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地域経済・地域振興に強い大学院
- 地域経済や地域振興について、革新的な研究を行っている大学院をご紹介します。
- 明治大学ガバナンス研究科、法政大学地域研究センター、東北大学経済学研究科(地域イノベーション研究センター)などが注目されています。
- 他にも地域経済や地域振興に力を入れている大学院があれば、ぜひ教えてください。
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追記。ちょっと興味や責任を感じて少し調べていました。 文科省の公式サイトに,国立大学の「地域系の研究センター」の一覧があります。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/sangaku/sangakub/sangakub3.htm ずいぶんありますねえ。いいかえると,「地元サービス」を謳わないと,国庫から金をぶんどりにくくなったということです 笑。前にあげた岐阜大学は,ぼくの記憶どおりこの方面の動きは早い部類のようで,センターももっています。内部的には,こういう部局にも人員を割かざるをえなくなると(ふつう純増ではなく全学から寄せ集めてくる),そのぶん教育・研究が弱体化するんですよね。ぼくがいくぶんシニカルな書きぶりをしているのは,そのためです 笑。 たぶんこれが最新の動きの1つだろうと思いますが,高知大学は学士課程(学部,4年制大学)の地域協働学部で来年度入学者から募集するかもしれません。あいまいな書き方をする理由は,文科省の新設認可が下りて正式発足,正式募集のはずだからです。大学院は,その学生が進学する4年後から実質的に動くのかもしれません。
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あらら。ぼくが「大都市のほうが地についたネタが少ない」と婉曲的な書き方をしたのに,doc_somday大先輩がすっぱぬかれちゃいましたよ 爆。もっともぼくらは育ちが理学系だから,その筋の研究者にはおおいに反論はあるでしょう。もしあれば,どうぞ。 いくつか応答をみていて,あなたには関心もあり,よく頭も回るように感じますから,連休の工作の接着剤が硬化するひまに少し加筆しましょう。連続した文章にまとめる余裕がないので,乱雑な箇条書きにします。 1.大先輩が指摘されるように,大学教員は「業績主義のなかにいる人間」です;地元に首まで浸かった県庁職員じゃあない。ぼくが前に書いたように県の審議会委員になれば,それなりに引きずりこまれますけどもね。それは時間ばかり食われて,効率的に論文になる仕事じゃないだろう(たぶん)。もっとも,いまはそういう「地域貢献」も年次報告上で「業績」に参入できますから,徒労ではありません。 2.効率的に論文に書けるのは,むろん,たとえば「一村一品運動」のような「成功談」(をつまみ食いすること)です。しかし,「成功談」をおらが村でやってうまくいく保証はありません。むしろ共倒れする危険がおおきい。リゾート開発とか,なんとか博覧会とか,なんとか博物館(箱物)とか,いくらも前例があるでしょう? 新製品(商品・サービス)を開発すれば,かならずパクリがでてくる。 3.だから,「セオリーがない分野」とか「地域ごとに結論が異なる分野」といえるかもしれませんね。セオリーがあるとすれば,大先輩が指摘されるように,「人類史上でヒトが一カ所に集結する傾向を持たなかった事例は,原理的に人口密度を高められない狩猟採集社会や遊牧社会などごく少ない」笑。中国のように沿岸部が偏在して発展すれば,ふつうは貧しい内陸部から人口流入が起こります。そこは社会主義国,出稼ぎしか認めていないはずです。日本も社会主義革命から始めるかい? 爆 4.前にあげた研究センターでは,かならず「年次報告」(紀要)を公刊しているはずです(それにも予算と労働力を割いている)。大学公式サイトにも公開されていることもあるでしょうから,読んでみればいいです。明らかに地域研究の素人が,センターに配置転換されて書かされたと推察される「同情を禁じ得ない」作物もありますよ 笑。 5.地域系の学部・大学院では,ふつうは卒業・終了後の進路として「公務員」も(筆頭に)あげていると思います。文科省も認可申請時には「教育目標や想定される進路も書け」と注文します。あなたも大学公式サイトで進路を確認するといいです。このとき,公務員は採用試験がありますから,行こうといって行けるわけではないのですね。現場で汗水たらした学生よりも,法学部生やひいては公務員予備校生のほうが筆記試験はできるかもしれない。 6.本件は,公務員採用のありかたとも連携した話だと思います。だいいち,県庁にそれなりの学識のある職員を揃えていれば,大学のセンセイを呼んでくる必要はないだろう(無料奉仕だから気軽に呼べるだろうけれども 笑)。公務員採用枠に「地域学」のようなものを新設するか,あるいは修士修了者を「協議採用」する(筆記試験を課さないで研究業績を審査する)かしないと進路はなかなか確保できないでしょう。
お礼
再び興味深い加筆をありがとうございました。 大学内部は外から見るよりもはるかに複雑で利害関係が入り組んでいるようですね。 ちらっとHPを見てみたところ「リポジトリ」を公開している大学も多いようなので、自分の興味分野に近いものがあるか探してみようと思います(ちょっと大変そうで、覚悟がいりますが…。ひとまず、岐阜大と近隣の大学からはじめてみます)。 私はこの分野の勉強をしたいと思うにあたり「どうせやるならば、片手間にやっている先生より本気で取り組んでいる先生に指導を請いたい。加えて、私の知らない革新的な研究をされているところがあるなら知りたい」という軽い気持ちで質問をさせていただいたのですが、お忙しいところ、もろもろのご回答をありがとうございました。
- doc_somday
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「教授」が苦悶されているので、皮肉を言いたくなりました。 通りすがり様お許し下さい。 ご質問者が興味を持たれた分野は非常に重要で、「小都市」が「街」にそして「限界集落」へと崩壊 していく現状を「なんとかしたい」という「危機意識」が見えてくるのですが、かなり「苦しい」 それは以下の理由だ、 1.その研究をしたい研究者・教授は「真面目なのか?」 2.その様なセンターに「意味があるのか?」確かに「制度」を作ったから「公認」は得た。 3.メガ大学つまり、東大、京大、の方が「有能な」教授が居るのでは無いか? 確かに学会やシンポジウムを開くと、力のある教授・研究者が来るから一目瞭然だ、 それは非常に不幸かも知れない、メガ大学の教授は自分の位置から絶対に動かない、 だって、学生も院生も超優秀だ、フィールドワークの俯瞰力がバカバカしいほど違う。 だから研究対象が首都圏や上方に無くても「研究し易い」では無く「論文の書き易い」 場所から動かない、動くとしても三年で戻ってしまう、その期間に超有能な「部隊」を 連れて来て、美味しいところを絨毯爆撃する、残った場所にはぺんぺん草しか生えない。 つまり、もう「研究対象」など無くなるのだ。 さらに蛇足だが、西欧でも同じ事(地域の没落)は二千年前から起きていた、だが知らない 「教授」が居たらどうなるだろう、その現象・歴史は巨大な書籍になっており、 足掻いても、「事例研究」にしかならない、バカバカしくて誰も読まない。 もしあなたが「真面目に」一生を掛ける気なら、欧州へ行くべきだ、米国の教授も研究は 欧州でやる。ただ、残念ながら生きてはいけない。
お礼
通りすがりに立ち止まっていただき、ありがとうございます! 政府の補助金が集まるところでは悲しいかなよくある話なのかもしれませんが、この分野の問題点を少し垣間みた気がしました。 不勉強な自分がこんなことをいうのは無知をさらすようなものですが、地域、都市、限界集落のトピックは、事例はあるがこれといった共通した答えはないと思っています。しかしながらきれいに結論づけられた記事や文章を読むと、現場から安全な距離をとった若干の嘘くささを感じたりもします。それは、doc_somday様が書かれた理由によるところもあるのかもしれないですね。 米国の教授は欧州で研究をされるのですね。歴史とそれに伴う事例が豊富だからでしょうか。欧米ではSocial Changeや様々なActionの研究やリサーチ、方法論が盛んだと伺っています。そんな場所で勉強をすることに対して羨望はありますが、経済的にも学力・時間的にも無理なのが残念です。また自分の興味の対象が日本で今現在かかわりのある地域なので、そこを中心に掘り下げられればと考えております。経済や統計を体系的に勉強したことがないので、それはネックになりそうですが。 とりとめのない文章になってしまいましたが、ご回答ありがとうございました。
匿名投稿であり,ぼくの勤務先がわかるお答えは,ごかんべん 笑。ぼくの知人がかかわったことで知っており,かなり早期に設立されたはずのところでは,岐阜大学地域科学部・地域科学研究科があります。
お礼
了解いたしました^^ 岐阜大、調べてみます。ありがとうございました!
研究内容が「革新的」かどうか,体系的な「カリキュラム」を有しているかどうか,「研究センター」を設置するほど余力があるかどうかはわかりませんが,経済系や「地域」を学部・専攻名にするところでは,地域経済や地域振興を研究している教員は普遍的にいます。いまは各地方国立大学も<地域貢献>をうたっていますから(お上からそんな任務も押しつけられていますから),かなりの数にのぼると思います。むしろ,裕福な大都市を地元とする大学のほうが,地について研究すべきネタは少ないかもしれませんね。 地域貢献を意識するしないにかかわらず,地域経済が専門や副業なら「おらが県の最高学府のセンセイ」は県の審議会委員なども拝命し,各種事業に指導的発言をする立場に立たされています。熱心な人は,ゼミ学生を動員して「○○地域調査報告」を毎年公刊したりしています。ぼくの同僚で。
お礼
ご回答をありがとうございます。 そうですね、大学のHPなどを見ていても関連する研究科がたくさんあり、色々意義が書かれているのですが、既存の科の説明を変えただけ(失礼!)で対応されているのか、本気で力を入れて取り組まれているのか、よくわかりませんでした。 業界(?)で地域振興といえばここ、といわれるような大学や先生がいらっしゃるようでしたら教えていただきたいと思い、質問させていただいた次第です。 ちなみに、ご同僚の方はどちらの大学の方でしょうか。もし差し支えないようでしたら、大学名だけでも教えていただけましたら幸いです。
- phosphole
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直接の地域振興になっているかはわかりかねますが、鳥取大学の農学部は、砂丘を使った農業の研究をしています。・・・うーん、すいません、ご質問の主旨と違うようです。
お礼
さっそくのご回答をありがとうございました。 いえいえ、きっかけを教えていただければこちらから調べにいくことができますので、助かります。 しばらくご回答の受付は継続しておこうと思いますので、また思い出されることがありましたらお願いします。
お礼
おおおお、ありがとうございます! リンクのページ、予想以上の数で驚きました。センターの人員の話も興味深いです。 高知大学、HPを見てみたら確かに認可申請中とありました。高知は県としても広報に力を入れられていますよね。この動きもその関係があるのでしょうか。 一般個人ではなかなかたどり着けない情報をいただき助かります。ありがとうございました! また何か思い出されることがありましたらよろしくお願いいたしますm(_ _)m