透磁率が高いとはどういうことか?
磁性は内殻のd電子が外殻のs軌道の外側に存在できる遷移金属で顕著に現れます。
d電子が電気伝導をになってしまうので、伝導体になります。
電流を流すと動線の外部に磁界を発生します。
回路は電流が循環するために帰還してくる電流との間の空間に電界が発生しています。
この電界と磁界の外積がポインティングベクトルとしてエネルギー伝達を担います。
この時磁性体は伝導体であるために電界は発生しないと考えれば、
空間を伝搬するポインティングベクトルが電流伝播を決めます。
「空間に磁性を担うものは存在しないと考える」という暗黙の了解があるので、
周囲の誘電率が電流の速度を決めることになります。(この時、伝播には誘電率と透磁率が関係しているのですが、周囲材料によって誘電率が変更可能であるためこういう書き方になる)
つまり、
「電流の伝搬速度はなぜ誘電率に関係するか 」
は「比誘電率に関係する」と書き換えればいい。
お礼
>磁性は内殻のd電子が外殻のs軌道の外側に存在できる遷移金属で顕著に現れます。 >d電子が電気伝導をになってしまうので、伝導体になります。 >「空間に磁性を担うものは存在しないと考える」という暗黙の了解があるので、 暗黙の了解でしたか。ありがとうございます