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木工用接着剤と木工用パテ部のオイル塗装について
- 木製品の塗装を初めて行いました。クリア塗装などが大変そうなのでウレタン塗装はあきらめて、オイルフィニッシュが簡単そうなので、WATOCOのオイル塗装用の塗料で木部の塗装を行ったのですが、接着剤がついている部分がうまく染まらず色が抜けた状態になってしまいました。(パテ部は色はついたがかなり違う感じ、パテで埋めたのがはっきりわかってしまう。)
- オイル塗装をする場合は、接着剤を使用した部分はあきらめるしかないのでしょうか?(きれいなオイル塗装をされているものは、極力接着剤やパテを使わないように最初から作られているのでしょうか?)
- 接着剤とパテを使わないわけにはいかないので、きれいに塗装するには、例えば最初に水性塗料で着色してからオイルフィニッシュするなどすればきれいに仕上がりますか?またオイル塗装以外に他に簡単な塗装方法があれば教えてください。
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パテは使わないで埋め木をするべきです。前のリンクをごらん下さい。 吸い込むようなパテはありませんし、どうやったって丸見えです。 工作の時に生じた木屑を埋めてごまかすとかはありえますけれど。 どういう状態でパテが必要なのでしょうか? オイルフィニッシュはオイルを木にしみ込ませて木の上に塗膜を作らないので一般的な塗装とはかなり違います。(図参照) 顔料の混ざったオイルで色付けを同時にすることはできます。オイルステインの乾性油成分の多い物と考えて良いです。オイルステインでの着色でも接着剤の表面についた所はしみ込まないので同じです。オイルステインは顔料と揮発性の油と乾性油少々を混ぜた物です。orukaさんの言ってる方法はニス塗りならそうかなと思いますがオイル仕上げの場合は無理があると思います。色合わせするより接着剤は除去してしまった方が早いでしょう。オイルを塗って気づいてからでも間に合います。 下地に塗料で色を付けてしまう=塗ってしまうと木肌の上に塗膜ができてしまいます。そうすると接着剤がついて膜を作っているのと同じ状態でそこに油はしみ込まなくなります。ですから水性塗料で塗っておくなどとは考えないことです。 オイルステインや顔料入りのフィニッシュオイルは木の導管にしみ込んでいわば染色するわけです。塗膜に色がついているわけではありません。 Tシャツの表面にシルクスクリーンのプリントでごわごわした物を塗り付けている状態が塗装で、染料で捺染したり後染めしている状態がステインや顔料入りオイルでの着色と考えるとわかりやすいでしょう。染料の場合には糸の繊維に染料がしみ込んで色を出すのです。 濃い色で染色すると木目の本来白っぽい部分が濃く染まってしまってネガポジ反転のようになるのを嫌う人もけっこういます。 塗装は面倒ですがきちんとやれば自分なりにできます。何度かやればこうすればこうなるとわかってきますし。ただ我々素人だとその仕事が終わりの頃になってああこうなんだなってつかめてくるようなことの繰り返しですね。
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- ORUKA1951
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>オイルフィニッシュが簡単そうなので、 よい勉強になったかと。 木塗装は、塗装では最も難しい技術です。「簡単そうなので・・」が失敗の要因です。 オイルフィニッシュということは、木の木目を生かす塗装で決して簡単ではありません。接着剤やパテをまったく使わなくてもヤニ(樹脂)や手垢の付いた部分で色が変わります。 >接着剤とパテを使わないわけにはいかないので、きれいに塗装するには、例えば最初に水性塗料で着色してからオイルフィニッシュするなどすればきれいに仕上がりますか? オイルフィニッシュで仕上げるときには、パテや接着剤は使用しません。すくなくとも塗装面には付かないようにします。同質も必要な場合は接着剤もパテも事前に仕上がり色に合わせて色合わせをしておきます。 そして、木部着色とオイルフィニッシュは分離します。まず着色剤(オイルステインなど)で着色して、パテや接着部分も可能な限り色合わせします。水性塗料は使いません。 そして、透明なオイルで仕上げます。 >またオイル塗装以外に他に簡単な塗装方法があれば教えてください。 全部はべっとり塗りつぶすのでなければ、簡単な方法はありません。 木塗装は、手をかければかけるほどきれいに仕上がります。 クリア塗装 1) サンディング 2) 着色 3) アンダーコート 4) サンディングシーラー + サンディング 5) トップコート + 磨き 接着剤やパテが塗装面にある場合、着色されている仕上げ剤を使うのは最悪です。 道具もある程度必要ですし、それ以上に塗料に対する(化学的な)知識と技術が必要です。
お礼
ご回答ありがとうございます、正直、舐めてました、木工に気をとられて、塗装は一番簡単な工程かと・・・(^^;) 試作品ひとつ無駄にしてしまいましたが、大変勉強になりました。
- Postizos
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接着剤を紙やすり(#240ぐらい)で落とせば今からでもだいじょうぶです。木工ボンドなら硬く絞った水拭きでも落ちます。 接着剤が取れたらオイルを塗って拭き取ればいい。最初なじまなくても段々まわりと同化します。 おっしゃる通り接着剤ははみ出たらすぐに除去しておくとか、接着剤に頼らない工法を考えるべきでしょうね。でも今回の経験でだいぶ予想できるようになったのではないでしょうか 穴などはパテではなくて木を埋めて直せば比較的目立ちません。が、やはり素地そのものが美しい木を選ぶのがオイル仕上げの場合の基本です。こんなに好い木もったいないなあというのがやはりオイル仕上げをしたくなる元だと思います。 埋め木(理想例) ↓case21参照 http://kanarusha.com/repair/list.html 天板の場合裏側に持っていく(ちょっとずさん?) http://www.rakuten.ne.jp/gold/doimoi/heartland/heartland2.html ↓こういう考え方もある http://kokoro5656.at.webry.info/201306/article_1.html 「埋め木 補修」で検索して見てください。 塗料を塗ってしまうと木肌の上に塗膜がかぶっている状態ですので油はしみ込まないので、塗膜の上からさらに油性塗料を塗ったのと同じような状態になります。水性塗料も乾かなくなるし最悪でしょうね。 塗料を塗るのでしたらオイルの塗布は、先にやるにせよ後からやるにせよ、意味がありません。 既にオイルを塗ってしまったのでしたらアルコールで良く拭き取って(きれいなウェスにエタノールをつけて拭き、乾いたウェスでよーく拭き取る)1週間以上、できれば一ヶ月ぐらい乾かしてから不透明な顔料入り油性塗料を塗ってしまえばいいでしょう。 オイルが乾いていないうちは上に塗料を塗っても付着が悪く剥がれやすいし、しみ込んでいるオイルも乾かなくなります。 一番やさしいのは不透明な顔料入り塗料で塗りつぶしてしまうことです。でもそれだって鏡面塗装などをしようと思ったら簡単ではありません。とにかく塗装は養生とか段取りとガッツが要ります。 無塗装でできるように考えるのもひとつの方法だと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。やはり、接着剤・パテとは相性が悪いのですね。今回は色が乗らなかった(接着剤が表面についてしまっていた)部分は、削って再度塗りなおしてみます。次からはちゃんと接着剤を除去する事と、パテも極力使わない(または塗料を吸い込むようなパテを使う)ようにしてみます。塗装は簡単に塗るだけでいいかと思ったら、思いのほか難しい工程だったのですね。上手にできるようになるには、先が長そうです。
お礼
オイルフィニッシュについてはそれなりに理解しているつもりでしたが、色を付けることを考えたことはありませんでしたので、思わぬ落とし穴でした。オイルのみでナチュラルに仕上げるのなら良かったのでしょうが・・・今回はどうしても色をつけたかったので。 今度は、真っ黒など、完全塗りつぶしで構わないので、色をつけて塗りつぶして、なおかつオイルフィニッシュにしたいと考えています。何か良い方法はあるでしょうか?(オイルステインの黒で着色して、オイルフィニシュにしてしまえば可能?)