古代中国で方角や時刻を表すために、十二支が考案され永く用いられてきました。
十二支に十干(木火土金水の五行をそれぞれ兄、弟に分けた)を組み合わせて、暦年を表すこともしました。干支を一巡すると60年、60歳に達した人は「還暦」を祝いました。
方角で云えば、真北が子、真南が午に当たります。
また、十二支のそれぞれに動物を宛てることもしました。
子にはネズミが、午にはウマが配されましたが、これら動物とは何の関係もありません。
南北を結ぶ線を子午線というのもここから来ており、時刻で云えば子の刻は深夜0時前後、午の刻は正午前後を指し、そこから午前、午後の表現も派生しました。
酉の方角や時刻に、タマタマ鳥が配されましたが、酉と鳥とは十二支以外では何の関係もありません。
酉の方は西の方角、酉の刻は午後9時前後を指します。
お礼
回答ありがとうございました。なるほど、十二支に動物を宛てただけで、鳥とは何の関係もない事が分かりました。