老人性痴呆とアルツハイマー病
次の日本文は、ある大学の英文を和訳したものです。
アルツハイマー氏の発見は当時、大きな関心を呼んだが、まもなくアルツハイマー病は医学的に稀であると見なされるようになった。なぜが。その理由は何年もの間、アルツハイマー病という診断は60歳以下のごく少数の患者グループにしか適用されないように思われたからだ。このような状況は、ほどなく変化した。ワクチンや抗生物質の使用が一般化し、寿命が延びたことが一因である。1960年代には、いわゆる「老人性痴呆」の患者数はかなりの数に達したため、神経学者はその関連を認めるに至ったのである。すなわち、多くの場合、アルツハイマー病と老人性痴呆は同じものだと。
(質問1)「寿命が延びた」とありますが、これはアルツハイマー病だと診断された、60歳以下の患者が60歳以降も生きたということでしょうか?
(質問2)「老人性痴呆」が増えた→その関連を認めるに至った
ここのつながりが分かりません。なぜ「痴呆が増えたから、痴呆とアルツハイマーの関連性」が分かるのでしょうか?アルツハイマー病は医学的に稀だったのが稀ではなくなったということでしょうが、痴呆が増えただけでは、アルツハイマーはまだ「医学的に稀」のままではないでしょうか?
お礼
早速の回答ありがとうございます。 以前何かで発症後10年ぐらいと聞いたことがあったのですが、それはあくまでも平均なのかもしれませんね。