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バイオリン属奏者の音感について
音程を奏者みずから決定しなければならないバイオリン属ですが、絶対音感を持たない人でも演奏できる、というのは、一般的にはどういう克服をしているのでしょうか?
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altsaxさんのお礼の文章で大体あっております。 >「苦労して体にしみついたポジション」が仇となって苦しむ、ということもやはり「絶対音感を持たない普通の人のバイオリン」ではよくあることでしょうか? これについてですが、体にしみついたポジションがあれば楽器が変わってもそんなに大きな違いはでてこないので、苦しむことはあまりないと思います。もちろん最初の段階では音程が高くなってしまったり低くなったりはするかもしれませんが、すぐに対応して直すことができると思います。ただ楽器の種類を変えるとなると話は別ですね。バイオリン→チェロは簡単ではありませんし、指の使い方の基本さえちがいます。指先のポイントもかわるので練習が必要ですね。
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- terra5
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>フレットのついたギターや、半音毎にキーのある管楽器だと、本人が全く音痴で他人は聞くに耐えないレベルであっても、指使いだけで本人は「演奏」できている気分が味わえることになりますが、バイオリン属のみなさんは、具体的にはどのようにして「克服」しているのでしょうか? どれも体で覚えたのであんまりかわりないという気が(^^; ちなみに、弦はギターが最初です。 でもバイオリンとギターなんかとそれほど違いないという気もします。 音程はフレットで決まるにしても、実際押さえるポイントは和音出すとかの制限なければ一定のような気がしますし、 実際フレット間のどこを押さえてもいいわけではないですからね。 ある程度左手の型ができれば、音程は半音も違うことはないよう思います。 ポジション移動すると基準の音程は変わりますが、左手はそれほど変わるわけではないので、 移動する場所を体が覚えればいいという感じでしょうかね。 まあ、楽器弾く時は管、弦かわらずにそんなこと考えているわけではないですから、 実際どうかはわかりませんが。
お礼
どうも重ねてのご回答ありがとうございました! 成人されてからバイオリンを始められたかただと、論理的にご説明が聞きやすくて本当に参考になりました。 >ある程度左手の型ができれば #6の方もおっしゃってくださった通り、 やはりこれにつきる、ということなんですね。 どうもありがとうございました。
- Segen-wien
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バイオリンを勉強しているものです。 私には一応、音感があります。ラの高さも、その日の気分や曲によって変えたりすることもあります。 ただ、練習するときには必ず和音で音をとるような練習をします。前後の音との和音。それが合わなければ開放弦との和音。などを合わせて、それを繰り返していくうちに指が自然と場所を覚えていき、何も考えずに弾けるようになります。 私は子供のころからバイオリンを弾いていたので1/4から弾いていました。大きさが変わるというのは手の大きさが変わるということなので、手が大きいのに小さな楽器を弾いていたら、音階を弾くのも難しくなります。サイズを変えたときには、小さな楽器では細かい音程をとるのが難しくなったときなので、大きくすることによって弾きやすくなりました。 またフルサイズの楽器でも一本一本で指板の長さが微妙に違ったりするので、楽器を選ぶときには自分の手にあったものを選ぶことがあります。私もビオラを弾いたことがありますが、バイオリン→ビオラは簡単に瞬時に弾きかえることができましたが、ビオラ→バイオリンは急に指の間隔が狭くなるので一瞬迷うっていうことがありました。 小さい子に教えるときに、シールやマーカーなどでギターみたいにフレッドをつけて教える先生もいると思います。そうすれば目でみて音程がとれるので簡単だということもあります。 克服に関してですが、絶対音感があるかないかは別として、音感はついていくと思います。毎日繰り返し和音などで練習していくことによって耳もだんだんと良くなっていきます。生まれつきに音感がある人もいるかもしれませんがある程度であれば訓練することによって身に付けることができると思います。
お礼
>、ビオラ→バイオリンは急に指の間隔が狭くなるので一瞬迷うっていうことがありました。 なるほど、バイオリンの世界でも「大は小を兼ねる」のもののたとえが成立してるんですね(^^) >それが合わなければ開放弦との和音。などを合わせて、それを繰り返していくうちに指が自然と場所を覚えていき、何も考えずに弾けるようになります。 #2と#3の方も揃ってお答えくださった通りの基本なんですね! 門外漢が見ると、かならずバイオリン奏者の方はいくつかの音合わせをしているのを拝見しますが、あのときに調律済み開放弦をよりどころに、相対音感的に「押さえるべきポジションの正確な位置」を見い出す作業をしている、という訳ですね? だいぶすっきり疑問が晴れてきました! どうもありがとうございます。 上記の認識が間違っていたら、またご叱責くださいましたら助かります。
- terra5
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演奏に相対的な音感は必要ですが,絶対音感は不要です。 逆に絶対音感があっても別に演奏に役立つわけではありませんし、 むしろ固定の音程しかうけつけなくて邪魔になることもあるようです。 私は無いので,A=440でも442でも415でも平気です(^^; そもそも絶対音感を何に使うのかと思いますが。 音程は微妙に変化する物ですから。 例えA=442でのCの音でもそれが和音の第3音か第5音かで音程のとり方は変わりますし,旋律の一部とした場合も音程変わりますし。 私はバイオリンはかなり年を食ってから始めました(笑)ので 3/4から4/4への切り替えの感覚はわかりませんが、 ビオラも弾くようにはなってます。 楽譜が読めない(笑)とかありましたけど、質問にあるようなことはなかったと思います。 そういえば、バイオリンと違ってビオラはサイズがわりとまちまちなんですよね。 4/4でも小さいのと大きいのがあります。 持ち替えて音程がうまくとれないって人はいないような気がします。私の少ない経験上ではそういうビオラ弾きいませんでした。 そういえば、管楽器は指使いが変わらなくても音程はかなり変化しますが, 弦だと指の位置で音程が決まるので管の方が音程を決めるのは難しいって話もあります。 弓の使い方でいくぶん変わらなくもないですが、呼吸やら口(?)の影響に比べれば。 元フルート吹きで,リコーダーはよく吹いてます。
補足
>質問にあるようなことはなかったと思います。 >そういえば、バイオリンと違ってビオラはサイズがわりとまちまちなんですよね。 >4/4でも小さいのと大きいのがあります。 へえ、そうなんですね!(はたで見るからには)とても難儀そうですが、みなさん卒なく持ち替えが出来てしまうんですね? >持ち替えて音程がうまくとれないって人はいないような気がします。 >私の少ない経験上ではそういうビオラ弾きいませんでした。 ここが核心部分なのですが、フレットのついたギターや、半音毎にキーのある管楽器だと、本人が全く音痴で他人は聞くに耐えないレベルであっても、指使いだけで本人は「演奏」できている気分が味わえることになりますが、バイオリン属のみなさんは、具体的にはどのようにして「克服」しているのでしょうか? (「克服」、という単語の言葉尻にはあまりとらわれないようにして下さいね) (自分が「自分は今どこの音を出している」という認識をどうやって得ているか、ということを質問の主旨としています) リコーダーも非常に顕著ですが、息の強弱で簡単に半音近くずれてしまいますが、いわゆる運指だけでもって、「この指使いならこの音」という風に、奏者が音痴かどうかは抜きにした楽器としての決定があるじゃないですか* ところが、(管楽器で言えばトロンボーンがそれに当たりそうですが)バイオリン属だとシームレスというか、ユニバーサルというか、いわゆる物理的な楽器として「無段階変換」の場合、ポジションの決定の苦労の「克服」はどのようにされていますでしょうか? 幼時から続けている方だと、意識していないことも多いと思いますが、成人してから始められたterra5さんならば、論理的な言葉でご体験談をお聞きできそうに思いますが、もしよろしければその辺の苦労話(または全く苦労しなかった?)などお聞かせいただけましたら、私の質問が完結できますのでどうぞよろしくお願いします♪
- ng001
- ベストアンサー率45% (105/232)
いわゆる「音痴」でなければ、絶対音感がなくても相対的に音程は掴めます。ハ長調の曲をニ長調に書き換えると基準となる「ド」の音の高さが変わりますが、そんなことお構いなしに普通に歌うことはできます。 オーケストラが演奏を始める前にオーボエがハ長調の「ラ」の音を出して、他の楽器がそれに基準をあわせます。あれだって出しているのは1音だけで、バイオリンなんかは1本の弦をその音にあわせて、あとは和音を使って他の弦を調弦しています。つまり基準音さえ定まれば、あとは何とかなるのです。 幼いころに少しだけバイオリンを習いましたが、音の高さを探りながら指で弦を押さえるというよも、決まったポジションを指で覚えることで演奏していました。実際に音を探りながら指を動かしていたのでは、とても演奏などできないのです。音程がもし違っていたら、次の音からすこしずらして補正しながら、位置を覚えていました。指の位置を補正するのは絶対音感ではなくて、相対音感だと思います。 もちろん絶対音感はあったほうが良いと思いますし、おそらく名手と言われる人はそういう能力が備わっていると思います。子供でも音感は優れています。あるとき某有名楽器メーカーの主催する音楽学校の授業のアトラクションで、 これは「ハト」ですか、それとも「ホロホロ鳥」ですか?、という質問がありました。「ハト」は音階で「ドソ」、「ホロ」は「ミシ」で、どちらも完全5度の和音です。これをピアノでたたいて子供たちに当てさせるのです。驚いたことにたいていの子供が正解なのです。同じ5度の響きでも、音の高さの違いをちゃんと認識しているのには感心したものです。
お礼
>つまり基準音さえ定まれば、あとは何とかなるのです これは、#2の方もお答えくださっていましたので、「いわゆる普通の人のバイオリン演奏の基本」と理解してよろしい訳ですね。 >決まったポジションを指で覚えることで演奏していました わたしはピアノと管楽器しか経験が無いので、この点がとても興味深い所なのですが、子供が成長して使う楽器のサイズを大きく買い替える時とか、また大人でもベースなど大型バイオリン属の場合、3/4サイズを使ったり、4/4サイズを使ったりということがあると思うのですが、そのような「変わり目」の時などは、「苦労して体にしみついたポジション」が仇となって苦しむ、ということもやはり「絶対音感を持たない普通の人のバイオリン」ではよくあることでしょうか?
- Ronda
- ベストアンサー率25% (259/1025)
ピアノなどの楽器でない限り、音程は奏者がコントロールしています。 管楽器でも指使いだけでは正確な音程は出せません。 バイオリン等でも開放弦の音程を基準にすれば他の音程を取ることは可能です。 最初の調律は音叉等を使用すれば問題ありません。 絶対音感を持っていなくても音程が少しずれれば違和感があります。 私はトランペットをやっていましたが(プロではありません)、バンドやアンサンブル演奏の際は演奏しながら他の楽器と音程を合わせていましたから、プロの奏者にとっては朝飯前だと思いますよ。
お礼
>ピアノなどの楽器でない限り、音程は奏者がコントロールしています。 いわゆる作音楽器ですね。 >バイオリン等でも開放弦の音程を基準にすれば他の音程を取ることは可能です なるほど、開放弦の調律から相対的に導きだしているということですね! ありがとうございました。
- Fuyuki
- ベストアンサー率22% (2/9)
私の弟は一応プロのバイオリン奏者です。 「一応」と書いたのは、絶対音感を持たない「一流ではない」奏者だからです。 地元でオーケストラのエキストラとか、結婚式での演奏とか各種イベントでのギャラで食ってます。 その弟が、音大受験の時、真剣に悩んでました。 「僕には絶対音感がないからやっぱり難しいんだよね…」 彼は「克服」は出来ていないと思います。やはり絶対音感を持たない人にはかなりハンディとなるのではないでしょうか? 答えになってないかな…(^^; ゴメンナサイ…
お礼
>彼は「克服」は出来ていないと思います うーん、この手の突っ込みではなくて、絶対音感のない人のバイオリン演奏、という一般論を求めているんですが。。。 しかし早々にどうもありがとうございました。
お礼
なるほど、音感が相対音感で補正順応できるのと同様に、「体で覚えたポジション」も絶対ポジション位置ではなく、相対的に融通がきくという訳ですね。 門外漢にはなかなか不思議だった謎ですが、だんだんわかってきました!