No.1です。
納戸にあったキハ55系特集の古いP誌を引っ張り出してみましたが、残念ながら、キハ55系にDAEブレーキが取り付けられたとの記述は見当たりませんでした。また、DAEブレーキ指令用のKE67型ジャンパ連結器の有無について、該当のP誌や「国鉄気動車ガイドブック」などの写真を凝視してみましたが、このジャンパ連結器が小さい(放送用のものとほぼ同形態)上に連結器胴受下部に設置されていたため、判然としませんでした。
しかしながら、気動車急行全盛期にはキハ58系の編成にキハ55系が混結されていた事例は全国で散見されており、かつての急行「きのくに」は国鉄車ではありませんが、南海のキハ55系が和歌山にて国鉄キハ58系の編成に連結されて10両超の編成で運転されていたりするなど、キハ55系にもDAEブレーキが取り付けられていたことをうかがわせるものとなっています。
もし、キハ55系にDAEブレーキもしくは引き通しだけでもなかったなら、当然のこととしてその後部に連結されたキハ58系のDAEブレーキは作動できないこととなります。
なお、先の回答で「DAEブレーキも20系客車のAREBブレーキもブレーキの「きき」を良くするためのもであって、後に新性能電車に搭載されたSED電磁直通ブレーキのような微調整機能はなかったと思いますので、ユルメ機能はなかったと思います。」と、記述してしまいましたが、DAEブレーキは後部車両へのブレーキ指令の遅れをカバーするためのものであり、AREBブレーキは110km走行時のブレーキ増圧のためのものです。
以上、大変物足りない回答となってしまい、大変失礼いたしました。
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 わざわざ詳しくお調べいただいたようで恐縮です。 キハ55に引き通しだけ付けるというのはうまいやり方だと思いますがどうだったのでしょうね。 >かつての急行「きのくに」は国鉄車ではありませんが、南海のキハ55系が和歌山にて国鉄キハ58系の編成に連結されて10両超の編成で運転されていたりするなど、キハ55系にもDAEブレーキが取り付けられていたことをうかがわせるものとなっています。 これは私も気になったので調べてみたのですが、なんと紀勢線のDC急行は南海併結列車も含めて最長11両なんですよ! 偶然の一致とは思えず、まさにこの問題あってこその制限だったのではないでしょうか。 そう言えば「きのくに」には阪和線内だけキハユニ15が先頭に立って走る列車もありましたが、いくらなんでもそれまで改造したりはしてなかったでしょうし。 意外だったのは全国的に見ても12両編成以上のDC急行というのは案外少なかったことで、目立つのは東北地方の多層立てぐらいのようです。 もっとも「むろね」や「さかり」「陸中」なんてのは、それこそキハ55で間に合わせておきたくなるような感じなんですけどね。 時刻表に四国の編成表がないので分からないのですがここは結構気になります。 10系改造荷物車が数両連結されていることもあったようですし、また「よしの川」なんてのは長い間55系で、これと「あしずり」「土佐」を併結した場合11両以下に収まっていたのでしょうかね。 >もし、キハ55系にDAEブレーキもしくは引き通しだけでもなかったなら、当然のこととしてその後部に連結されたキハ58系のDAEブレーキは作動できないこととなります。 やはりそうですか。ただそれならこれが最後尾に連結されている場合ならたいした問題にはならないわけですね。 詳しいご回答どうもありがとうございました。