おっしゃるとおり、水圧による圧迫で 空気を吸う事が困難になります。(首の所のシールが難しそうですが。)
今、住んでいる自然の気圧(大気圧)は 1気圧(低気圧など台風が来ると微妙に変化しますが)ですね。 添付絵のように上から水を注ぐと水圧がかかり、その水圧は身体の中の 肺 を圧迫します。
人間は1気圧の中で自由に吸ったり吐いたりの呼吸が出来ますが、水圧がかかると、吐くのは簡単ですが、吸うのが難しくなります。 ではどの位の水圧がかかるかと言えば、絵で左の管の高さが仮に10mあったとすれば、ほぼ 1気圧(大気圧よりも高い) だけ余分に身体にかかるわけです。 何故なら首から上の口の部分(つまり身体の中身)が大気圧になっているからです。
次にくる素朴な疑問として、では何故、アクアラングをつけてもぐった時は息ができるかと言う点については、もぐった時に受ける水圧は身体の外側から受けると同時に、アクアラングの装置にも同じように水圧がかかりますから、結果的(相対的)に人間に対しては 1気圧の環境が維持されているわけです。
アクアラングではなく、潜水服でもぐる場合は、船の上から潜っている辺りの水圧に相当する圧縮空気を送って圧力の均衡を保ちます。(空気を送らなければ、息が出来なくなることもそうですが、水圧で潜水服がペッちゃんこになります。) 添付絵の原理はこちらの方に良く似ています。
添付された絵の中でアクアラングをつけて、もぐれば水圧がかかっても、当然息が出来ますね。
お礼
親切、丁寧で私にもわかりやすい解説ありがとうございます。 肺を圧迫するんですね。吐くことはできても吸うことができない、なるほど、それは確かに拷問です。 アクアラングの例も大変勉強になりました。貴重なお時間、知恵を貸して下さり、ありがとうございます。