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同じ構造なのにどうして意味が
(1) He was the last man to leave the office. (2) He was the last man to break his promise. という文があります。どうして、(1)は(2)のように、もっともオフィスを出そうにない人、という解釈にならないのでしょうか?
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- princelilac
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辞書では(1)…しそうにない、(2)最後に…する、と意味が2つ紹介されていますが、根本的には同じ事実を伝えています。 (1)であれば、 社員の中で最後に退社する人 (日本語では「働き者」という褒め言葉) ↓ なかなか退社しない人 ↓ 最も退社しそうにない人 (褒めているかどうか曖昧) となり、結局(2)と同じ訳に行き着きます。しかし、日本語では前後の文のつながりから、褒める言葉かどうかを読み取って言葉を区別しているのです。事実は同じでも評価や感情が違うのです。この文では、事実だけを伝えるのが英語です。 逆に(2)であれば、 約束を破りそうにない人 (日本語では「信頼できる人」の褒め言葉) ↓ めったに約束を破らない人 (やはり褒めています) ↓ 最後に約束を破る人 (最初と最後で変化すると「信頼できない人」という批判になります) (2)は訳の仕方で全く真逆の評価になってしまいます。しかし英語の場合は「信頼できる」「信頼できない」を同じ言葉で表現することが分かります。つまり、「信頼できる」「信頼できない」を別の言葉で表現する日本人にとっては、前後関係を正確に読み取り、その都度ふさわしい訳文を考えなければならないと考えられます。 ※「日本語は語彙が豊富」と言われることがありますが、別の気持ちには別の表現を使うのが日本語なのです。外国語(特に韓国語や中国語など)は、感覚や感情を表す言葉が少ない場合があり、何を言いたいのか分かり難い場合が多いものです。
- wind-sky-wind
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(2) のタイプはあくまでもしそうにない、という予想的なものです。 主語が一人称でもあくまでも自らの主張。 (1) で leave the office by midnight のような表現でも続けば別でしょうが、 ただ leave the office で「しそうにない」ということはあり得ず、「最後に出た人」 結局、おっしゃるように構造上は同じで、特に不定詞が続く場合はそうです。 関係詞を使えば (1) は who left the office と単に過去。 (2) は who would break his promise と違いが出てきます。 だから特に不定詞の場合は、構造上は同じでも不定詞以下の表現で自然に感じられる方、 ということになります。
- Him-hymn
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(1) He was the last man to leave the office. 彼は最後の人だったと言っています。どういう順序で最後になるのかといえば、会社を出る順番が最後、つまり、一番最後まで残っている人だったということです。 (2) He was the last man to break his promise. 彼は最後の人だったと言っています。どういう順序で最後になるのかといえば、約束を破るということでは、最後だと言っています。約束を破る人を順番に並べた場合、彼が一番最後に来るということです。そういう言い方をするかどうかは別として、説明のために言えば、 He was the first man to break his promise. であれば、彼は約束を破る順序では最初の人、つまり一番約束を破りそうな人です。 しかし He was the last man to break his promise. であれば、彼は約束を破る順序では最後の人、つまり一番約束を破りそうではない人、約束を破らない人ということになります。 英語では、どちらも最後の人であり、どういう順序で最後かをその後に言っている表現なのであって、似た表現だと言うことができます。ただ、日本語に訳すときに、両者の違いが分かりにくくなっているだけのことだと思います。 以上、ご参考になればと思います。