専門学校で全経簿記上級(日商1級相当)を取得したものです。
私の聞いた話では、あくまでも、簿記を学ぶような大学生が取得を目指してもらいたいという程度の話ではないですかね。
税理士や会計士を目指す専門学校であっても、2年かけて日商簿記1級をめざしても取得できないまま就職される人のほうが多いと聞きます。
私が出た専門学校でも、半数以上は2年かけても取得できなかったと思います。CMなどを流す有名専門学校ですがね。
私が高校時代に見学しに行った専門学校であっても、日商簿記2級の合格を喜び、出身高校の掲示板へ豪華k須屋として張り出すようなこともあるようです。
専門学校は、資格取得を中心に考える大学とは異なるカリキュラムです。大学は、他のカリキュラムなどの制約もあるため、専門学校ほどのカリキュラムを組んでいたら、他の単位修得が難しくなってしまうことでしょう。
したがって、大学出身者ではない人が商学部などの主審者と同程度の簿記知識を持っているという評価につながるというイメージでもよいのかもしれません。
日商簿記1級などを目指す人というのは、会計を仕事とする税理士や公認会計士を目指す人がほとんどだと思います。大学院修士や講師等による資格試験免除ではなく、資格試験を目指すような人のほとんどは、大学の商学部出身者であっても、資格を目指す専門学校を併用しての受験勉強をしていると思います。
大学で十分な資格試験に合ったカリキュラムであれば、専門学校を利用する人はいないことでしょう。
しかし現実には、大学と専門学校の両方を使う人がいるのです。
どのような意図でのご質問かわかりませんが、特殊な場合を除き、大学は学問を学ぶのが中心であり、資格試験の合格を目指す場ではないということです。そこを一緒に考えること自体が矛盾しているともいえることでしょう。ただ、大学も就職率や資格試験合格者などで宣伝を考えたりすることもありますから、通常の単位とは別の特殊な講義や学習の場の提供などもしていることでしょう。
私から言わせてもらえれば、税理士や公認会計士になっていない日商簿記1級・全経簿記上級取得者は、国家試験の挫折者だと考えます。
これは、一般的な他の検定試験とは異なり、3級と2級の差と2級と1級の差は全然異なりますし、一般企業の経理職などでも1級の知識まで求められることは少ないということです。
長文失礼しました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考にさせていただきます。