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サプリ中のアルコールについて
アルコール依存症を患っているため、現在断酒を継続しています。 同時に、健康のためのサプリを何種類か飲んでいるのですが、 その中に成分として「オクタコサノール」という 「飽和アルコール」というものが含まれていると知りました。 そこでお伺いしたいのですが、 オクタコサノールはアルコール飲料と同じように、 依存性を持つ物質なのでしょうか。 あるいは依存性はないため、 このサプリを飲み続けていても 断酒には影響はないでしょうか。 もし依存性物質である場合、 実際には断酒できていないことになってしまいますので 心配しています。 どうかお詳しい方、ご教示ください。 よろしくお願いいたします。
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アルコールとは、脂肪族炭化水素の水素原子がOHに置換されたものです。 CH₃OH メタノール(methanol)← CH₄(methane) C₂H₅OH エタノール(ethanol)← C₂H₆(ethane) C₃H₇OH プロパノール(propanol)← C₃H₈(propane) ・・・ C₅H₁₁OH ペンタノール(pentanol)←C₅H₁₂(pentane) 以後ラテン語の数詞どおり C₆H₁₃OH ヘキサノール(hexanol)←C₆H₁₄(hexane) ・・・ラテン語の数詞はEPA(エイコサペンタエン酸--C₂₀)、DHA(ドコサヘキサエン酸--C₂₀)とか、7の月(September--以降二つずつずれるけど)とかで聞かれた事はあるかと。 ということは、オクタコサンは28ですからC₂₈H₅₇OH ですね。 ⇒脂肪族アルコール - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%82%E8%82%AA%E6%97%8F%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB ) 代謝の常として、-OH側から炭素二つずつ短く切られていきます。 CH₃-CH₂-CH₂-CH₂-・・・-CH₂-CH₂-CH₂-CH₂-CH₂-CH₂-OH CH₃-CH₂-CH₂-CH₂-・・・-CH₂-CH₂-CH₂-CH₂-OH (+ CO₂ + H₂O) CH₃-CH₂-CH₂-CH₂-・・・-CH₂-CH₂-OH (+ CO₂ + H₂O) その過程で生じるのはアセトアルデヒドや酢酸であってエタノールはできないです。 『C18以上の鎖長では、10日間では37%の分解度である。( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%82%E8%82%AA%E6%97%8F%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB )』とあるようにゆっくりとした消費ですね。
お礼
詳細かつ丁寧なご回答、ありがとうございました。エタノールが発生しないということで、アルコール依存症には影響が少なそうですね。 抗酒剤を飲んでいるのでアセトアルデヒドの生成も気になりましたが、ゆっくり分解されていくということでそちらも神経質にならなくても良さそうですね。 安心しました。ありがとうございます!