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代ゼミのビジネスモデル:経営失敗の理由

閲覧いただきありがとうございます。 多くの回答文を頂きたく思い、あえて、漠然とした質問文を書かせていただきます。 いきなり、「20校舎閉校」かつ「全国模試からの撤退」をする「代ゼミ」は、何が問題だったのでしょうか。 「少子化」で、予備校が淘汰され続けている事実を、十分知っているにもかかわらず、「経営面でつまずいた理由」は何だと思われますか? 「代々木ゼミナールのビジネスモデル」を中心に、回答・ご意見を賜れれば幸いです。 (あまりガチガチに考えずに、自由にお書きいただいても、ウソが混じっていなければ、OKです。) よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • phj
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回答No.4

「少子化が限界に来た」ということでしょう。 ただ、この代ゼミの対策は「負け組みだから整理した」のか「次の勝ち組になるために大胆に整理した」のかちょっと分かりません。 ビジネス雑誌の記事を見ると、大手予備校としては他の2社にくらべて苦戦したようで、いままでも校舎の閉鎖と土地の有効活用はおこなわれていたようです。 しかし、まだ今の時点でこれほどの大整理をするということは、ビジネスモデルを大転換する決意をした、ということなのかもしれません。 振り返ってみるとこの10年ぐらいの間に、大学予備校だけでなく小中学習塾も含めて大きな変化がいくつかありました。 一番大きな変化は「少子化」ですがそれ以外にも ・通信を使った、テレビ授業など発達(このため、地方でも有名講師の授業が受けられるようになった) ・大部屋授業から個別または家庭教師などの、個別化 ・大学入試制度の変更による、成績予測精度の悪化 ・特にここ3年で大きく変化した、タブレットなどによるオンデマンド授業 などです。 特に「教室」という装置産業という視点から見てみると、衛星授業→オンデマンド→タブレットという流れと、大部屋→個別指導→家庭内学習(オンデマンド含む)という流れになっています。 もしかしたら代ゼミは「予備校という授業をする事業に教室は要らない」と考えたのかも知れません。 実際のところ、この2.3年で進研ゼミや中高受験教室などでは、生徒に対しパソコンやタブレットで授業を見せたり、補習を行う流れが強まっています。 学校においても、タブレットを使った授業がもうすぐ開始されますので、大きな流れとして今後成長してくる子供たちには「大部屋で一斉に授業を受ける」というやり方が理解されなくなるかもしれないのです。 代ゼミの方針は、現状他社に遅れを取っているというある意味理想的な状態(つまり他社に比べて、生徒も少ないし職員も相対的に少ない)のを逆手にとって、逆転の発想で今回の整理を行うのかもしれないということです。 いずれにしても今の状態では「経営が失敗している」というのは間違いないでしょう。経営面としては「少子化と受験ニーズの変化に十分に追いついていけなかった」ということに尽きるのだと思います。

mitomito
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 不謹慎かもしれませんが、興味深いという意味で、面白かったです。 また、具体的で鋭い考察も、勉強となりました。 >「教室」という装置産業という視点から見てみると、 >衛星授業→オンデマンド→タブレットという流れと、大 >部屋→個別指導→家庭内学習(オンデマンド含む) >という流れになっています。 特に、 上記の点は、大変勉強となりました。 また、少子化以外の項目も、大変わかりやすく、勉強となりました。 「(大学)入試制度の変更」は、非常に大きい割にあまり指摘されていませんね。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • ueda21
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回答No.5

たぶん代ゼミが浪人生とか私立文系に強いということがあると思います。 少子化で浪人してまで大学にという人が一番早く減るから代ゼミの受講生に端的に早く出たということでしょう。特に文系で私立

mitomito
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 代ゼミの主要学生層が、浪人や私立文系(現・浪)だった。しかし、「現役志向」や「私立大学文系の定員数の増加」という時代の波に乗り切れず、今回のような大胆な決断に至ったという御判断でしょうか。 (間違っていたらすみません。) >特に文系で私立 >浪人してまで大学にという人が一番早く減るから 同窓会で恩師にあって、今の高校生の話を聞くと「現役志向が、受験生にも保護者にも強い」とは聞きました。 また、バブル崩壊前の神話 「良い人生のために良い大学。良い大学のために良い高校や浪人。」は、 親世代が、「もはや存在しない」と考えているために、名門と言われる大学よりも、 就活時に役立つ内容を教える学部・大学へ、わずかづつシフトしているとも聴きました。 それから、今の学生は大学で、実学や就活時に役立ちそうな科目は、熱心に勉強されているそうですしね。 たまたま、「代ゼミ」が、一番最初で、今後、他でも同様な事例が起きるのでしょうね。 ご回答ありがとうございました。

回答No.3

>経営面でつまずいた とする根拠は何でしょうか? 在来型の一斉授業の予備校方式に翳りが出たので傘下におさめたSapixに特化する。需要の変化に伴う業態の変化だけですね。 かつての有名予備校は何処でも多かれ少なかれ同じような事を行っています。

mitomito
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >経営面でつまずいたとする根拠は何でしょうか? 多くの民間企業のリストラ時には、人員整理のために希望退職者をつのりました。 私の頭の中で「希望退職者をつのる企業は、経営に失敗した”先行事例”」と考えていたために、『経営面のつまずき』と質問文に書きました。 ただし、冷静に考えると、あてにならない統計データを読んでいたので、バイアスのかかった表現となったかもしれません。 ////////////////////////////////////////////////// 大手三大予備校の2012年度の東大の合格実績 ・河合塾  東京大学1184人 ・駿台   東京大学1235人 ・代々木ゼミナール 東京大学350人 ///////////////////////////////////////////////// 毎年のように、上記の3大予備校以外や予備校に通っていない学生をカウントすると、東大の定員を大幅にオーヴァーするので、意味のないデータです。しかし、私は、代ゼミが、河合・駿台の約3分の一程度の合格実績、、、???という感覚を想起しました。 信頼性の低いデータと知りながらも、それに頭が引きずられていました。 ご指摘を、受け止めたいと思います。 会社(学校法人)の上層部が、教員・職員を大幅に減らしても、「質の高いサービスの維持・向上」と「減収増益」とを両立できれば、経営の失敗と断言できませんしね。 >需要の変化に伴う業態の変化だけですね。 上記のご意見を賜ると、「20校舎閉鎖・希望退職者を募集」を、私は過大にとらえ、間違った解釈をしている気もしてきました。 ご回答・意見ありがとうございました。

  • atelier21
  • ベストアンサー率12% (423/3293)
回答No.2

浪人生が溢れる社会と云うのが不自然です 其れも 代ゼモにしては利益商材だったと 割食うのは従業員ですよね 企業は永遠 従業員は取り替え部品 各社は各々内部で変革している 代ゼミは外表面に現れた

mitomito
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >企業は永遠 従業員は取り替え部品 上記は、名言だと思いました。 代ゼミは、確か「学校法人」でしたが、次々に講師が変わりましたから、 「企業」や「タレント事務所」みたいな感じはありましたね。 日本社会への鋭い名言、ありがとうございました。

回答No.1

>「少子化」で、予備校が淘汰され続けている事実を、十分知っているにもかかわらず、「経営面でつまずいた理由」は何だと思われますか? 本当に躓いたのですかね? 校舎建物はホテルやオフィスに転換できるように作っているのではと昔から噂がありましたが、 確かに、代々木本部校跡地は代々木ビレッジ、名古屋校は名鉄インと着々と不動産ビジネスに業態チェンジしているように見えますけど。 ついでに講師の退職、職場チェンジがスムーズにいくようだと就業規則も業態チェンジを見越していたかもしれません。

mitomito
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >校舎建物はホテルやオフィスに転換できるように作っているのではと昔から噂がありましたが、 全くの初耳でした。とても参考になりました。 ありがとうございました。