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PIXUS iP4830の給紙トラブル
PIXUS iP4830で印刷中に、用紙が印刷されないままままどんどん紙送りされてしまう給紙トラブルが、時々起きるようになりました。(年賀状印刷で往生しました)ユティリティで給紙ローラーのクリーニングをしても状況は変わりません。だましだまし使っていますが、同じようなご経験をお持ちの方がいらっしゃいましたら、対策を教えてください。3年も使っているもので、修理に出すのもおっくうです。
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プリンタの修理屋です。 正面カセットと後トレイの機種と言うのは、2004年モデルから続いていますので、そのことが直接故障の原因となっているわけではありません。 単に設計の問題だけです。 実は、PIXUS 860iと言うのは、2003年秋のモデルで、その年の夏から修理に定額修理が導入されました。 どこの部品をどれだけ交換しても金額は一緒と言う理不尽な制度で、メーカーは「だったら、細かい作業をなくしたほうが楽だろう」と言う名目のもとに、ユニット部品の設定だけにしました。 本当はメーカーの部品の在庫金額を抑えたかったはずですけどね。 PIXUS 860i はその初代モデルと言うわけです。 ユニット内部の構造の説明もなくなってブラックボックス化されてしまい、細かい故障でも原因の追究が難しくなっていました。 PIXUS 860i でも給紙ユニットの故障は結構ありました。 電気制御が極端に少なくなって、カムで同期を取るようなシステムでしたので、ギアの歯が一つずれると動作不良を起こしていました。 使い込むと給紙ローラーの表面が汚れて給紙不良を起こすこともよくありました。 iP4830の方が給紙性能は上です。 世間では「給紙ローラーが摩耗して・・・」などと言われていますが、摩耗の影響はほとんど出ませんし、摩耗自体も非常に少ないシステムです。 メーカーでは性能保証していませんけど、写真を貼りつけた分厚い年賀状の宛名印刷も苦も無くこなしてくれますしね。 この件だけが唯一問題になっていますが、最初の説明のように、ユーザーからのクレームが少なく、メーカーとしてはレアケースと考えているようです。 2008年~2011年までのモデル(iP4600~iP4930)は、構造もシンプルになり、個人的には非常に信頼性の高いシリーズと考えています。メンテナンス性はほめられませんけどね。 初期のモデルでは電気系の細かいトラブルと、ギア関係の異常摩耗があったのですけど、iP4700以降は対策され問題はなくなりました。 それと入れ替わるように、この問題が出てきたわけです。
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- 4G52GS
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プリンタの修理屋です。 その板(圧板と言います)の上下動を制御している部品が破損しているはずです。 動作が不安定なのは、その破片がおかしな引っかかり方をしている可能性があります。 サービスマンエラーを発して止まる場合もあります。 何かの加減で圧板が下がっていることもあるかもしれませんけど、タイミングよく跳ね上がらないと給紙タイミングがずれて不安定になってしまうはずです。 最初に書いた通り、修理に入ってくる機体ではかなりの割合で、その部品の変形が見られます。 修理の時は、たいてい交換しています。 メーカーへのクレームの電話は入れてもらった方が良いと思います。
お礼
有り難うございます。 折を見てクレームを入れてみようと思います。 今までキャノンのプリンタを使ってきましたが、こういうトラブルは初めてです。 前のもの(860i)はA4普通紙、ハガキとも同じ後ろトレイでしたが、紙送り機構が単純なのか給紙のトラブルはありませんでした。iP4830のように普通紙カセットと後ろトレイの使い分けをしているタイプは壊れやすいのでしょうか。 次回買い換えるときは考えてみたいと思っています。 ほかの機能はまったく問題ないのに残念です。
- 4G52GS
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プリンタの修理屋です。 本体を分解して、写真のユニットを外し、さらにそこを分解して交換します。 ちょっとコツも必要ですし、ユーザーさんでは難しいと思います。 部品をどうやって入手するかも問題です。 メーカーは部品の小売りはやっていませんしね。 また、定額修理はメーカーの窓口に持ち込んだ時だけで、家電店、事務機店では手数料を請求される可能性はあります。
お礼
有り難うございます。 素人には修理は難しそうですね。諦めました。 ハガキを重ねて連続印刷すると、連続して印刷されたり、途中で排紙されてしまったりの繰り返しで、症状が一定しません。一枚印刷した後、用紙ガイド板が元の位置の戻ればいいのでしょうか。
- 4G52GS
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プリンタの修理屋です。 2014年の年末から、この手の相談は多いですね。 このシリーズの、シリーズとしての寿命なのかもしれません。 ただ、質問の不備も多く、もう少し詳しく書いた方がいいでしょう。 個人的な意見ですけど、この件はリコールがかかっても不思議ではないトラブルです。 同じ故障で悩んでいる人が、こういう質問を見て、「自分のと一緒だ」と言うことになり、メーカーに多くの人がクレームをつければリコール扱いになるかもしれません。 (運送費は負担する必要はあるかもしれませんけどね) ところが、修理に出す人も少なく、メーカーとしてトラブルの発生は認識しているはずですけど、発生数は低いので問題はないという考え方をしています。 我々がいくらアピールしたとしても相手にはしてもらえません。そういう時は身内のような扱いをされますのでね。 顧客の意見に比べると、どんなに緻密なデーターを出しても扱いは低いのです。 さて、肝心のトラブルですけど、後トレイからの給紙ですよね。 部品が一つ破損しているはずですので、交換しなければならないはず。 外から見て簡単に判断はできます。 電源を正しく切った状態で、後カバーを開けます。 グレーの用紙ガイドがついている板が上がって給紙ローラーに接触していれば、この症状のはずです。 このシリーズでの修理の場合、80%以上は変形が見られます。 給紙ユニットの写真ですが添付しておきます。 iP4830でしたら、確認はしやすいと思います。 修理に出すのでしたら、7,000円の定額になります。(税、送料別) クレームをつけて交渉するか、知らん顔して買い換えるかは自由です。 後トレイのある機種ですので、大切に使ってほしい気もします。 他社もそうですけど、正面の2段カセットは給紙のトラブルが多そうですし。
お礼
有り難うございます。大変的確なご説明でよく分かりました。 確かに写真の「故障」の方の状態です。後ろトレイを押し下げると、「正常」の位置に戻りますが、印刷をすると、紙送り時に「故障」の位置の状態になり、印刷が終わってもそのままの状態で「正常」位置には戻りません。その位置からもう一度用紙を差し込み直して印刷すると、出来たり、出来なかったり(排紙されてしまう)です。何度も差し込み直してやっても同じです。 部品が一つ破損しているとのことですが、それは素人では交換は難しいのですか? 何度も差し込み直して指示された操作(エラーボタンで復帰)を繰り返すと、何とか印刷は出来るのですが、大幅に手間と時間がかかります。 7000円の修理代と持ち込む手間を考えると、買い換えた方が良さそうですが、ほかは何の問題もないので引っかかっています。
お礼
有り難うございます。 事情がよく分かりました。今のiP4830をしばらく騙し騙し使って、機会を見て新しいモデルに買い換えます。