で本塁打9本。この事実が全て。 1985年の日本球界3年目、本塁打54本の翌年、1986年に.389の高打率をマーク。 85年と86年を境にバッティングフォームが変わる。 85年までのフォームは、アメリカン打法である左手(後ろ手)主導。つまり、左拳でボールに対してストレートパンチを放つようにしてスイングするから、左拳はインパクトの直後、そのまま突き出された格好になって残る。後ろ手はそこでバットを離れる。よって、バースの場合も、前手の右手のみがバットを握り続けていて、その形にてフォロースルーしていた。 が、86年になると、左手(後ろ手)がインパクト後も離れなくなる。これが日本流でのレベル(水平)スイングの基本で、あくまでも前手(右手)主導。つまり、後ろ手でパンチする感覚(後ろ手主導感覚)を失くせば、後ろ手は、前手と一緒に回っていく(付いて行く)という理屈。 氏は、日本球界では本塁打より打率優先であることを理解したということ。 後は、人柄の良さが大変有利に働いた。人柄の良さを前面に出している外人選手の頭を狙う投手はいない。そういう安心感がある打者は、思い切った踏み込みが出来る。 逆に自身の弱さを隠すために、際どい球に対して投手に向かっていく打者(一見、素人目には、武闘派の打者)は、常に、頭への投球に怯え続けなければいけなくなって踏み込めない。清原などその典型。
お礼
85と86でフォームを変えていたのですね!初めて知りました。 大リーグの結果が全てということですが、つまりはパワーヒッターじゃないよ、ということでしょう。 とても詳しい解説、ありがとうございます!