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「地域紙の連合体」の意味

日本語を勉強中の中国人です。池上彰著新潮社出版の『ニュースの読み方使い方』を読んでおります。よくわからない言葉があるのですが、教えていただけませんか。30ページから引用いたします。 『テレビニュースの次に情報収集に使われる新聞。これも、新聞によって性格が違っています。全国紙と名乗っている新聞だって、内実は「地域紙の連合体」のような性格を持っているのです。』 文中の「地域紙の連合体」はどういう意味でしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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回答No.1

これはまず、日本の新聞販売体制を理解しておく必要があります。 大きくは「全国紙」と「地方紙」とに分類されます。 「全国紙」とは、販売対象が日本全体の新聞です。(読売、朝日、毎日、産経、日本経済新聞) 「地方紙」とは、複数の都府県にまたがる「ブロック紙」(北海道新聞・中日新聞・西日本新聞が三大紙と言われます)及び 発行エリアが一府県の全域にわたる「県紙」等を指します。 地方紙の紙面構成は、政治・経済・健康・娯楽・社会・地域の6分野で構成されますので、全国紙とあまり変わりはありませんが、ニュースの配分として販売領域となる地方の事柄に重点を置いて報道するのが特徴と言えます。 一方、「地域紙」は、都道府県の中の一部地域を発行エリアとする新聞のことです。 このことからご質問の意味を考えると、「全国紙」と言っていても、一番狭い範囲を対象にしている「地域紙」の内容を寄せ集めただけではないかと揶揄した表現として、「地域紙の連合体」に過ぎないのではと、現状の実態に警鐘を鳴らしているのではないでしょうか。 「全国紙」であれば、もっと独自性のある紙面構成を考えるべきだとの主張だと思われます。 全体を読んでいませんので何とも言えませんが。

sobatya_cn
質問者

お礼

ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。おかげさまで理解できました。

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