• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:アニメーション業界の状況)

アニメーション業界の状況

このQ&Aのポイント
  • アニメーション業界の現状とは?
  • アニメーション業界の変化と課題
  • アニメーションの技術と今後の展望

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.5

田舎で細々と約25年ほどアニメーターをしています。 キャラ・メカ等各種デザイン・美術設定等・作監・原画・コンテ・演出・たまに監督 なんかもやってます。 他のスタジオの仕事も山ほどやってますので フリーと勘違いされますが東京の某大手スタジオの社員アニメーターです。 全体的な技術という風に捉えれば廃れているといっていいかもしれません。 デジタル化が原因でしょう。 セル画の生産が完全に終了してしまったので デジタルに完全移行しなければならなかったのは仕方の無い事ですが。 ただ、デジタル的な部分はソフトの向上により良くなってはいます。 監督・演出・(総)作画監督・原画・特殊効果・撮影・撮影監督 この辺りがやはりセル画の時と比べると質が落ちたなと感じます。 昔は制作進行あがりが多かったですが 監督・演出は今は作画あがりの人が多いです。 作画あがりだと打ち合わせ等で絵が描けるので 関係者にイメージを伝えやすいというメリットがあります。 ですが、一つのスタジオにずっといてある日突然演出やってとか言われると 経験不足から引出しが少なくておかしな演出をしてしまいます。 原画等でスタジオを沢山渡り歩いている人は制作進行に及ばないものの 色んな演出を見ているので引出しが多いのでなんとか大丈夫なレベルです。 昔の進行あがりの監督・演出は良かったです。 進行なので色々な人との付き合いがあり そこからあらゆる方面の知識等を吸収してましたから。 原画でスタジオを渡り歩いてるのとは比較になりません。 ただ、打ち合わせの際に絵が上手い人もいますが 大半は絵があまり描けないので言葉で説明します。 そうすると祖語が発生し注文と違った物があがってくる事もよくあります。 作画監督や原画も セル画の時代は Zガンダムが毎週セル画を1万枚以上使用していたので 当時の日本サンライズがブチ切れて 30分アニメのセル画の枚数を約3,500枚程度に抑えたのをきっかけに 各スタジオも順次これにならって枚数制限をするようになりました。 枚数制限がある中で動きを見せなければいけませんし セル画は無色透明ではないので5枚以上重ねると色が変わってしまいます。 セル画をどう分けるかは原画の仕事ですから 演出との打ち合わせが濃密なものになり あーでもない、こーでもないとどうしたら魅力のある絵が出来るか考えました。 また、原画は中割りの指示も出さなければいけないので動画経験が当たり前ですが 昔は動画で5年以上中には10年以上やって原画 原画も7~8年位やって作画監督になれるかなれないかでしたが 現在は絵が上手ければ動画経験2年程度で原画になってしまい 原画経験も1~3年位で作画監督になってしまう場合もあります。 デジタルになってからは枚数制限は無いにひとしく スタジオによってまちまちです(もちろん枚数制限のあるスタジオも沢山あります) セルの重ねも撮影ソフトによりますが殆ど99枚まで重ねられます。 特殊効果もセル画時代は職人技で重要な要素でした。 例えば、美味しんぼの料理は特殊効果で描かれています。 最初は背景が描く予定でしたが毎週毎週描いてられるかと 美術監督がブチ切れて特殊効果で処理しました。 正直、凄いです。 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYの特殊効果も凄いです。 メカの質感特効・ビームサーベル・バーニアの処理・エフェクト等 デジタルで幾ら幅が広がったとはいえマネ出来ない位 完成度が高いです。 デジタルの特殊効果はできる事は多くなったのですが ソフトが使えればいいのでソフトに使われてる感じです。 撮影もセル画時代は撮影監督が頭抱えて考えましたが デジタル撮影も同じく幅は広がりましたが 撮影監督はソフトで出来る事以上の事は考えずに 単に撮影カットの取り纏めみたいな感じです。 古いですが風の谷のナウシカの王蟲の動きは セルとハーモニー処理に分かれていますが ハーモニー処理は通常動かさない(動かせない)のですが 動かす様指示があったため 撮影監督が考え抜いて王蟲のハーモニー処理の裏や 撮影フレームに入らないよう輪ゴムを取り付けそれを弾いて撮影しました。 また、AKIRAのオープニングでいいのかな?の バイクチェイスのシーンでテールランプの残像が残りますが これも撮影監督が頭抱えて悩んであみだした画期的な撮影方法でした。 方法を説明すると長くなるので割愛させて頂きます。 こういった事を考えながら撮影するという事が無くなったのも 技術の廃れだと思います。 上記のように優秀な監督・演出・経験豊富な原画・撮影・特殊効果 仕上げが揃っていたので質問者様が高品質と思われたのかもしれません。 正直、スタジオによって差はあれどソフトが使えれば 仕上げ・特殊効果・撮影・3DCG等は誰とでもとは言いませんが 出来てしまいます。 当方もアニメーターですが 仕上げ(検査含む)・特殊効果・撮影・3DCGは出来ます。 原画・作監が未熟な人が増えてきたため 原画マンのセンスに任せますとかが出来ない為 どうしても魅力的なカットが描けない状況です。 悪い事に3DCGに渡す原画もキッチリ描かなくてもラフ原画 最悪アタリのついた簡単な原画でもOKなので 3DCGのお蔭で原画は面倒なカットを描かなくて良くなりました。 ですので余計に描けなくなるという悪循環になっています。 未熟な人に多いのですが 勝手にキャラ・メカ表を作って自分勝手に描いてくる人もいます。 そんな物は使えないので当方が作監等の場合はゴミ箱行きです。 以前当方がOPアニメの絵コンテ・演出を担当した際 撮影監督が数十カット撮影出来ないと言ってきました。 当方的には出来るはずだと言ったのですが 結局出来ないからと言って当方が自分で撮影しました。 セル画の時代はアニメカラーを使用し アニメカラーは太陽色彩とスタックの2種類ありました。 スタックは東映動画が太陽色彩はその他のスタジオで使用してました。 太陽色彩は安い分調合がいい加減で大瓶事に色が若干違って 太陽パカなんてよばれて仕上げ泣かせでした。 スタックは高い分だけ色合いは正確でした。 撮影フィルムも種類が色々あり スタジオ毎に違います。 高い物は発色も良く安い物は発色が悪いといった違いがあります。 現像所(東京現像所・IMAGICA・東映ラボ)があり 東映ラボは主に東映動画の現像を 東京現像所は安いけれど色合い等が甘い感じ IMAGICAは高いけれど色合い等は原色に忠実に現像してくれました。 この辺りがデジタルは0か1かのデータでしかないので セル画と違い差異は出ないです。 このフィルムや現像の違いもセル画の魅力だと思ってます。 製作費ですが 例えば1千5百万あったとします。 すると広告代理店がだいたい5百万位抜いていきます。 次にTV局が2~3百万抜きます。 残りはだいたい7百万位ですが スタジオも慈善事業ではないので百万以上は抜きます。 そうすると実際の製作費は6百万位です。 又制作Pによっては他のスタジオや海外に発注する際製作費の中抜きをします。 更に下請けに出すと下請けのスタジオも儲けをださないといけないので ある程度のお金を抜きます。 こうゆう状況なので殆どのスタジオは銀行から借金して 自転車操業でアニメを制作していますし これがアニメ業界の賃金の低さにも繋がります。 魅力が無くなった原因にオリジナルアニメが減った事もあります。 昔は原作もありましたがオリジナル作品が多かったです。 今はオリジナルは当たれば大きいですが外れると悲惨なので 安全策を取って人気・人気が出そうな原作・ラノベ・エロゲーばかりです。 特にラノベは似通った作品が多いので脚本がどうしても似通ってしまいます。 なので演出も似通ってしまう場合が多いです。 脚本がラノベ原作ばかりやっているのでオリジナル脚本が書けないのも現実です。 中にはオリジナルをきちんと書ける人もいますが数は少ないです。 原作物だと最終回を迎えていない作品が多い為 オリジナルの展開で終わる作品もありますが脚本がダメな為評判は悪くなります。 ラノベ・エロゲー原作を減らし制作本数を減らし 密度の濃いオリジナルが作れるといいなと思っていて スタジオからも企画出せと言われて当方も企画を出してはいますが通らない状況です。 余談ですが 宮崎アニメはジブリとの付き合いが長いので当方も参加してますが カット単位で観れば綺麗ですが 1本繋げてフィルムにしたら話は無いしシーン単位の纏まりもない 正直言って退屈でツマラナイ映画です。 例外はありますが基本的に新しい作画技術や撮影技法を一切受け付けない。 演出・作監がOK出して動画に回すカットを勝手に描き変える。 絵コンテも毎日変わるじゃやってる方としてはムカつくだけです。 日テレのあの異常な宣伝が無ければお客は来ないんじゃ無いかと思います。 ナウシカ・ラピュタ・トトロは大赤字でしたから。 それでスタジオ潰してますし。 以前、宮崎が手塚治虫を老害だと言ってましたが自身が今や老害だという事に ようやく気づいたかと。 人も育てない自分勝手にふるまう気分屋だから仕方ないですが ただ、ジブリは宮崎復活を画策してるみたいです。 新作は宮崎の上澄みをすくっただけの何の面白みのない作品で 突っ込んだ金額に対してダメダメだったですから。 ジブリは宮崎の為だけのスタジオですからそれでいいのかもしれませんが。 ちょっと愚痴になってしまいましたが 以上、参考になれば幸いです。

flat8954
質問者

お礼

非常に詳しいご回答ありがとうございます。 長年、アニメの仕事に携わってこられた方でないと、廃れているか否かは分からないでしょうから回答して頂けて嬉しいです。 アニメに限らないですが、デジタル化で便利になった分、人が知恵を絞ることが減っているのでしょうね。 ネットが普及しすぎて、何でも検索すれば分かるという錯覚に陥っている人も多いと思います。 昔の「金田一少年の事件簿」で原作はパッとしない微妙な話だったのに、アニメ版で感動したことがありましたが、ああいうのが演出とか監督の技術なんですかね。 セルを重ねると色が変わってしまうことは知りませんでしたが、お話を聞いてゲームのことを思い出しました。 昔はハードの制約が厳しくて、画面に表示できる同時発色数はわずかでした。 そこでグラフィック担当者は背景に使う色数とキャラクタに使う色数を考え、どの背景にどのキャラが登場しても破綻しないように計算して作っていたそうです。 それでも色数に無理があるときは、人間の目の盲点を利用して違和感が無いようにしていたそうです。 (キャラによって背景の色が変わりますがほとんど分からない。演出のように見える) 今では実写と変わらないような映像を表示できますが、日本のゲーム業界は衰えているように感じます。 アニメとなんとなく状況が似ている気がします。 最近のアニメはあまり見れていないので大きな声では言えませんが、やたらとアップが多い気がします。 某人気シリーズロボアニメのOVAでしたが、絵がすごく綺麗だけど、カメラアングルが目まぐるしく切り替わるし 人物やメカが画面に入りきっていなくて何が起きているのか分かりにくいと思いました。 (常に人物の頭が切れているとか、ビームライフルを撃ってるけど、何を撃ったか分からないとか) 映画「ドラえもん」なんて何が起きているのか凄く分かりやすいと思います。「夢幻三剣士」とか。 子供のこと考えてるなぁって感心しました。 ※最近「夢幻三剣士」を見てドラえもんのアニメって何気に凄いって思ったもので… 宮崎さんは絵は上手いのに、人格者ではないんですね(笑)。 原作のナウシカとか漫画なのにキャラが動いているように感じられて感動しました。 アニメだと映画「名探偵ホームズ」の追いかけっことか「紅の豚」の飛行機の描写が気持ち良くて好きです。。 ああいうのを見ていると、イラストレータとアニメータの違いを感じますし、アニメータを尊敬します。 色々書きましたが、これからもお仕事頑張ってください。 ※深夜アニメ、ハーレム話アニメが多すぎるので子供向けアニメの復権をお願いします

その他の回答 (5)

回答No.6

No.5です。 >アニメに限らないですが、デジタル化で便利になった分、 >人が知恵を絞ることが減っているのでしょうね。 >ネットが普及しすぎて、何でも検索すれば分かるという錯覚に陥っている人も >多いと思います。 全くその通りだと思います。 デジタル化で確かに映像的には綺麗になり仕上げ等は作業が楽になりましたが その分、人材が育たなくなってきてるのも事実です。 デジタル的な部分は人材が向上したのではなくソフトが向上したので ソフトが使えない人は置いてかれるというか厄介者扱いされます。 業界の悪い体質なのですが1年待てば新人が入ってくるから それが育ったら使えばいいし育たなかったまた1年待てばいい。 という悪習があるのでこれも改善していかないといけないです。 アニメーターは人としてどうよ?ってな感じ+口下手の人が多いので 新人教育が新人に上手く教えられない 新人も先輩が何言ってるのか分からないといった感じなので難しい所です。 ネットもそうですよね。 今は検索すれば大概の物はヒットしますから 自分で考えたり辞書引いたりなんとか探そうという努力がないと思います。 >セルを重ねると色が変わってしまうことは知りませんでしたが >お話を聞いてゲームのことを思い出しました。 セル画も無色透明ではないので重ねる事によって色がくすんでいきます。 ですのでセルの重ねは5枚までなんですが 5枚で収まらない場合も多々あるので5枚以上重ねる事もありました。 実際は8~10枚位はなんとか大丈夫です。 しかし、安いフィルムや現像が甘いとセルの重ねの多いカットだけ 若干暗くなってしまうという事も結構ありました。 タイムシートと呼ばれる撮影指示票があるのですが セル画の名残りかナンバリングが"A"~"E"までと5枚になっているスタジオが多いです。 ゲームはファミコンは制約が厳しかったみたいですね。 質問者様が仰る通りかと思います。 しかし、PS3はあまりに高度なOSだった為 プログラミング技術も物凄く高度な物が要求された為 殆どのゲームプログラマーは手が出せなかったと関係者から聞いた事があります。 幾ら性能のいいハードでもソフトに良い物が無ければ売れませんし。 何でも高性能にすればいいってもんじゃないなと思いました。 >最近のアニメはあまり見れていないので大きな声では言えませんが >やたらとアップが多い気がします。 アップだと作画が楽ですから。 アップはそんなに動きも無いですし止めで目パチ・口パクが多いですし 少し絵が上手ければ綺麗に描けるので多用する傾向にあります。 正直、原画が下手でも作監がそこそこなら簡単な修正でなんとかなりますし。 それに動きの激しい100枚位枚数使う原画もアップで1枚とかの原画も ギャラは基本同じですし。 >某人気シリーズロボアニメのOVAでしたが 絵コンテの切り方がおかしかったのでしょうか? 普通カメラワークはメカ物なら非常に激しく動いて何が起こってるのか わからないなんていうのはよく見かけますが キャラとかメカがフレームから切れてるのは完全におかしいと思います。 通常は撮影フレームを確認してスキャンフレームより大きく描くんですが。 スキャンフレームは仕上げで彩色する際にスキャナーで取り込める範囲です。 何かのミスで切れてしまったのか? そうゆう演出だったのか? 作品名は多分アレかなと思うのでアレだったら 当方もペンネームでバッチリ参加してましたから文句は言えないなと。 子供向けは正直難しいです。 60~120分子供を飽きさせない作りをするのは相当な技量が無いと難しいです。 子供は正直なのでツマラナイと思ったらすぐにチャンネル変えてしまいますから。 ドラえもんやクレヨンしんちゃんなんかはTVは別にたいした事ないんですけど 劇場になるともう作風がガラッと変わってとんでもない事になります。 作画も凄いし話も面白いし子供飽きさせない演出が随所に散りばめてあって 約90~120分子供が席を立ちませんから。 プリキュアなんかも話は単純且つ子供に人気のある変身シーンを 効果的に使用して応援グッズ等と映像を組み合わせ 子供を飽きさせない工夫をしています。 その辺りゲームの下地があるとはいえ妖怪ウォッチは化物かと思います。 ポケモン・ポケモン言ってた子供が皆妖怪ウォッチですから。 ポケモンも元は1年で終了予定だったのが 今でも続いてるのは凄いと思います。 色々変身シーンや合体シーンのBANKもやってきましたが 戦闘シーンよりも変身・合体シーンの方が子供には何故か人気があります。 変身・合体シーンが終るとチャンネル変える子供も多いです。 変身・合体シーンは毎週使われるので本当苦労しました。 >宮崎さんは絵は上手いのに、人格者ではないんですね(笑)。 当方からみたら宮崎は人格破綻者です。 宮崎とは何度喧嘩した事でしょうか。 でも、途中から馬鹿らしくなって辞めましたが それでもジブリからしかも宮崎本人から電話がくるたびに気分が憂鬱になりました(泣) ジブリは宮崎が思ったように好き勝手アニメを作るスタジオなのでそれはいいのですが 打ち合わせが本当に無意味で 一番ムカついたのがリテイク理由がチェックで見飽きたからリテイクって書かれてあって 流石にカチンときてリテイクカットそのまま出したら最初からそうしろと言われ あ、ちゃんとチェックしてないんだなと思って そこからジブリ作品は超手抜きでやってました。 どうせ宮崎が勝手に直すでしょって。 同じギャラなら手抜き方がお得ですもの。 でも、ジブリのアニメーターは可哀そうだと思います。 宮崎の我儘・気まぐれ・昨日言った事が明日になると違う リテイク理由も教えてくれずいきなりリテイクくらって 最後は宮崎が勝手に直す。 しかも、宮崎のYESマンでなければならない。 逆らう事は許されないですし。 見ていてホント報われないなと。 実力のある人材は何人もいたのに宮崎と鈴木Pが全部叩き潰してきたのも問題です。 それで、引退時には実力のある人に任せたいとかなんとか言ってましたけど(違ったかな?) ジブリは衰退していくだけかなと勝手に思ってます。 >※深夜アニメ、ハーレム話アニメが多すぎるので 深夜アニメは減らないとは思いますが (減らすと倒産するスタジオが増えます) ハーレム話は減らして欲しいですがラノベ・エロゲー原作が多い限りは 減らないでしょうね。 作画も1クール位でちょうどキャラ・メカに慣れてくるんですが 1クールで終わるアニメが多いので 未熟な人はもちろん、ベテランの人でも前やってたアニメのキャラ・メカを引きずって 作画がおかしくなる事もあります。 当方の尊敬する先輩原画マン・監督・演出の方もやはり このままだとアニメ業界自体が先細りになるんじゃないかと懸念してますし 今はセル画風のアニメを作ってますが 何時、ピクサーやドリームワークスみたいに3D風(飛び出す奴じゃないです)に なってもおかしくないななんて話をしてます。 始めてTVでデジタル撮影を取り入れたのは天空のエスカフローネですが 正直これは酷いと思いました。 その後、ゲゲゲの鬼太郎の第4期の途中から完全デジタルで制作されましたが これも正直酷いと思いました。 たまたまこの時東映動画に友達が席をおいていたので試写で観たのですが 仲間内ではお金のある作品はセル画で お金の無い作品はデジタルでって感じですみわけになるんじゃないかな なんて話してましたが あっという間にデジタルになってしまいましたから。 クールジャパンで日本のアニメが人気があったのは1990年代前半~中盤辺り位までで この頃にアメリカにスタジオを作った会社も幾つかあります。 合作と言ってアメリカ・日本で共同制作したアニメも多かったです。 バットマンとかミュータントタートルズのアニメなんかは合作ですが 日本で制作してました。 フルアニメーションなので苦労しました。 しかし、今は極一握りの一部のマニアが観るだけで 政府の言うようなブームはとっくの昔に終わってます。 纏まりのない感じになってしまいましたが 以上、参考になれば幸いです。

flat8954
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 返信が遅くなり申し訳ありません。 アニメが深夜放送ばかりになるのは止まりそうにないんですね。楽しみにしていた新作ガンダムも子供向けなのに深夜放送ですし…。 アニメ狂いだった友人が「最近のアニメにはついていけない」と言い始めて驚きましたが、絵とかそういう次元じゃなく、物語とかテーマの部分に問題がありそうですね。一部のオタクにだけ分かるノリでやられちゃうと視聴が厳しいです。名前を出して申し訳ないですが、当方は「School Days」や「キルラキル」を認めません。(ごめんなさい) 「まどかマギカ」が話題になった?ときにオリジナルアニメが増えるかもって思って喜んだのですが、ぬか喜びか…。オリジナルで美少女だらけの話をやられても困りますが。 私にはアニメは作れない(絵が下手なのでそっち方面は諦めました)ので、回答者様やその他のアニメ制作者さんを応援するしかありません。頑張ってください。

  • cubetaro
  • ベストアンサー率24% (1290/5172)
回答No.4

 今のトレンドは3DCGです。  セル調(トゥーンシェーダー)の機能が進化してるので、ガンダムみたいなメカ物は完全に3DCGですが、2D風の女の子とかも問題なく作れます。 > 昔の作品で描かれていたものが、今は描けないとか。 > 職人さんが高齢化したり、コンピュータ導入で技術が失われていたり、 > 予算が減って会社が無くなっていたり。  ↑全てそのとうりです。  集団で制作するので、バラツキがない方が良いので、CGでクオリティを均一に保って制作しています。  (昔は手描きだったので味がありました)  ------  大事なのは、キャラクターが生きてるかどうかなのですが、昔は出てくるキャラクターが全て生き生きしていました。  (宮崎駿が凄いのは、テクニックだけでなく、登場するキャラクターがみんな「生き生きしてる」という所です)  今のアニメはCGでキレイなのですが、キャラクターが無機質(無感情)な感じなので、ちょっと物足りないですね。。

flat8954
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 水が揺らめき徐々に大波になったり、真夜中の列車から見える景色が移り変わったり、風が吹いて木々が揺らめいたり。 こういった地味なシーンの方が印象に残りました。昔はバブルだったから予算も時間もかけられたんだろうなぁ。 「リトルニモ」という映画の数分のパイロットフィルムは見事でした。こういう表現ができるってホントすごい。

noname#204360
noname#204360
回答No.3

>そこで質問なんですが、アニメーションの技術って廃れているんでしょうか? 廃れていると言うより、方向性が大きく変わったって感じですね 例えば、私が妻がアニメスタジオに勤めていた頃は、アニメの殆どはセル画で 機械でトレースされたセル画が送られて来て、それに絵の具を塗って仕上げています 実は、その方法では様々なネックがありました 一つは、絵の具の問題 仕上げの方がセルを仕上げる際には、仕様書にある色指定の絵の具で塗るのですが 特殊な色が指定してあった場合、絵の具の取り寄せになり、届くまでの間タイムラグが発生します (一説には、ジブリが新作を作る度に、新しい色が生まれるとか・・・) また、セル画を仕上げる場合、裏から色を塗り重ねて行くのですが 先に塗った色が乾かないと、次の色が塗れず、乾燥待ちと言うタイムラグも発生します そして、仕上がったセル画を発注元に送るのにも輸送時間と言うタイムラグが発生します そして、一番の問題が塗り手のスキルにより、セル画の仕上げが左右すると言う事です (ある程度のベテランじゃないと、こなせない仕事もあります) 余談ですが、妻がガンダムWの仕事をしていた時、羽が全て色トレースだった為 非常に苦労したとの事で、今でもウイングゼロカスタムを見ると、殺意を覚えるとかなんとか… で、妻が仕事を始めてまもなくすると、アニメでもCGが導入され始めました 当初のCGは非常にアラが有り、じっくり見るとそれがハッキリ判り判るので 当時はTV版はCG、サイズが大きい劇場版はセル画をし使用するのが定石でした (ワンピースなんかがそれにあたります) ところが、CGの技術が発達し、一目見ても、違和感は殆どなくなりました そうなると、アニメはセル画からCGへと移行します セル画は、セルや絵の具のランニングコストが掛かるのに比べ CGでは、データーとなるので、実質ランニングコストはゼロです (あえて言うなら記憶媒体くらい) さらに、コンピュータが調色するので、特殊色の絵の具待ちが無いですし 絵の具の乾燥時間も必要有りませんし、なにより誰が作業しても 同じ仕上がりになります そう言った理由で、(時間、コストの面)で、セル画が廃れて行き、CGに取って代わられました 変な話、昔は職人さんが居なければ出来なかったセルアニメが 今では、コンピュータソフトの操作方法をマスターした人なら 誰がやっても同じ出来栄えになりますし(あえて違うとすれば、作業時間?) 何よりCGの技術発達により、昔の技術が無くとも、同レベルの物が出来ますし 逆に、昔は困難だった事がCGを使う事により、容易に行えたり (ガンダムSEEDのフェイズシフト等)している訳で 廃れている部分もあれば、進化した部分もあると言えます

flat8954
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 デジタル時代のクリアな色より、セル時代の色の方が好きです。

  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.2

>>そこで質問なんですが、アニメーションの技術って廃れているんでしょうか? 昔の作品で描かれていたものが、今は描けないとか。 技術は、当然ながら進歩していると思います。とくにCG関係の進歩は凄いですよ。 ただし、予算が無ければ、世の中に優れた技術があっても作品作りに使われず、静止画ばかりで動きの無い作品になるでしょうね。 >>職人さんが高齢化したり、コンピュータ導入で技術が失われていたり、 予算が減って会社が無くなっていたり。 ジブリがアニメータの多くをリストラするといいます。アニメ業界では、ジブリはアニメータに対して高待遇だったようなのですけどね。 そして、宮崎さんの高齢化っていうのは、かなり影響していると思います。(なお、私は、ジブリアニメが嫌い!) どんなにアニメ作成技術がアップしようとも、アニメの中で「語りたいストーリ」が無く、単に「可愛い女の子が描かれてればいいだろう?」的なスタンスになれば、作られる作品がつまらなくなっていくのは当然だと思います。 個人的には、エバンゲリオンが、映画の中で、アニメファンをバカにしましたけど、それでもエバのファンは、そのままついていったようです。 それをみて、「日本のアニメは、作製側が甘えてしまって、今後ダメになるのでは?」なんて感じたものです。 ちなみに、「日本のアニメは何がすごいのか/祥伝社」っていう本を読むと、クールジャパンとか、ジャパニメーションなんて騒がれていますけど、海外での日本アニメ売り上げのピークは2005年を峠として、その後は、急速に減少しています。たぶん、日本のマンガ売り上げも同様な傾向があるように感じます。 また「世界アニメ・マンガ消費行動レポート」は世界10カ国の大学生を対象とした大規模なアンケート調査のレポートがあるのですが、それをみると「日本のアニメは売れていない」という結論になっているみたいです。

flat8954
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • nooooo
  • ベストアンサー率18% (78/413)
回答No.1

80年代とアニメの絶対数が全然違うので、情熱的にも、コスト的にも、他との競争からも、流れ作業が増えてしまうのは否めないと思います。作業の一部をコストの安い海外発注にしたり、技術のない安い人に出さざる得ないこともあるわけですし。 あと、アニメが今ほどなかったころのアニメーターは映画をよく見ていたと聞きますが、今の人の中にはアニメしか見ていない人も少なくないです。そうすると、実物を二次元で動かす、というより、アニメのルールみたいのをただなぞる、というのに陥りやすくなります。 他にもいろいろあるかと思いますが。

flat8954
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。