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クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いを

2014/12/14 08:58

クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いを教えてください。どういう思考の違いがあるのでしょうか？

sonicmaster
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Glory_777
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2014/12/14 10:32 回答No.1

Wikiで調べますと、前者は教育学の中で主張されたもの、後者は経営コンサルタントが提唱したもの。前者は学問の領域で後者はある会社（マッキンゼー社）が流行らせようとした造語です。 Wikiを読むと、ロジカルシンキングは英語圏での一般用語ではなく曖昧であるとして詳しく紹介していません。経験と勘で経営をしていたり、先輩方からの言い伝えなどで方針を決めている時代があり、その時代のビジネス・シーンにとっては新鮮な話だったようです。一つの結論や方針を出すにあたり、そこに至った思考の過程をストーリーにし、その過程の中で人を説得するに足る材料を集め、上手に見せると言う考え方です。この中では、一つ一つの事実を解釈するにあたり、自分が述べたい内容にふさわしい証拠になっているのかを、幾つかのツールを使うことで教えています。本質的には未来のことはやってみないと分からないとしていますので、「幾らなんでも見当違いの方針をたてちゃまずいでしょ」「その上で魅力的（セクシー）なものじゃないと人は動かないでしょ」と言う二つの理念があり（と想像され）、必要最低限の論理思考を初心者向けに簡素化し、実践的に人を口説き落とすための方法論として体系化しているようです。「幾ばくかの根拠と自信を持って、　相手にとっても信じたいものに仕上げる必要がありますよね？」と言うメッセージと私は解釈しています。ですので真実を見極めるための思考法ではなく、一つ主張をする（間違っているかどうかは別として）ためには、事実を基にしたデータを使い、ここから自分の解釈を述べ、それが数字や傾向として人も同意するものであり、加えて聞く人にとって価値がある、聞いてよかったと思う答えをつけて話す。こういう習慣のことをさしています。今流行のコミュニケーション能力のことです。あくまでもビジネスの中で活用するノウハウですから学問ではありません。ビジネスマンとしての思考の習慣と言う感じです。例えば、彼らがミッシーと呼ぶ用語は、数学では直交と言いますし、その他のツールも理科系の人ならば別の用語で覚えている概念です。しかし、理科系の人は、事実を解釈し魅力的な提案にする思考が掛けています。文科系の人は、魅力を語りますが、根拠が乏しい場合があります。これらを繋げて一つの力にしようと言う意図に思えます。 Wikiでは、ロジカルシンキングと論理学を勘違いし、ロジカルシンキングを学問と思い込んでしまった人のために、変わりに論理学について（これは相当凄い学問ですが）紹介しています。全ての学問の祖がギリシャ時代に作られておりまして、論理学を利用して数学や物理学などができています。理科系の人が論理に強いのは当たり前と言うわけですね。クリティカルシンキングは教育学での話のようですから、どうすれば論理性を身につけられるかと言う一つの練習方法ですね。さて、これらがよく提唱される本質的な問題についてお話します。「あれ、この人ちゃんと思考できてるんだろうか？」昨今になってこんな疑問を持つ人が増えたと言う事です。論理的思考が出来る人は、それを出来ない人とコミュニケーションが取れません。また、論理的思考が出来ていると錯覚している人も同様です。本来は事実をつかって皆で得をしようとするのが思考の目的です。となれば、意見が違うはずが無いのです。どこかで、事実を展開できず、願望が混入していると言う事ですね。人によって意見が代わるというのは、情報量の違いもありますが、そもそも思考力に差があり、論議をするレベルじゃない場合もあります。実は後者の原因が大半を占めており、人間の殆どが思考を出来ないと言う事実が根底にあります。例えば全ての学術書が論理でかかれておりますから、論理思考が身についている人は、漫画を読むような感覚で楽しんで読みます。そうでない人は苦痛を味わいます。となれば、全ての技術や最先端の学問は漫画を読むように身につけられるはずです。これが出来ていないのに、論理的思考が出来ていると主張する人が多いんですよ。そこに対して警笛を鳴らす話が多いわけです。以下に人が思考が出来ないと言う理由を述べていきます。人の思考と言うのは、実は筋道がたっておりません。脳には短期記憶と長期記憶というものがありまして、前者は15秒～20秒で揮発します。つまり覚えていると言う錯覚だけが残り、15秒前に考えた内容は忘れているんです。わたしが会社の同僚で試したところ、7秒で忘れていました。ある程度まとまった内容について考えようとすると、考える時間が15秒を超えます。そうなると途中から何でそれを考えていたのか忘れているわけです。人間に良く似た脳の構造を持つチンパンジーは、短期記憶しかなく長期記憶を使えないそうです。 15秒～20秒を超えて記憶を維持するためには、人間でも訓練が必要となります。この訓練をしていないと、20秒以上思考することが辛く、激しい頭痛がする（らしい）ようなのです。ここから何が起きるかと言うと、・他の人に考えさせて結論だけを覚えておくと言うやり方を自然にとってしまいます。また、思考自体が苦しいと、思考する時間を短くしたくなるため、「それが本当なのか？」と言う疑問をもとうとせずに、次に進みたくなります。さらに、「考えなくても皆がそういってるし、それでいいじゃん」とか苦しさから結論を急いでしまいます。こうなると考えても結論は変わらないとしたくなりますよね。そのために願望と論理の区別が曖昧になっていきます。単なる願望であれば、それに相乗りするのは危険ですよね。ところが、一見して論理に見えるものもあります。「赤信号みんなでわたれば怖くない」これについて突っ込みを入れたくなりませんか？この突っ込みをする気持ちとか、その突っ込みのときに述べる理由みたいなのが批判的思考、クリティカルシンキングです。この例題について賛同しない人は多くいるはず。まずは赤信号であるとはどういう意味なのか？（渡ってはいけないと言う強制力なのか？　危険を知らせるものなのか？）　後者であるとしても、本当に危険なのか？　危険でなければ渡ってよいのか？　）さらにここを渡る理由についてみんながどうして関係するのか？（何かを共に生産するとかで協力することが尊ばれているのに、　みんなでやることが良いこととして相殺できる免罪符として認知がある）怖くないことは渡ると言う目的の理由になっているのか？（怖いのが渡らない理由なのか？）みんなで渡れば本当に怖くないの？　確かなのか？（迫り来る車を前にして、皆で怖い思いをするだけじゃないのか）最終的に、みんなで渡れば怖くないと言う結論がでたとしても、それを実行に移すかどうかとは別である。など次々に批判的な思考が生じます。ある程度訓練をすると、一瞬でこういった思考が生まれ、頭の中に記憶されます。さきの例題は多くの人の経験則に訴えかけ、その上で15秒以内に想像が完了するために、誰にでも”まった”が掛けれます。しかし、子供であったらそうならないかもしれません。さらに、15秒を超えて思考が必要な例題であった場合は、やってることは「赤信号をみんなで渡っている」だけなのに、大人ですら気がつかない場合があると思いませんか？世の中の不条理や不具合は、そういう思考力の限界から生じています。赤信号を皆で渡っているとき、これに対して反対する子供がいたとして、この子供の主張は相手にとって理解できないわけです。つまり止める事ができないという結論になります。こうした中で、充分な思考力を持つ人が危険を避け、他の人と違った成果を徐々に作り、最後は大きな差となり、この差によって指導者として選ばれるようになります。多くの人が一定水準の思考力を身につけていれば、そこから選ばれる人は大変高い水準になるでしょう。これを目指して学校教育があるのですが、思考ではなく”暗記”のような覚える方法で対処する子供が増えているんですよ。（例えば公式の暗記と解法の暗記、その練習）これでは本末転倒ですから、純粋に思考力だけを精査し、ここで人を評価するもしくは、この力を伸ばす仕組みを定着させないといけない。こういう意図で沢山の思考法が提唱されていると言う事です。批判的思考の一例として「光よりも早い速度を持つものはない」有名な提唱ですが、アインシュタインは、学術世界が「光より早い速度をもつものを探し、一番乗りの名乗りをあげよう」と盛り上がっていたときに、これを言ったそうです。クリティカルシンキングだけではなく、ここに論拠とさらに魅力的な公式を提唱しています。こうした知力の融合がもっとも素晴らしいといわれており、パラダイムシフト、ブレークスルーなどと呼ばれています。マッキンゼーのロジカルシンキングは、主張を行う場合の作法について教えており、クリティカルシンキングは、暗黙の前提から最悪の間違いを探す思考法を提唱しています。これらが完全であると、アインシュタインの様な提唱ができるようになるわけです。以上、ご参考に成れば。

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