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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:死刑の意義とは)

死刑の意義とは

このQ&Aのポイント
  • 日本人は圧倒的で根強い死刑支持があります。死刑の最大の意義とはどのように考えますか?
  • 死刑の意義には司法による代理復讐、社会からの抹殺、体制維持、魔女狩り、抑止効果などがあります。
  • しかし、死刑に関しては賛否が分かれる意見もあり、疑問視する声もあります。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.5

一応、先に書いておきますが、私は死刑反対派です。 で、私が考える死刑の理由は(7)です。そしてその中には2つ理由があります。 その前に、なぜ(1)~(6)ではないかを書きます。 (1) 司法による代理復讐 質問者様と同様、「復習」が代理である必要はありません。また「復習」を臨まない、または別の方法による復習(たとえば加害者に子供がいて、被害者が子供であったなら、加害者の子供を殺すことを要求するなど)が認められないのは「復習」という観点において、不備のほうが大きいでしょう。よって「代理復讐」は論理が合いません。 (2) 社会からの抹殺 これだと現行の死刑を求刑できる以外の刑法犯に適用でないのがうまく説明できません。たとえば自動車運転過失致死罪などで飲酒運転などの要因がある場合の法の適合性・平等性に関するコンセンサスが非常に甘いと思います。 よって、この視点はありえるものの不十分です。 ただし、封建時代などは「海賊を縛り首にして、祝杯を挙げた」というような事例が幾つもありますので、異民族や同じ社会に属さない(またははみ出したものを容赦なく)抹殺することは、行われてきたといえます。 (3) 体制維持   刑法自体の枠組みはたしかに刑法制定時からあまり変化はしていませんが、たとえば刑法200条:尊属殺については、最高裁による違憲判決を受け条文が削除されています。  また昔は無かった「自動車運転過失致死罪」や少年法改正による厳罰化など、時代変化に合わせた法改正はオこなれており、まったく変えていないというものではありません。 また刑法ではありませんが、最近最高裁で庶子差別の禁止という民法の根幹を変えるような判決もありましたので、体制維持のため、というのは当たらないでしょう。 ただしある意味の「体制維持」という観点なら当てはまるところもあります。それは(7)のところで書きます。 (4)死刑の廃止 廃止をしたほうがいいんですけどね。今のままでは難しいでしょうね。 (5) 魔女狩り 宅間守の死刑のときはガス抜きになりましたか?また魔女狩りはたしかに当時のいろいろな庶民の不満のガス抜きでもありましたが、それは同時に「公開処刑」という方式による「吊るせ!殺せ!」というお祭り騒ぎも不可欠でした。 現在のように、死刑執行法などが公開されていない状態では、ガス抜きとはいえないでしょう。 (6)抑止効果 ご存知だと思いますが、死刑を廃止したことによる抑止効果の減少は今のところ学術的には認められていません。中国なんか汚職でも死刑なのに、後を絶ちませんね。 (7) その1  日本において死刑が存続しているのは、第一には体制維持のためです。しかし、これは「変化は混乱を招くから」というような理由ではなく、権力側が「国民を抹殺する権利」を担保しておきたいからです。  日本はフランスやイギリスのように、民衆側の権力要求で民主化(または立憲君主化)した国では有りません。すべては「お上」が下達して、民主化などを行った国であり、いまだに「由らしむべし、知らしむべからず」という感覚が強いのです。 警察権力から検察裁判までようやく裁判員制度も始まりましたが、それでもまだこの感覚は強いといえます。 ですから、「権力による国民抹殺の権利の維持」が体制維持のために必要と考える権力者達の都合で死刑は廃止されず、また死刑執行などの情報もほとんど明らかにされないのです。つまり「国民の考える能力を馬鹿にし、情報を出さないことで考えられなくしている」ことが体制維持に役立っているといえます。 その2 国民の側もそれに乗せられている、という点が問題です。そもそも、欧米の先進国の多くが死刑を廃止しているのは「国民の私権の最大の発露」と「それを国家権力が邪魔することの悪影響」を考えているからです。イスラム法を施行している国は死刑があると同時に国民主権国家ではありませので、まるでキリスト教国が宗教上の理由から死刑を廃止しているように見えるのですが、そうではないのです。 そもそも日本では平安時代に仏教の影響で死刑が禁止されていた時代もあったのです。 日本人は残念ながら「自分の意思で考え実行する」という意識がそれほど強くなく、周りに配慮することがどうしても必要です。出る杭は打たれる、のです。 この出る杭は有能で自己主張の強い(たとえば堀江モンのような)人物だけでなく、とてつもなく常識を外れた犯罪者も該当します。 日本人はこのような出ることを恐れない人物がとても怖いのです。ですから、マスコミも一旦持ち上げておいてその後晒上げるようなことをしますし、犯罪者なら「抹殺(つまり死刑)」でいいわけです。 日本で死刑が存続していて8割の人々が賛成するのは「不安だから、それを解消してもらいたい」からです。 宅間守でも加藤智大でも、死んでしまえば影響力を行使する事はできませんので、不安が解消されます。 さて、もしかしたら神になってしまうかもしれない、オウム真理教の麻原彰晃はいったい死刑にできるのでしょうか。死刑にすることで、日本人に不安を与えるある意味稀有な人物であるといえるでしょう。

Erdbeerkegels
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 (1) もし、等価性を求めるのなら自分の娘がレイプされたら 加害者の娘をレイプしなければ 釣り合わなくなりますね。しかし、国民の多くが死刑を支持する最大の理由でしょう。 (2) これが一番の表向きの理由でしょうね。 (3) まあ、教育システムや度量衡とも違って いきなり変える必要はありませんからね。一応、死刑というのは残しておいて 事実上執行停止にすれば可能でしょう。特定秘密保護法も施行されることだし、死刑執行の公表をそれに盛り込めば徐々に死刑をなくせるかもしれません。 (5)公開処刑にしたら、死刑囚の最期を見てトラウマになって反対派に回る人も増えるでしょう。でも、日本人は それだけに 死刑というのも 単に悪人を社会からデリートするくらいに軽く考えている人も多いですからね。例え死刑に値する命でも 命にはそれなりの重さがあることを認識することも必要かもしれませんね。 (6) 日本でも自殺者数の異常な多さを考えると、死刑なんて最高の罰ではないのかもしれませんね、

その他の回答 (4)

noname#194996
noname#194996
回答No.4

すみません、NO.3 です >抑止効果の現象 → 減少  でした。 訂正とともにお詫びします。

noname#194996
noname#194996
回答No.3

私は(6)だと思います。 死刑制度をなくすことでのメリットは冤罪の危険性を減らすということだろうと思いますが、デメリットとしての抑止効果の現象による凶悪犯罪の増加(それはないというひともいますが、証明は不可能です。)を厳密に予想することは不可能です。 確かに、冤罪での刑死者は0になるでしょうが、増えた凶悪犯罪によって被害をこうむるひとが0以上になれば、死刑廃止は失敗ということになりますね。

Erdbeerkegels
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 殺人って、何も特別な人が犯すんじゃないんですよね。日本では 年間約1000件の殺人が起きていますが、その中で死刑になるのは もはや死刑の抑止力が働かないということですよね。 ところで、例えば、自分の娘がヤクザに食い物にされて 揚句の果てに自殺したとします。 そして、父親が娘の仇を討つために そのヤクザを殺害したとします。そういう場合、計画性が高く悪質だったとしても、世論的には 計画性についてはあまり咎めず、むしろ、父親に同情的な人が多いかと思います。殺人の動機の中でも 復讐は極めて大きなウェイトを占めると思います。でも、そういう 復讐に基づく計画的殺人ほど厳しく戒めて 公開処刑にでもしないと 期待した効果がないと思います。 人間には 楽観バイアスというのがあって、他人が不幸にあったり 制裁を受けても あまり脅威に感じないことが多いです。例えば、学校の体罰問題だって 桜の宮高校の事件であれだけ大きな騒ぎになっても 相変わらず暴力を振い問題を起こした教師が後を絶ちませんでした。それから、原発問題だって 避難を余儀なくされた人は推進派の人も全員が反対派に鞍替えしたけど、被災地から遠い人は まるで 外国で起きた出来事のように楽観視しています。 また、暴走族なんかでも 敵対するリーダーが事故に遭って怪我をしても、喜ぶことはあっても、明日は我が身とか あまり考えませんよね。

  • hekiyu
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回答No.2

(1) 司法による代理復讐  私人による復讐を認めたのでは秩序がメチャクチャに  なりますから、私人の復讐権を国家が奪った、という  考え方です。  これを応報刑といい、現代でも刑罰の重要な根拠に  なっています。  なお、目には目をというのは「同害報復」という考え方  ですが、これも応報刑の一種です。  目に対して、手であっても、応報刑です。 (2) 社会からの抹殺  社会からの抹殺なら、終身刑で代置できますから、  死刑の根拠にはならないでしょう。 (3) 体制維持  これが死刑の根拠になるか、疑問です。 (5) 魔女狩り  方や無残に殺されているのに、殺した方は天寿を全う  出来ることを国家が保障するのは、著しく不公平だ  という意味のガス抜きでしょうか。  どうして(4)が無いの・・? (6)抑止効果  抑止効果はあるでしょう。  これが実際上の最大の根拠です。  宅間みたいなふざけた連中が出るのは、死刑方法が生ぬるい  からです。  死刑になりたい、なんて気が起きないほど過酷な刑罰に  すれば良いだけの話です。  事実、歴史的には、絞首刑なんてのは、軽い刑罰  とされていました。 (7) その他  死刑に抑止力がある以上、死刑はやむを得ないと思います。  死刑を廃止して、それで犠牲者が増えたら、どう責任を  とるつもりなのか。  抑止力があるのに廃止しようというのは、殺人犯の生命を  犠牲者よりも重視することになります。  

Erdbeerkegels
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >これを応報刑といい、現代でも刑罰の重要な根拠に  なっています。 しかし、宅間の場合は 宅間が死刑になることによって 遺族たちは却って 虚しさを悔しさと敗北感を感じたんじゃないでしょうかね? >社会からの抹殺なら、終身刑で代置できますから、 質問でも書いたように、永久休職にどんな意味があるかです。 > 方や無残に殺されているのに、殺した方は天寿を全う  出来ることを国家が保障するのは、著しく不公平だ  という意味のガス抜きでしょうか。 これも含まれるでしょうね。民主党が与党になった時のことを考えれば。まあ、政治家や官僚は外交のことを考えれば死刑を廃止したいところなんですが、この効果は捨てがたいででしょう。自民党も消費税増税を目前に死刑執行ですからね。 > 抑止効果はあるでしょう。 これもhekiyuさんには釈迦に説法だと思いますが、日本では年間 約1000件の殺人事件が起きているのに対し、自殺者数は3万人近くに上ります。しかも、自殺で最も多く用いられる方法と死刑の方法も似ているということは 世間には死刑よりも辛いことが沢山あるということです。でも、自殺しようとしている人と多くは死刑なんか怖くないはずなのに、どうして殺人を犯す人が少ないのか 考えたことがありますか? >宅間みたいなふざけた連中が出るのは、死刑方法が生ぬるい  からです。 いや、それなら 捕まる前にダイナマイトでも自殺するでしょ。でも、宅間はふざけてなんかいなかったと思いいますよ。真剣だったはずです。思考停止していませんか? 死刑が抑止効果を発揮するのは 自分の命は 大事だからこそ、失いたくない という前提があるからです。でも、宅間のような人間は 自分の命さえ否定しているわけですが、自分の命は 大事だからこそ 失いたくないという感覚は 誰でも自然に身に付けるものではなく、愛情とか幸福感によって育まれるものです。hekiyuさんも 残虐性を感じますが、それでも 自分の命が大事だと認識できることは当たり前のことではなく、有難く思わなければならないと思うんです。その点では 宅間守や加藤智大は それすらも認識できなかった 可愛そうな人だったのかもしれません。 > 死刑を廃止して、それで犠牲者が増えたら、どう責任を  とるつもりなのか。 それじゃ、宅間守や加藤智大みたいな人間がまた現れたら 死刑賛成派の人はどう責任を取るんですか? 最後に 日本は物質的にも恵まれて 平和で医療体制も整っているのに、どうして その割には幸福指数が低いと思いますか? これまでの hekiyuさんの書き込みを拝見しても hekiyuさんはあまり幸せでないように感じます。

Erdbeerkegels
質問者

補足

>どうして(4)が無いの・・? (4)は意味がない、つまり、死刑廃止です。

回答No.1

(4)が抜けてますよ。 多分、その(4)が正解ですね。 (4)極悪犯罪者の収監費用の節約。

Erdbeerkegels
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そうだ。抜けてました。「極悪犯罪者の収監費用の節約」は (2)に入ります。 (4)には 死刑反対が入ります。

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