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インド軍の奇矯な礼式 文化的背景
- インド軍が行う奇矯な礼式の文化的背景について調査しました。
- インドとパキスタンの国境で行われる威圧的な行為について疑問があります。
- 印パの国境警備隊が一緒に打ち合わせをしている疑惑について考察しました。
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質問1 これ、毎日あるんです。記憶では。 インドとパキスタンは1947年にインドから独立しました。最初は「インド」として旧「英国領インド」が独立する予定でしたが、いろいろな事情で(※)インドとパキスタンに分かれ、それ以来敵対関係にある両国の国境閉鎖の時に、互いに「自国の方が強い国だ」と見せるために、あのようなオーバーアクションの式になったようです。 最初はこんなに派で派でではなかったんだと思います。 因みに、あそこにいる観客は見学料(?)を払っています。 ※ インドとパキスタンが分離独立した理由は、「パキスタンがムスリムの国を作る、と別行動したから」というのも一原因ですが、現パキスタン側が当時英国とインド代表が「最初のインドの最高責任者はイギリス人が就任する」という条件を呑みたくなかった、というのもパキスタンが別に独立した理由です) 質問2 叫び声で良く聞こえませんでしたが、最初のインド側で呼びかけの人の後にインドの観客が全員で叫ぶのは「ジャイ(ジェイ:万歳)」、その後も両国の兵士が歩いて行く時の「ヒンドゥスターン(声掛けの人で『インド』)」「ズィンダーバード(観客の声で『万歳』)」。 パキスタン側はよく分かりませんでしたが(前者のはインド側から撮ったんですね)、似たような事だと思います。 兵士も観客も相手を威圧することはあっても、罵倒はしていないと思います。 それをやったらオシマイでしょう。 そこはマナーを守っている。 多分日本の早慶戦とかのような、運動会の紅白応援合戦のような、「宿敵との一騎打ち」とは思っていても、決して相手を目の前で罵る事はせず、「こちらの方が強いんだぞ」を兵士と観客で盛り上げて、一種の「イベント」になっているのだと思います。 質問3 質問2に書いたような事だと思います。 打ち合わせ…という訳ではないのですが、お互いに競り合っている・競い合っているのは事実です。 前者の動画ではパキスタン側の旗が先に降りて、その2秒後ぐらいにインド側が降りましたが、あれも実は「自国の旗の方が後まで残っている(=生き残る・優っている)」ように、双方ともジリジリと旗降しをします。 だから時には旗を降していき、最後の手に取る時間が凄くかかる時もあります。
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No.4です 補足を頂戴しました。 補足の中に >あれは実用性ではなく美意識に基づくもので当然イベントのみでしょう。インドの舞踊とか古武術の流れのような気が。 とありますが、インドの古武術は御存知でしょうか。 日本の少林寺拳法の基になった中国の少林拳は別名達磨拳と呼ばれインドから伝来されてものと言われています。 達磨大師が伝える基となったと言われているのがカラリパヤットと呼ばれる格闘技術です。 相当に柔軟性と俊敏性が求められる格闘技です。 格闘術の他に精神修養、整体術も含まれています。 ヨガ(ヨーガ)が静的な柔軟性を要求されるのに対して動的な柔軟性が要求されます。 禅も実はこのヨーガのディヤーナ(瞑想、静慮)と呼ばれる修行から派生したものです。 下記のyou tubeの動画をご覧下さい ワガでの儀式で兵が片足を高く垂直に振り上げているのと同じ動作があります。 ご提示された大砲の動画の右側で砲弾を吊り上げるクレーンに砲弾を装着する際の兵の動きと姿勢に類似した所作もあります。 2点だけのの類似点で砲兵のパホーマンスの元だと推定してよういのかどうかは判断しかねます。 Kalaripayattu Part 1 投稿者:keralatourismdotorg Kalaripayattu Part 2 投稿者:keralatourismdotorg 砲兵のリズミカルな動きは、重い軍靴を履いていますので相当な運動能力が必要になります。 又、単独で移動するときも集団で移動するときもリズムが変わっていないのは、相当に練度が高い連中です。 単なるパホーマンスというよりも、軍として訓練時にこのような動作をさせる目的があるのではないのでしょうか。 当然、実戦ではこんな無駄な動きはしないでしょう。 他の国の軍隊が採用していないだけではないのではないのでしょうか。 蛇足 跳ねるのが安全対策だとは一言も申し上げておりません 一つの作業が終わる度にもとの位置に戻ってから次の作業場所へ移動しています 単純に考えれば、大砲を打つのに必要な作業は決まっていますから、一つの作業が終わればすぐに次の作業場所へ移動するのが自然でしょう。 これを敢えて一つ一つの作業ごとに元の位置に戻ることをやらせていることを、指差呼称の考え方と同じだという意味ですので誤解なきよう願います。 移動の際の兵の挙動に関しては一切記入していません。 弾道理論などの技術的知識を有しているのは下士官以上のクラスです。 通称技術将校となどと呼ばれているのではありませんか。 砲兵隊は、この知識をもつ上官と砲を操作する兵とで、砲毎にあるいは部隊毎に構成されているのではありませんでしょうか。 入隊後に訓練教育する大砲の操作などというものに外国語が必要でしょうか 砲兵と前線の歩兵が意志の疎通ができないのでは軍隊は機能しないのではありませんでしょうか。 インドの公用語の筆頭はヒンズー語です。 英語は公用語の一つとされているだけです。 自国の軍隊の一兵卒に外国語能力を求める国はないのではないのでしょうか。 下士官以上で必要とされる部署の人間には別途徹底的に教育しているのではありませんか。 インドの軍隊の中がどうなっているのかは知りませんが当然ヒンズー語が使われているのではありませんでしょうか。 インドにとっては、イギリスはかつては宗主国ですが、現在は対等な関係の外国です。
ワガ - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/ワガ 抜粋 ・・・ワーガーそのものは小さな村であり、両国が分離・独立した1947年に、新たに国境となったラドクリフ線(Radcliffe Line)によって2つに分断された。村の東半分はインドに、西半分はパキスタンに属している。・・・ ・・・毎日夕刻になると「我が国旗の降納」と呼ばれる儀礼が行われるインド・パキスタン国境(India–Pakistan Border)の一部分である。儀礼時には、インドの国境治安部隊(Border Security Force; B.S.F.)と、パキスタンのパキスタン・レンジャー(Pakistan Rangers)の兵士による、力強くスリリングなパレードが行われる。儀礼は攻撃的で、よそ者から見れば敵対的とすら映るが、国境の両側に観客席を設けて、集まってくる群衆に見せるためのエンターテイメントである。両国の兵士らは色鮮やかなターバンと制服を身にまとい、痛快なショーを披露する。両国の係員は、普段は日常的に発生する問題の処理のために、相手国の事務所を訪れることは普通に行われている。・・・ 上記の説明によればあまり御心配になられる必要はないようです。 元々が一つの街ですので、政治的な対立とは無関係な観光用の客寄せ儀式化しているようですね。 板門店とは根本的に違います。 印パは政治的には罵り合っていますが戦争状態ではありません。 北朝鮮と韓国は1950年(昭和25年)に始まった朝鮮戦争が未だに続いています。 現在は休戦協定なるもので戦闘を休止しているだけです。 国連軍と称するアメリカ軍の総司令部は未だに日本にあります。 当番のアメリカ兵が交代で勤務しています。 韓国軍も戦闘が再開されればアメリカ軍の指揮下に入ります。 アメリカも面倒になり、この指揮権を韓国に渡そうとしたら、韓国は拒否しました。 止む無く譲渡を延期しました。(2013年10月合意) 韓国のマスコミはこぞってヨカッタ!ヨカッタ!と報道しました。 国軍に国家としての指揮権が無いのをヨカッタという感覚が良くわかりません。 ベルリンは、現在は信じがたいとは思いますが、当時のソ連とアメリカは本気でイデオロギー闘争をやっていました。初期にはベルリン封鎖ということもありました。 ヴェトナム戦争も社会主義の拡大を阻止するという名目で始まられました。 最初にご提示された動画の兵士の挙動が不思議に感じられますのは良く分かります。 指差呼称と呼ばれる作業手順を確認することを訓練するために考え出された方式でしょう。 頭や理屈で覚えるのではなく、体で覚えさせようとしているのでしょう。 インドという国は言語学的に異なる言葉が30語あって、それに伴う方言をいれると200語前後の言葉が使われている国です 公的な用語としてその中から22語が指定されています。 兵士どうしの意志の疎通が簡単にはいかない国です。 美意識云々とは異なります 日本も方言による混乱を避けるために旧日本軍では軍隊言葉が創案されて使われていました。 現在の自衛隊とは違います。 指差呼称という行為は世界中で行われています。 日本の鉄道でも、運転手さんは一つ一つの動作をする際に声を出して指で指し示すということをやっておられます。
補足
回答、情報ありがとうございました。 ワガはこれで解決です。 でも砲兵の指差呼称説はちょっと納得できません。 あんなにピョンピョン飛び跳ねるのが安全対策なわけない。 むしろ砲弾落とすリスクが高まる。 動作に凝り過ぎてて、砲弾への集中は相対的に下がる。 それに歩兵ならともかく、砲兵は技術兵です。 おそらく志願制で共用語の英語が必須だと思う。 あれは実用性ではなく美意識に基づくもので 当然イベントのみでしょう。 インドの舞踊とか古武術の流れのような気が。 もう少し回答を待ちます。
- lotus_exige
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hazukichi 様、 私は印パ両軍の兵士のパフォーマンスについては素人ですが、youtubeを拝見しての感想を述べます。 質問1:ヨーロッパ式の行進を基礎として、東洋世界の古武道を取り入れて印パに合いそうにアレンジしているように思えました。 質問2:私は両国民の言葉は解りませんが、戦国時代の日本の徳川家の軍隊が採用した掛け声の「えい!、えい!おー!」のような気合を入れる掛け声ではないかと思いました。ですので、罵っている怒号ではありません。元気を出すような掛け声です。印パ両国民が至近距離でお互いを見合っても、喧嘩や暴力沙汰を起こす雰囲気ではないですね。 質問3:お互いに威圧していませんね。日本の空手の演武会のようなものです。これは、空手道や合気道や居合をかじった人は理解できますが、言葉で打ち合わせをしなくても、両軍の兵士の演武のようなパフォーマンスを見ていて美事なまでに行える兵士は、武道では段位の高い有段者ばかりです。両国の国境を閉鎖する時間に、最初はどちらかの儀仗兵がこのような演武のようなパフォーマンスを始めたら、それを見て、相手側もすぐに同じようなパフォーマンスを始めたのではないでしょうか?、それを日々行っているうちにお互いの兵士がパフォーマンスが上手になったのではないでしょうか。 ★この回答はあくまで私見に過ぎませんので、読み流す程度にして下さい。、
ん?FH-70 どこの国でも使ってますよ。自衛隊も使ってるし、おかしくはありません おかしく展開してるけど、それは式典ですから 1.イギリス式です。 2.わーすげーとかインド万歳とか 3.式典ですから打ち合わせをするのは当たり前です。 町中では民間人は相互に行き来していますから、石を投げるとかはありませんよ 市民同士が、いがみ合ってるわけではありませんから
補足
回答ありがとうございます。FH-70は分かります。 すごいのは砲兵の挙動です。 見慣れたマシンなどと思わず、じっくり見てください。
映像は見ていません。 本気で相手を罵っています。 打ち合わせもしていません。
お礼
砲兵のほうは分からずじまいですが ワガ国境の方は詳細な情報ありがとうございました。 かなり現地に通じた方と見ました。 観客の声を訳していただいたのはすごい。 迷いましたが、やはりこちらをBAとさせていただきます。 皆様ありがとうございました。
補足
旗おろしは、わたしも分かりました。 互いに意地を張り、競り合ってるのが伝わってきますw