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管理図の実務での作り方がわからず困っています
会社から3シグマ管理をしろと言われ知識としてしか知っていない管理図の勉強をしています。会社では管理図での管理はこれまで行っていません。いろんな本を読んでて疑問に思ったことなのですが、質問をさせてください。 (1)管理図の作成手順では、1か月ほどデータを取ってCLやUCL、LCLを算出して管理図を作るとなっていますが、この段階で異常が見つかっても最大1カ月近くも前の現象だったりしたらアクションとしては遅くありませんか? (2)解析用管理図のほかに管理用の管理図という目的で作成するともありますが、(1)の方法で一度CLやUCLを求めたら次月はその値を引き続き使って、あらたに群をプロットしていくのでしょうか?値を変えずに日々改善していくとCLにデータが集まってUCL、LCLからは離れた良いデータがだんだん得られるようになると思います。そんなとき管理を厳しくしようと考えて、3シグマの管理限界からたとえば2シグマの管理限界に変えるなどということは普通やはりやらないものなのでしょうか? (3)それともまた1カ月過ぎたら得られたデータから算出してその1カ月を振り返って検討するのでしょうか? 作り方はどんな本にも一様に同じことを書いてありますが、実務を考えた記述に思えなくて。ちょっとかじっただけの初心者の質問ですが、先に進めなくなって困っています。やさしく回答いただければ大変ありがたいです。よろしくお願いします。
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- trytobe
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(1)については、(2)で言及されている「解析用管理図」として、「今のところ客先からクレームきてないけれど、出荷品ってどれくらいばらついているんだろう?」という自社内での把握用に使うと考えてください。 なので、1ヶ月のデータから、実績平均やそれプラスマイナス3σのラインを引いて、目で見てどれぐらい値がジグザグしているのか、それともバッチごとに上ばっかり偏る/下ばっかり偏る、なのか、というクセを自社内で認識します。 (2)については、顧客に納めるための規格値が決まっている(規格上限・規格下限)場合に、(1)のグラフに、その規格上限・下限(あとその規格中心)の線を引いて、実績中心が規格上限寄り・下限寄りになっていないか、目で見てわかるように描くものです。 規格の上限か下限のどっちかに偏っているということは、そちらにばらつくと規格外れが出やすいということです。対策として、実績中心を規格中心に寄せることが必要ですし、できればバラツキσも規格の上下幅に収まるほど小さくする工程の改善が必要です。 (3)これは、(1)(2)それぞれのタイミングで一度UCL,LCLを決めれば、あとはその続きをプロットするままで構いません。UCL,LCLを見直すことよりも、実績を改善することが目的ですから。