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冤罪で死刑になったら誰が責任をとるのですか?

死刑廃止に賛成です。冤罪で死刑になったら誰が責任を取るのでしょうか?死刑執行後に「間違っていました。すいません。」ではすまされないでしょう。日本国民の多くが死刑制度を支持しているのが信じられません。多分、質問の仕方が悪いのでしょう。もしも、自分が冤罪で死刑にされる危険があっても死刑に賛成するかと聞けば、多くの人は死刑に反対するのではないでしょうか?もし、それでも死刑制度を維持したいのならば、冤罪が判明した場合、取り調べた刑事、検察官、裁判官等の関係者も死刑にする法案が必要だと思います。人の命の重さを考えて欲しい。最高刑を終身刑とすれば、冤罪が判明しても何らかの補償は出来ます。死者には出来ません。皆さんの意見を聞かせてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • tamoht
  • ベストアンサー率43% (60/137)
回答No.6

前のご回答者さんの言われるように「それが正当な手続を経て有罪判決が確定した場合」には、誰も責任を負いません。せいぜい補償金が家族に支払われる程度でしょう。 ここに飯塚事件というのがあります。久間三千年さんという死刑囚が犯人とされ死刑が確定、2008年10月に執行されています。これは冤罪の可能性が極めて高いといわれており、そのため2009年10月に執行後にもかかわらず家族から再審請求が出されています。事件の内容、裁判における問題点は長くなるので省きますがこれなどは、はたして本当に「正当な手続を経て有罪判決が確定した」と言えるのか疑問を持たざるをえません。つまり「久間さんは冤罪の可能性が非常に高いのに死刑を執行された」のではなく「冤罪の可能性が極めて高いから執行された」とさえいわれています。これなどは司法責任者が自分たちの保身のために、出世のために死刑制度を利用した犯罪ではなかったでしょうか。 国家がどのような方法で受刑者を殺害しようとも死刑は絶対に許されない究極の人権侵害であり残酷な非人間的行為です。死刑はこのような残酷性や人としての尊厳の問題だけでなく、飯塚事件にみられるように冤罪や裁判官による量刑の差など、執行してしまったら取り返しのつかない重大な問題も含んでいます。 冤罪は決して避けて通ることのできない問題です。したがって冤罪の問題一つをとりあげたとしても死刑はあってはならないと考えます。 死刑賛成論者でさえ冤罪の問題には危惧しています。なぜなら世の中に「絶対間違いがない」などということはありません。人間はどこかで過ちを犯すものでその誤りが「取り返しのつかない誤り」になりうるのが冤罪であり死刑制度です。 人の命を尊重しいかなる理由があろうとも人の命を奪ってはならないことは、人類共通の倫理です。死刑は個人を永久に沈黙させることにより、都合の悪い真実を覆い隠す手段として利用されたり、社会的に「厄介な」個人を抹殺する手段とされてきたことは事実です。 死刑が合法的な刑罰として容認されている限り政治的に悪用される危険性が高く、冤罪を生む原因の一つになっていることも確かです。 「死刑という殺人はその国家がいまだ未熟であることを証明していることである。 死刑は国家がその国民に対して保障した基本的人権をみずから破棄するものである。殺人を犯す側に多少なりとも心の痛みや呵責が伴ううちは、まだ人間として、人として機能している。もし心の痛みや呵責がなく殺人を犯す人間がいたらそれは精神異常者である。精神異常者でなく、心の痛みや呵責が伴わず殺す側に立てるのは、死刑制度と戦争の二つしかない。」 これは、ある住職さんの講演を紹介した記事から引用させていただいたものですが 死刑制度は、国でさえも人殺しをするという人命軽視の風潮に拍車をかけるものであり、それが殺人をなんとも思わない世の中を作っていくのです。 死刑制度は凶悪犯罪の抑止力となるどころか、むしろそれを高める要因になっていると言わざるを得ません。 死刑をただちに廃止して終身刑を設置することを望む一人です。

gocika
質問者

お礼

素晴らしい。まさに私が言いたかったことです。

その他の回答 (5)

回答No.5

国家の失策を引き受けるのはいつも「国民の税金です」 菅さんは無罪にはなりましたがしかしながら、その当時の裁判では裁判官もその検察に見方をしていながら裁判所は何ら謝罪などして間違いを自ら認めることはなされていない。 先の回答者さんの言われるように特別に法的な権限を持つ人物を任命してその者が検察と警察に捜査資料を提供させることなどの可能な制度が必要であろうと思われます。

gocika
質問者

お礼

責任の所在がはっきりしないのは日本の組織特有の問題のようにも思えます。

回答No.4

検察を独立させ、検察が行政、警察を監視し、参議院の3/4以上の賛成で検察幹部を解任できるようにすればいいですね。 そして、あらゆる国の組織に独立した第三者機関を配置して、厳重に監視、チェックすると。 立法、行政、司法、検察、弁護士会、マスコミ、第三者機関が完全に独立して、それぞれ、厳重に監視、チェックできるようにすると。 冤罪があって当たり前の状況、実態ですからね。

gocika
質問者

お礼

すばらしい案ですね。

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (816/3045)
回答No.3

誰も責任をとりません。 足利事件を見て、せめて捜査関係者の証拠捏造・隠滅・偽証に対する時効は撤廃するべきではと思いました。 あと日本には警察関係者の犯罪を監視する組織がないのも問題ですね。(内部に警察犯罪を隠蔽する組織ならありますが。) さらに司法が独立せず行政の言いなりになっているのも問題ですね。 組織・制度が悪いから死刑撤廃というのもわかりますが、組織・制度を改めようとしないのが不思議でなりません。

gocika
質問者

お礼

アメリカのドラマで内部監察官というのか警察かFBIにあったのを思い出しました。

  • hmcke213
  • ベストアンサー率28% (298/1049)
回答No.2

終身刑と仰っているのは仮釈放の無い終身刑のことですか? 日本では無期懲役が仮釈放がある終身刑に該当しますが、仮釈放の条件に当てはまらない場合は一生出てこられない刑罰ですよ。 確かに人間ですから、間違いをゼロにすることは、正直できないでしょう。 失われた命に対して、「間違ってましたごめんなさい」で済まないのは当然です。 死刑廃止国なんかでは、まさに死刑執行後に冤罪が発覚し、廃止になった国もありますね。 だからこそ日本では、再審請求に時間をかけ、働きもしない死刑囚(懲役刑じゃないので死刑囚に労働は課せられません。希望すれば与えられる程度です)を本人が上告しないような場合でも10年ほども養うんでしょうね。法律どおり6ヶ月以内に執行されることなどありません。 現在では約100人が執行待ちの状態です。 しかし犯罪被害者や遺族の補償もろくになく、「あだ討ちを」と思ってしまう気持ちも、日本人としては無視できないでしょう?目には目を、という制度(冤罪の場合は関係者の死刑をってやつです)を希望されるあなたなら、気持ちがわかってしまうのではないですか? どちらにせよ、多くの人の人生や生死が関わっています。 どちらかの側面だけを見つめて「こうだ」と結論を出せる問題ではないと思います。 多面的に検討しても、どちらが正しいと言えるような問題でもないですから。 ちなみに現在の日本における刑務所の状況はご存知だと思いますが… すでに刑務所はどこも、満員御礼。増設案はたくさん出ています。 不況の下、財政難にあえぐ自治体が誘致しようにも、住民の猛反対により破談… 出所者の再犯率は5割。仮出所を反対する世論(厳罰化)を反映してか、満期出所者の増加に比例して増加中(仮出所率も5割)。なぜなら、仮出所した人には出所後の支援施設などがありますし、仮出所が出来るというのは身柄を引き受ける誰かが(家族か支援施設)いるのが条件ですが、満期出所の場合は何の支援も条件にはない。生活保護が受けられなければ、再犯の末刑務所に戻ったほうが衣食住が確実に手に入り、安全で快適な生活が送れます。刑務所は犯罪抑止の脅威にはなっていないのが現状です。 そんな犯罪者のために大量に注ぎ込まれる国税。平成19年の矯正施設への予算が590億円、収容者数71000人です。 私は現状のように死刑の執行までに時間がかかるような状態なら、死刑制度の廃止をした方が良いと思っています。合理的ではないし、抑止力としても弱い、死刑廃止している国の犯罪率が上昇しているわけではないという結果を踏まえて、です。 ただ、そのために仮釈放の無い終身刑の導入を…とは思いません。人権!人権!とうるさい世の中で、刑務所はもはや戦前のように懲罰的な施設でもない上に、更生プログラムも結果を残せていないのに囚人を増やしたところで意味は無いと考えます。民間刑務所などが出来れば、数字(再犯率の低下)は残せると思うのですが…これも日本では難しいのでしょうね。

gocika
質問者

お礼

う~ん、考えさせられます。

  • cowstep
  • ベストアンサー率36% (756/2081)
回答No.1

冤罪に関しては、それが正当な手続を経て有罪判決が確定した場合には、誰も責任を負いません。足利事件の場合は、捜査の方法が不適切であった証拠が出て来たために、関係者が謝罪しておりますが、これは極めて異例なことです。既に死刑を執行された人の中には、無実の人がいた可能性が十分にあります。死刑制度に対する反対意見の多くは、三審制度のもとでも冤罪の可能性を排除できないことを理由に上げています。しかしそれだけでは、自他共に有罪であることを認め、物的証拠も揃っている場合は、死刑もやむを得ないと考えるかどうか、という問題が残ります。そこで、死刑廃止論者は、死刑が残額な刑罰で非人道的であるから許されないことも理由に挙げています。

gocika
質問者

補足

ひどいですね。誰も責任をとれないのであれば、泣き寝入りということになります。闇から闇に葬り去られるようでまるで江戸時代みたいです。仰るとおり、残虐で非人道的とも思います。テレビで刑場とどのように執行方法、刑務官へのインタビューをみましたが、ぞっとしました。罪人とはいえ、人格をもたない国家がよってたかって個人をしかも何の感情もなく抹殺しているようで、不気味です。私には殺人に思えました。

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