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飛行機の前輪が出ているか出ていないかを警告で確認する理由とは?
- 飛行機の前輪が出ているか出ていないかを確認する方法について疑問を持っている人も多いかもしれません。
- 管制塔の職員に確認してもらうより、カメラで目視できるようにすればいいのではと思う人もいるかもしれませんが、その理由は何でしょうか?
- この記事では、飛行機の前輪が出ているか出ていないかを警告で確認する理由について解説します。
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飛行機には車輪が降りて正しくロックされていることを検出する機能と、その状態を示すランプ等はあります。車輪を下す動作をしたのに降りているランプが点かないとパイロットは異常として着陸を中止し、車輪の状態の確認等を行います。警告、というのは着陸態勢にあるのに車輪が正しく降りていないことの警告でしょう。 この時点で可能性としては、 (1)車輪が降りていない (2)車輪が降りていることを検出する装置の故障 となります。(2)を確認するためには車輪の状態を確認、となるのですが、降りていたとしても最後まで正しく降りてロックまでされているかは別、となります。もしロックされていないと接地した瞬間に脚が倒れてしまうこともあり得ます。これは目視では十分に確認できない可能性が高いです。だから、対策としては、この装置の信頼性を高めるのが現実的でしょう。他の機構も同じです。たとえば舵が動いていることを離陸前にチェックしますが、舵を目視で確認するわけではありません。舵の位置を示す装置が舵を動かす装置と独立して設けられていて、操縦席で確認できるようになっています。エンジンも同じですね。回転数、各部の圧力、燃料の流れなどを計測すれば正しく動作しているかわかります。 飛行機は、事故の歴史から安全には非常に髙い配慮がされています。車輪は油圧で降ろしますが、油圧が故障した場合は車輪を鵜収納している状態での固定を外せば脚の重さで降りて風圧等でロックされるように設計されています。もちろん動きが悪くてロックまでされない可能性はありますが、固定を外すのはワイヤ等で簡単に行えますね。 現状、足が安全に降りたことを検出する機構があればそれで十分、となるのでしょう。その機構が故障した場合、前述のように目視で安全が確認できるわけではありませんから、直接見えても、カメラがあったとしても安心はできません。 ところで、車輪が降りなくて外部から目視で確認したこと、小説等で読んだことはありますが、実際にやった例はあるのでしょうか? 小型機で操縦訓練時に行ったような記述は書籍でありましたが・・・。
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>ただ、動画を見て、車輪が出てるか出ないかわからないというのは金払ってる乗客としてちょっと怒っていいレベルなんじゃないかなと思いました。 それがいつもそうなら怒っても良いレベルでしょう。 いつも起こってるんでしょうか? わたし自身は年間10~20フライトくらい乗りますけど、今まで一度もそういう事はありませんでした。 エンジンが起動できないとかはありましたけどね そもそも、車輪は、コクピットから操作を行って、出る物で、完全に出てロックされると、正常に着陸脚が出たという事をセンサーで検出して、その表示が出る物と理解しています。 小型機中型機で3本の脚があり、それぞれすべてにチェック装置が付いて居る訳で、そのほかにカメラをつけろと言う事ですよね? 何重にセンサーなどをつければよいのでしょうか? たとえばセンサーで異常が出ていて、カメラで撮影して居たとしても、完全なロックが行われたかを映像だけで確認する事は出来ません。 カメラで脚がでていたとして、それをあてにしてOKと判断してロックされて居なかったために足が折れた場合はどうするのでしょう?かえってカメラがあだとなる可能性もあります。 センサー類などは多くあればよいと言う物じゃないんですよ。 センサー自体の故障と言う事もありますからね。
- trajaa
- ベストアンサー率22% (2662/11921)
カメラが故障したらどうする? カメラの状況を確認する監視装置でも追加する? その監視装置が故障したら? 車輪は離着陸時にしか使用しない 何キロ、何十キロ先で出ているかどうか状態を確認出来るのと 着陸時に管制塔から確認するのと 取るべき行動に大差はない 常に最悪の状況を想定して行動するのが原則
- FEX2053
- ベストアンサー率37% (7995/21381)
極端な言い方をすれば、脚関係の伝送ケーブルのコネクタが 抜けちゃえば、カメラがあっても確認はできないわけで・・・。 さらに言えば、「カメラが映らない警告」も発生させると、その 警告が出ただけで、緊急着陸が発生するわけで・・・。 要はその「確認手段」に、どの程度の信頼性を持たせるかと 言うことと、コストの兼ね合いの問題ですね。なので、今のとこ、 「外部から目視する」という確認手段以上の信頼性と低コストな 確認手段がない・・・ってことなんです。 何にせよ、航空機の各種システムは「信頼性」第一で設計されて います。今のデジカメなどはそういう「信頼性」の点で及第点が 上げられない、という面もありますよ。
お礼
ありがとうございます。 >極端な言い方をすれば、脚関係の伝送ケーブルのコネクタが 抜けちゃえば、カメラがあっても確認はできないわけで・・・。 >さらに言えば、「カメラが映らない警告」も発生させると、その 警告が出ただけで、緊急着陸が発生するわけで・・・。 二重三重の安全性を確保しているのが旅客機ですよね。 伝送ケーブル抜けちゃえばって、別にカメラに限った話ではないのでは…。 >今のデジカメなどはそういう「信頼性」の点で及第点が上げられない、という面もありますよ。 最近の機体ほどデジタル化が進んでいると思うのですが、カメラは古い機体でもついているにはついていると思うんです。客席のモニターで外界が映しだされるので。 別にいつもカメラで監視すべきと言っているわけではなく、車輪が出ないなどの重大アクシデントのためのに、車輪が出ているか出ていないかパイロットがわからないって、どうなのかなと思ったので。これこそ信頼性がないんじゃないかと思いました。
- mits0709
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その程度にしかテクノロジーが発展していないからです。 速度・振動・気圧変化その他の影響で、頑丈なはずの車輪軸可動機構ですら時おり故障するのに、 それを上回る耐久性のカメラとモニターを更に設置するのは、実質的に不可能でしょう。 頻繁に交換するなら耐久性は低くても済みますが、そうなると整備の費用と手間が跳ね上がって、 採算性や人員や設備を大幅に拡充しなくてはなりません。 最近、市販の自動車でバックモニターやレーダーブレーキサポートが標準装備されるようになり ましたけれど、これも技術がそこまで発展したからこそです。 将来的にテクノロジーが進み、安価で信頼性のある機体監視システムでも出来ない限り、現状の アナログな方法で確認するしかないと思いますよ。
お礼
>速度・振動・気圧変化その他の影響で、頑丈なはずの車輪軸可動機構ですら時おり故障するのに、 >それを上回る耐久性のカメラとモニターを更に設置するのは、実質的に不可能でしょう。 飛行機、カメラついてますよね…。 離陸時、着陸時などに客席用に映し出しているカメラ。 古い機体では画像荒いですけど。
- maiko0318
- ベストアンサー率21% (1483/6969)
>カメラを設置すればいいだけ 無理です。カメラの重量いくら位でしょう。 燃料の重さも考えて操縦しているのですよ。 なるべく燃料を乗せないで着いたところで入れるというふうにしています。 そのため、バックギヤを積んでいません。 バックギヤが重たすぎるのです。 で、到着時は前進で到着し、離陸時は車に押してもらってバックしています。
お礼
ありがとうございます。 前に機内の食事で使うスプーンやフォークのグラムを削減することで燃費を少しでも抑える、というのを聞きました。 しかし車輪が出ているかどうかを何キロも先にいる管制官に頼るって安全性としてどうなのかなと思いました。 カメラの重量、たしかにかさむでしょうが安全性を犠牲にして燃費優先っておかしくないですかね。 そもそも今の時代、カメラなんて数gか数十gで作れます。もちろん飛行機用のカメラだとそれなりに信頼性は上げないとダメでしょうが。 乗客はデジカメやハンディカメラ持ち込んでて機体には重くてカメラつけれないとか、なんか本末転倒な気もします。 もちろん自分のようなドシロウトが言えた口ではないんですが…。
お礼
ありがとうございます。 >カメラが故障したらどうする? 現状で車輪が出るか出ないかの監視システムがあるのでそれが優先されるのは当然だと思います。なのでカメラが壊れたら着陸できないなんてのはないはず。常時監視するわけではなくあくまでも今回の緊急時用にあればどうなのかなと思ったので。 また故障したらどうする?というのはどの系統の部品でも言えることですよね。 >着陸時に管制塔から確認するのと >取るべき行動に大差はない 大雪、大雨、霧で監視できない場合ですが、そのような悪天候でも監視できるようなシステムがあるのなら問題はないと思います。 ですが、世界では日本のような立派な管制塔がない空港もありますし…。 まあタッチ・アンド・ゴーすれば目視できそうですね。 すみません、文句ばかりで。 ただ、動画を見て、車輪が出てるか出ないかわからないというのは金払ってる乗客としてちょっと怒っていいレベルなんじゃないかなと思いました。