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なぜ有限会社は作れなくなったのでしょうか?
有限会社のデメリットはなんだったのですか?
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株式会社との区別がつかなくなったからです。 合名合資会社は無限責任で、会社が倒産したといっても、負債は個人にかかってきました。 借金は子孫にまで相続される場合もありました。 それにたいして、有限責任として、会社は会社、個人は個人としたのが株式会社と有限会社でした。 昔は株式会社は最低資本金100万を用意し、発起人を7人以上用意して登記しなければいけませんでした。 それなりの覚悟があって、同意する人間が必要だったのです。 この会社をたたむとすれば、最初に発起人になってくれたひとたちを謝りにまわらなければなりませんでした。 有限会社は確か30万で、発起人はひとりでよかったのではなかったかな。 だとしたら、脱サラして何か始めるなら有限会社がよかったのです。 ところが、バブルがはじけて不景気が荒れ狂うようになったので、株式会社はゼロ円起業が可となりました。 そのかわり数年以内に資本金を1000万にすること、なんていう法律になりました。 株式会社にするためには、いつか1000万の資本金にするという覚悟が必要だったのです。 このときも有限会社のメリットはありました。 やがて、ゼロ円起業可はなくなりました。 そのかわり数年で1000万というような条件もなくなりました。 1円で株式会社が作れるようになったのです。 有限会社を制度として存続させる意味は全くなくなったのです。 いまハローワークなんかの募集要項を見ていると、従業員80人で、資本金30万なんていう株式会社はめずらしくありません。
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- -9L9-
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昔は株式会社には最低資本金(時期によって違うが、例えば一千万円以上)や最低発起人数(例えば7名以上)などの決まりがあり、ある程度以上の資金と人がなければ設立できませんでした。低資金でも設立できる会社としては合名会社などがありますが、社員に個人事業と同レベルの無限責任があるなどの理由で好まれません。そのため低資金でも完全有限責任で会社を設立できる制度として、特例として有限会社制度が設けられました。 現在では株式会社でも実質資本金1円、発起人1名で設立できるようになったので、有限会社制度の存在意義がなくなったため、特例が廃止され、会社法に集約されました。 すなわち、有限会社制度にデメリットがあったというより、有限会社制度のメリットがなくなったということです。
お礼
回答頂きありがとうございました。
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