ご冗談を仰っているだけなのか、・・・わかりませんが・・・
数字に強いと言うのは、数学が得意という話のことを指していませんよ。
通常は、スポーツでもビジネスでも(芸術でもそうですが)
そうした専門ジャンルについて、人を頼らず自分の力で何かを為した人を指します。
こういった人は、自画自賛して失敗することを恐れます。
数字を上手に活用して、自分の実力を測る工夫をしています。
更にこうした人が、自分の経験と数字の記憶を頼りに、人の実力や伸びシロを測ります。
数字を見て、自分の経験を思い出し、そこで努力している人の実態を想像しきる力。
これを数字に強いと言います。
記号としての数字を慣れていると言うことではありません。
数字に強い人が未来を読んで成功するのは、
自分が経験豊富であり、失敗と成功の鍵を知っているからです。
他人の数字を見ながら、
「この人はまだまだかかる」
「この人はとうとう壁を越えた。後で皆が驚くだろう」
と言う具合に解釈できるわけです。
株やFXであっても同じです。
会社勤めをして、責任ある立場に成ったとします。
そのときは、色んな数値目標を立てます。
ここで始めて、
「この程度(この数値目標ならば)は皆笑顔で余裕。
しかし、この数字を超えるように頑張るのは、死ぬほど辛い。
ライバル会社も同じ。業界も同じ」
とか、全体を見渡して、感じるわけです。
会社勤めをしていても、自分の辛さだけを意識していると、
数値と大変さのマッチングが出来ません。
こういう方は、数字によわいといいます。
そしてこうした経験があれば、
ある会社が発表したパンフレットを見ただけで、
その数値に驚き、
「誰も気がつかないなら今が買いどきだ」
とかできますよね。
企業などでも、こうしたことが出来る人が優秀です。
実際は、頭が良いのではなく、苦労人だと言うことです。
また、
売り上げ数値と社の雰囲気を記憶しています。
会社と言うのは、毎年こうした数値を発表します。
その数値一つで、職場の雰囲気が相当変わります。
つまりその経験から、
「うわ、あんな状態なんだろうな。ここはむりむり」
とやるわけです。
数学に魔法があるわけではありません。どうにもならない実体験の差です。
数値がもてはやされるわけは、他にもあります。
人の主観と言うのは困ったもので、
上手くやれていると感じるときは、外部の評判が非常に悪く、
人が自分の悪い噂をしていると感じるときは、他の評判が大変高いのです。
ですので、優秀と言われている若い人ほど、悲観して職場をやめて逃げ出すことになります。
私が少し前に部下を指導したとき、天才的な才能を発揮した人がいたんですが、
「幾らやってもだめだ。これは俺に向いていない」
とやめてしまったたことがあります。
こういう事例がたまに起きるのならば、因果関係は無いと思えるのですが、
どうも100%起きており、私自身にも起きていることが分かりました。
世の中で何かに秀でて、人に差をつけるためには、この罠を回避しないといけません。
つまり、主観と客観が逆転していると言う恐ろしさを、しっかりと確認した人が大成します。
俗に言う、超えられない壁の正体です。
誰かよりも優れた力を身につけたときは、
質問者さんのように実感が全くわきません。
これを知っているかどうかだけが差になります。
逆にいえばですが・・・
人より優れた力を身につけたとき、どの様な感じたすると思ったのですか?
また、そう想像したのは一体何の経験からですか?
つまり、経験が無いのに、
「きっとこんな感じがするんじゃないか?」
と言う、荒唐無稽な嘘が、何故か人には最初からあるんですよ。私もです。
本当はそんな感じはしないんですよ。
これに騙されず、
「本当の力がついたときほど、これくらい実感がわかないのだ」
と自分の感覚を訂正することが大事です。
例えば、誰かが努力して実力を伸ばしたとき、
これに対して褒めると言う行為は、正直誰にとっても難しいんですよ。
つまり、こういうときほど、人に無視されます。
ちやほやされると思い込んでいると、余計実感がわきませんよね。
そこで、大概の人は自分の感覚を修正するために、測定指標と言うのを探します。
つまり数値ですね。
数値を使って、自分の主観的な感覚=実感を殺す、戒めると言う行為をします。
数値を見て自分を安心させるとか、焦らせるとかをするわけです。
どこか特定の分野で大成する人は、こうした行為を必ずしています。
そうじゃないと、自分に惑わせれて、一定の実力線を越えられないんです。
自分には、才能がないという人がよくいます。
「ああ、良い所まで言ったんだな」
と私は解釈しています。それほど実感が無かったわけですから。
自分に騙されて辞めたのだというので大体あたりです。
また、何をやっても上手くいかないという人もいます。
この人も同様なのです。
女性にもてないと感じているときほど、女性から注視されています。
意外と自分はもてると思っているときほど、女性から気味悪がられています。
こびりついた性質ではなく、そういう実感がして、騙されると言う事ですね。
ということは、質問者さんは、
株やFXで成功するためには、数値に強くないと駄目だと思ったわけですから、
これは全くの逆であると言う論法が使えます。
また、株やFXをやりたいと思った理由があるはずですが、
実際にやると結果が逆になると言うことになります。
数値に強いと言うのは、こういう惑わしを防ぐために、
同じ立場の人が何人いて、どのくらいの率で成功するのかを調べ、
そのうえで、自分に「頑張れるか?」と問いかけることが出来る人を指します。
質問者さんは、驚くでしょうけど、
まったく関係ない立場の人から見ますと、物凄く不思議な質問に感じますよ。
それくらい、
「主観で大事だと思ったことは、実際には逆に働く」
と言う事です。
質問者さんの望みに関しては、株やFXは全く関係なく逆に働き、
さらに今取り組んでいることは株やFXには全く貢献せず、
思った以上に数学が得意に成っていると言うのが、実際のところだと思います。
自分が苦労をした分野ほど、正確な判断が出来ます。
数字に強いと言う人は、そういうツワモノが前提です。
ツワモノの中で、科学を得意とする希少な人がいます。
こういう人のことをいいます。
経験のない分野の中では、使いません。
数字と現実、実体験のトツゴウができないからです。
死ぬほどやった分野に関しては、数字を見ただけで、いやと言うほど想像できます。
こういう事をさしています。
子供の頃はわたしも、何のことだろうと思っていました。
大人達が話す内容をよく理解できず、
「きっと、こういうことだろう」
と思い込んでいました。
いまでもそういう内容が沢山あります。
この年でも、意味が全く違うと、きがついて驚くものです。
また、多くの(いい歳をした大人であっても)人が未だにそういう状態です。
なので、見当違いの努力をして、人生を嘆いているのだと思います。
勘違いをしなければ、それほど苦労がないのが世の中だと思います。
これをもって、経験の差が大きいとか言うそうですよ。
この経験の差と聞いたときも、全く違うことを考えていましたから、
経験の差と言うのは本当に大きいし、大事ですよね。
ですから、こうやって色々とお話しするのがよいです。
たとえ実感が無くてもですw
以上、ご参考に成れば。
お礼
ありがとうございました。