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トロイの木馬

トロイア戦争の終結を決定づけた木馬作戦は、ほんとうにあつた話なのですか。

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回答No.1

こんにちは。ちょうどオデュッセーを読もうと思っていたところです。 三つの説があるようです。 1 実際には破城槌のようなもので、馬に似ていたためそう呼ばれた。事情を知らないのちの口承歴史家が、名前の由来を知らずに、神話の中で変形させた。そのころ、アッシリア人が、動物の名前を付けた攻城兵器を使用しており、火矢を防ぐために湿らせた馬の皮で覆っていた。そういうものであった可能性がある。 2 トロイア戦争の時に、実際に地震が起きて城壁を破壊した。ポセイドンは、海、馬、地震をつかさどる神である。 3 木馬が船を意味していたという説。古代ギリシャの水軍は、船を馬のように利用していた。馬は、戦士を潜ませた贈り物ではなく、平和の使者を乗せた船であったという説。 トロイア戦争自体の真偽につてもいろいろあるようです。Wikiによれば、シュリーマンの発掘調査では、破壊の跡がある地層が見つかったことから、それがトロイア戦争時代のものと考えられたようですが、のちの研究で、その地層の破壊は地震によるもので、その上の地層から、戦争による破壊と考えられる痕跡が見つかったということです(紀元前1200年中期とのことですが、ドイツ語版のWikiでは、この地層の研究もまだ明らかではないと書かれています)。さらに、 トロイア戦争それ自体は、確固たる歴史に編纂されるものではなく、紀元前1700年から紀元前1200年頃にかけて、小アジア一帯が繰り返し侵略をうけた出来事を核として形成されたであろう神話である。しかし、これについては、紀元前1250年頃にトロイアで大規模な戦争があったとする説もあれば、そもそもトロイア戦争自体が全くの絵空事であるという説もないわけではない。 トロイア戦争にまつわる叙事詩の全てが架空のものではないとすれば、その中心はやはりイーリオスの破壊と考えられる。都市が火災に見舞われたことは考古学的に間違いないが、それが侵略によるものかどうかは、可能性としてはかなり高いものの推察の域を出ない。さらに、トロイアの略奪があったとする場合、『イーリアス』に従えばアカイア人による侵略ということになるが、ミュケーナイが宗主権を握っていることや、ここに登場する諸都市がミケーネ文明に栄えた都市であることから、アカイア人が入植する以前のミュケーナイ人による侵攻、あるいはトラーキアやプリギュアの他民族による侵略であったと考えられる。少なくとも、アカイア人であったとする積極的な証拠は存在しない。 とあります。日本語版のWikiですが、参考文献がかなり上がっているので、参考にはなると思います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 先日、「馬鹿力」の御質問が削除されましたが、何かあったのですか。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ぶらげろさんとねこさんは、まだ老荘の議論をしています。私はもう行きませんが、老荘に関しては、ねこさんと同意見です。

noname#214841
質問者

お礼

いつも回答ありがたうございます。私は元の本を読むのは好きなのですが、背景を解説したやうな書物はめんどうに感じて、なかなか手が出ません。ついつい質問してしまひます。創作かもしれませんが、それならそれで、どこから持つてきた題材なのか、ずつと気になつてゐました。木馬作戦の詳細は、クイントゥス『トロイア戦記』にあるのですが、ホメロスよりも1000年も後の叙事詩ですので、歴史的には参考になりません。 >>ちょうどオデュッセーを読もうと思っていたところです。 学生のとき、ギリシャ語の授業ではじめて読んだのが『オデュッセイア』でした。Tastenkastenさんは何でもお読みになるのですね。 >>1 実際には破城槌のようなもので、馬に似ていたためそう呼ばれた。 お示しいただいた三説のうち、これがいちばんありさうに感じました。海岸から城内への移動も必要ですから。古代兵器には詳しくありません。実際にはどんな名前だつたのでせうか。アッシリア語はわかりませが「シス」ですか。 >>2 トロイア戦争の時に、実際に地震が起きて城壁を破壊した。 ポセイドンもトロイア戦争にかかはる神ですから、これもありさうです。 >>3 平和の使者を乗せた船であったという説。 戦争の終結につながりましたので、この説もうなづけるものがあります。 トロイア戦争そのものにつきましては、私としては、あつた、と思つてゐます。美女をめぐつて、英雄たちが10年間も争ふのは実にいい話です。 *** *** *** *** *** >>先日、「馬鹿力」の御質問が削除されましたが、何かあったのですか。 回答がつかないので自分で削除しました。平日は忙しくて、お礼が書けないかもしれないので、月曜の朝までにはなるべく決着をつけるやうにしてゐます。 >>ぶらげろさんとねこさんは、まだ老荘の議論をしています。 >>私はもう行きませんが、老荘に関しては、ねこさんと同意見です。 ねこさんは老荘思想に詳しいやうです。私も儒教よりもはるかに好感を抱きます。Tastenkastenさんの神道への影響のご意見も納得いたしました。ぶらげろさんは、ずいぶん気にしてゐるやうです。ブログのコメントでそんなことを書いてゐました。同じ見解ばかりではおもしろくありません。 アイネクライネのページはむづかしすぎて解りませんでした。 OKWaveに移動となつてから、回答評価の数字がgooなどと連動しなくなつたので、何かと不便です。 ご回答ありがたうございました。

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その他の回答 (14)

回答No.5

>私の回答への3件はTastenkastenさんなのですか。 教えて!gooでのクリックがOKWaveの方にも加算されるのなら、1件は私かもしれませんが、gooでは、自分が回答した質問のほかの回答者をクリックしても、数字が増えないことがあります。ですから、3件とも別の人かもしれません。今OKWaveの方でクリックしてみたら、1件だけ増えて、4件になりました。10回クリックできるのはOKWaveの会員だけでしょう。新システムにそれほど苦情があるのなら、遠からず撤回になるかもしれませんね。 名言の質問者は、結局コメントなしですね。最初に別のカテに出た時は、回答する気はありませんでした。目的は彫刻ではありませんよ。「彫り物」です。

noname#214841
質問者

お礼

おはやうございます。 >>新システムにそれほど苦情があるのなら、遠からず撤回になるかもしれませんね。 現在検討中とのことでした。少なくとも、パートナーサイトと評価件数が連動しない点だけでも改めてもらひたいものです。 >>名言の質問者は、結局コメントなしですね。 STAP細胞騒動で他人の言葉の無断引用が大大的に糾弾されたにもかかはらず、名言集などではあひかはらず、出典を明示する態度が皆無のものが多くみられます。私もペルシャ語翻訳のページで、どのペルシャ語訳聖書かを書くのを忘れましたけれど。プラトンのページは少し書きすぎたのかと反省してゐます。以前の「神と祖国のため」のときのやうに回答しないほうが良かつたのかもしれません。 >>目的は彫刻ではありませんよ。「彫り物」です。 確認してみると、たしかに「彫り物」でした。「彫り物」といつたほうが一般的なものも指し、範囲がひろいのでせうか、刺青のこともさういひますから。 御指摘ありがたうございました。

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回答No.4

>歴史順では『イリアス』が先ですが、読む順番はどちらでもかまはないとおもひます。回答番号1「お礼」に書きましたが、私は『オデュッセイア』を先に読みました。 こだわらなくてもよいのですね。私はどうも順番にこだわってしまうたちです。 ~~~~~~~~~~~~ 一つお知らせしておきたかったことがあったのを思い出しました。例の会員の行為について、plapotaさんや私が入会する前に気付いて、何とかしようとしていた人がいました。結局うまくいかず、それ以来参加をやめたようです。偶然ですが、その人もクラシックの音楽家で、得意言語もドイツ語でした。plapotaさん同様、法律についても質問していたようです。 http://oshiete1.watch.impress.co.jp/qa8463425.html http://okwave.jp/qa/q8233807.html http://oshiete1.nifty.com/qa8452841.html http://oshiete.chance.com/qa8204130.html ~~~~~~~~~~~~ コンクールの回答をクリックしたのはplapotaさんですか? やりすぎですよ(笑)。

noname#214841
質問者

お礼

こんばんは。 >>何とかしようとしていた人がいました。 >>結局うまくいかず、それ以来参加をやめたようです。 お気の毒です。ヴィオラ奏者なのですね。IDはまだ残つてゐますから、戻つてきてくださればよろしいのですけれど。先日同じ問題で悩んでゐたpendacoさんが久しぶりに投稿なさつてゐて安心しました。例のあの人は、Yahooでは死刑問題を中心に投稿してゐるやうです。 ご存じないかもしれませんが、今日哲学カテゴリにrasenkaidanさんの投稿があり、こちらも少し安心しました。 >>コンクールの回答をクリックしたのはplapotaさんですか? やりすぎですよ(笑)。 コンクールの功罪についての御意見には納得させられました。OKWaveでは10件クリックできます。哲学カテゴリのプラトンの名言のページは、会社のパソコンも使つて、20件投票しました。私の回答への3件はTastenkastenさんなのですか。 新システムについては、今日サポート担当さんとメールでやりとりしました。多くの利用者から苦情があるやうです。 ご回答ありがたうございました。

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回答No.3

こんにちは。 >クイントゥス『トロイア戦記』松田治訳 講談社学術文庫 >ホメロス『イリアス』の続きがおもしろく述べられてゐます。木馬作戦は第12巻です。 現在品切れのようです。再版を待ちます。「オデュッセイア」も「イリアス」の続編ですか。「イリアス」を先に読むべきなのでしょう。 >それからURLがどれか重複してゐたやうに記憶してゐます。たしか終りから2番目のもの。 ありがとうございます。助かります。あれは重要な例なので、正しいURLを出し直しておきました。 夕べ、これと同じような回答をお送りしたのですが、表示されていません。誰かが通報して削除させたのかと思ったのですが、削除通知のメールが届かないので、一昨日のシステム障害の名残なのか、私が送ったつもりで送れていなかったのか不明なので、もう一度お送りしてみます。

noname#214841
質問者

お礼

何度も御回答ありがたうございます。 >>「オデュッセイア」も「イリアス」の続編ですか。 >>「イリアス」を先に読むべきなのでしょう。 話としては『イリアス』がトロイア戦争終盤のアキレウスの活躍を中心に描いたもので、『オデュッセイア』は戦争後にオデュッセウスの帰国の旅についてのものです。歴史順では『イリアス』が先ですが、読む順番はどちらでもかまはないとおもひます。回答番号1「お礼」に書きましたが、私は『オデュッセイア』を先に読みました。 >>あれは重要な例なので、正しいURLを出し直しておきました。 「アレフ」さつそく聴きました。まつたくの素人ですので、コメントできないのですが、すんなりと受け入れることができます。 ペルシャ語の質問は、わかる範囲で答へておきました。知らない言語を扱ふと、どこに落とし穴があるかわかりません。だれかきちんとした回答を寄せてくれるといいのですけれど。 このところ、システムの具合がをかしいやうです。リニューアルへの非難が多いので、改装してゐるのかと思つたのですが、どうやらただの不具合みたいです。さまざまな試みは良いことですが、私としては、以前のほうが良かつたと考へてゐます。

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回答No.2

早速のお礼、ありがとうございます。 >木馬作戦の詳細は、クイントゥス『トロイア戦記』にあるのですが、ホメロスよりも1000年も後の叙事詩ですので、歴史的には参考になりません。 そうなんですか。でも、歴史的にはともかく、詳細が物語られているのなら読んでみたいと思います。文庫で入手できるのですか。 >アイネクライネのページはむづかしすぎて解りませんでした。 アイネ・クライネの回答は、あの質問者にも難しすぎます。そのテーマでは無理ですよ、ということが言いたいのであそこまで書きました。分析は、私自身も迷うほど面倒なものです。セレナードなどについては、以前plapotaさんも回答なさったアイネ・クライネの質問で、見当違いの回答がベストアンサーになっていたので、正しい見解を残しておこうと思いました。 >ねこさんは老荘思想に詳しいやうです。私も儒教よりもはるかに好感を抱きます。Tastenkastenさんの神道への影響のご意見も納得いたしました。ぶらげろさんは、ずいぶん気にしてゐるやうです。 私も儒教より老荘思想に好感を抱きます。ぶらげろさんは、あまりご存じないまま無理に反論しようとしたのではないでしょうか。ブログでのplapotaさんとのおしゃべりも拝見しています。「かんながら」の解釈で、ぶらげろさんが親鸞と鈴木大拙を出された時は、自己矛盾だと思っていましたが、ネコさんにツッコまれましたね。ネコさんのおっしゃるように「じねん」という考え方は、非常に重要なのです。日本の伝統芸術を理解するためにも、欠かせない考え方です。先ほど、ぶらげろさんが、再び老子について御質問を出されました。ついた回答を見ていると、知らない人ばかりのようなので、ちょっとだけ調べて、一言寄せておきました。議論の方はネコさんにお任せしたいと思っています。ネコさんの「偶然・必然」の質問についても、最初いろいろ調べて、三体問題とか、カオス理論とか、コペンハーゲン解釈なんていうものが出てきたのですが、理系でない私には理解できませんでした。しかし、我々の住む世界では、ラプラスの魔がまだ有効であることは理解できます。一般的なおしゃべりで参加しようかと思っていたのですが、ddtddtddtさんと、結局理系のお話になって、そちらの方が面白いので、参加はやめました。 DEADSPACEさんは、今度はペルシャ語です。無理して調べましたが、誰かペルシャ語のできる方はいませんか。 今日は、「クラシック」カテで、現代音楽を扱いました。よろしかったら御参照下さい。もう一つ、全然違う方向の音楽を先日扱いました。よろしかったらどうぞ。 http://okwave.jp/qa/q8768778.html こちらも御興味がおありでしょうか。 http://okwave.jp/qa/q8774113.html porsonのフォントは、ダウンロードしたら、お貼りになっていた画像と同じ字体がワードで書けましたよ。 おしゃべりしたいことは尽きませんが、また次回にいたします。

noname#214841
質問者

お礼

再度の御投稿ありがたうございます。 >>文庫で入手できるのですか。 クイントゥス『トロイア戦記』松田治訳 講談社学術文庫 ホメロス『イリアス』の続きがおもしろく述べられてゐます。木馬作戦は第12巻です。 >>以前plapotaさんも回答なさったアイネ・クライネの質問で、 >>見当違いの回答がベストアンサーになっていたので、 >>正しい見解を残しておこうと思いました。 ありがたうございます。 あの質問者は、たぶん知りあひのフクアカです。 >>私も儒教より老荘思想に好感を抱きます。 老荘思想については、TastenkastenさんやNemurinekoNyaさんの見解がふさはしいと思ひます。 >>ネコさんの「偶然・必然」の質問について DDTさんとネコさんのやりとりは、いつも話がかみあひます。相性がよいのでせう。 >>DEADSPACEさんは、今度はペルシャ語です。 >>無理して調べましたが、誰かペルシャ語のできる方はいませんか。 心当りがありません。DEADSPACEさんには協力したいと思ひますけれど。ルパンXさんが調べて回答なさるのではないでせうか。 >>今日は、「クラシック」カテで、現代音楽を扱いました。 この質問は昨日から注目してゐました。ベルリンフィルのフランケンシュタインがすぐになじめました。それからURLがどれか重複してゐたやうに記憶してゐます。たしか終りから2番目のもの。 MSNのときは、回答評価ボタンをクリックしておけば、私が読んだことがそれなりにgooやbiglobeの利用者に伝はつてゐたのですが、OKWaveではそれができません。不便になりました。 >>御興味がおありでしょうか。 これからじつくり拝見します。 >>porsonのフォントは、ダウンロードしたら、 >>お貼りになっていた画像と同じ字体がワードで書けましたよ。 お早いですね。porsonはOxfordClassicalTextsやLoebClassicalLibraryで使用される標準字体なのですが、ウインドウズで採用されず、このサイトでも使用できず、仕方がないので、ギリシャ語の回答は、ローマ字か画像にしてゐます。自分ではporsonを使ふのですが、人に渡すと、そのフォントファイルも必要になるので、Cambriaにしてゐます。porsonフォントを入れてゐる人なら問題ありませんけれど。 また御指導よろしくお願ひいたします。

noname#214841
質問者

補足

ドレの回答も拝見しました。 よく聖書の挿絵で見かけます。 モンヴェルは初見です。 いつも貴重な資料やご意見をありがたうございます。

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