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出張型の起業家大学は作れませんでしょうか?
- 社会塾や起業家大学のような学校がありますが、出張型の起業家大学は作れる可能性があります。
- ビジネス知識を徹底して教えるだけでなく、実践的な営業のやり方や起業時の手続きなども教えることができます。
- 特にクリエイター系の学校や法律の専門学校に対してもニーズがあると思われます。
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ビジネスモデルは、 1)戦略モデル 2)競争モデル 3)収益モデル 4)運営モデル の4つの部分で構成されます。 1)戦略モデルというのは、どういう顧客にどんな価値を提供するか、についての構想です。質問者さんの場合は、 専門知識はあるが、経営の知識が十分でない人に、起業と経営についての実践的な知識を提供する ということになるでしょう。 2)競争モデルというのは、同業他社との競争にどうやって打ち勝つか、についての構想です。 質問者さんの場合は、既存の起業のためのセミナー等とどう差別化して顧客を集めるか、ということになります。 クリエイター系、士業系とも、コンサル会社が主催する経営を教える講習会等がすでに存在しますし、業界団体が主催して行うセミナーも存在します。これらの既存のセミナーよりも質問者さんの「起業家大学」の方へお金を払ってゆきたくなるような「何か」がなければなりません。この「何か」が競争モデルです。 >ビジネスの達人を呼んで実践的な営業のやり方をレッスンするとか、はたまた会社を起こすときの一通りの手続きとか、新規事業を立ち上げたときの失敗しやすいポイントとか、もう全部教えるんです。 これは既存のセミナーがすでに行っているので、これでは競争には勝てません。(顧客は質問者さんの「起業家大学」より既存のセミナーを選びます。) また業界団体のセミナーは、業界団体の会費からセミナー費用を補填するので、安く受講ができます。 これらの既存のセミナーよりも顧客が質問者さんのセミナーの方をえらぶような「何か」を質問者さんが提案できないと、顧客は集まりません。 3)収益モデルというのは、事業のどの部分でだれからお金をもらうか、についての構想です。 たとえば、大学生向けのダブルスクールの場合は学生からお金をもらいますが、大学などに出張する場合は、大学の講義に組み込んで、大学からお金をもらうことになります。 これが収益モデルです。どのくらいの受講料をもらうか、というのもこの収益モデルに含まれますし、コストをどのくらいに抑えるか、その結果、どのくらいの利益が上がるか、というのもこの収益モデルの重要な部分です。 価格については、2)の競争モデルとも関係してきます。つまり、コストを徹底的に低く抑えることで、業界団体主催のセミナーよりも安い受講料にするか、あるいはコンサル会社のセミナーよりも優れた内容にすることで高額でも受講生が集まるような内容にするか、を考えなければならないからです。 「起業家大学」を事業として考えるのなら、この部分がきちんとしていなければなりません。 4)運営モデルというのは上記の3つのモデルを実現するに当たって、人をどう動かすか、などに関する構想です。たとえば、どの大学へ、どういうコネを使って、誰が営業活動をするのか。あるいは、講師陣をどこからどうやって集めるのか、などについての構想です。 これが運営モデルです。 質問者さんの「起業家大学」を実現するためには、以上の4つのモデルが明確になっていなければなりません。特に、2番目の競争モデルが重要です。既存のセミナーよりも「起業家大学」へ行きたくなるような「魅力」を提案できなければ、失敗します。 そして、こういう事柄は、「起業家大学」の講義で教えるべき内容です。質問者さんがこのことをわかっていないとしたら、質問者さんには講義のカリキュラムを作るだけの経営の知識がないということです。経営の知識のない人間が経営を教える「起業家大学」を作っても、十分な内容の講義カリキュラムをプロデュースすることができず、失敗するでしょう。
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- hue2011
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架空の話で考えないで、今あるものを観察するのがいいでしょう。 どれだけ現実にそういう塾があると認識されていますか。 まさか頭の中で「そういうもんがあったらいいな」と夢物語で考えているのですか。 現在腐るほどたくさんあります。 ほとんど全部同じような功績と、同じような問題点を抱えています。 高いものは数か月で700万なんていうものもありますが、常設はできなくてだいたいスポット的です。 学校というものは、決められた知識を整理して順に教え、覚えてもらうことなら簡単に成立します。 それをほとんど習得すれば成果になります。 必ず、「正解」というものがあって、それにたどり着く訓練だけです。 社会人常識的なものも、大学でかなり教わることができます。 名刺の渡し方だとか、業務報告の書き方とか、そういうことのスポット講座をしている大学はかなりあります。 ところが社会人の世界、人生というものには正解がありません。 何を選択しても、それが犯罪でない限り「あり」です。 それがビジネス塾が教えられる限界に直結します。 >ビジネスの達人の実践的な営業のやり方 >新規事業を立ち上げたときの失敗しやすいポイント それ、教科書に書いて教えられるようなものだと思いますか。 実例を探して、そこから各自が学ばなければならないものです。 仮に成果でいっぱいの営業の達人がどこそこの誰社長を説得したときの話をしたとして、それと同じことをしたら必ず相手は言うこと聞きますか。 もしアメリカ発見のコロンブスが学校を作ったとします。 ここに入学する人に勘違いがあるとすれば、ここは「アメリカを発見する方法」を教えてくれると思うでしょうね。 でもアメリカはすでに発見されているから2度と発見できないのです。 コロンブスは「荒海に襲われたらどう生き延びるか」「部下が梅毒になったらどう対処するか」みたいなことは教えられます。 そのほかのことは何もおしえられないでしょう。 そう思って聞くならコロンブス先生はためになる先生です。 同じことをやっても、A君は大成功をしてたとえば100億儲けた。B君は借金をして破産した。 これが人生というものです。 ですから、学校や塾で「こうすれば正解だ」とは教えられない。 大成功したはずのA君が投資に失敗して逃げ回るという後日談もあるかもしれない。 破産したB君は無一文からもののお届け屋をはじめてロジスティック会社を成立させて大きくなるかもしれない。 塞翁が馬というたとえ話が人生にはよく合致します。 だから、ビジネス塾の中心になるのは個別のテクニックではなくメンタル系になるわけなんです。 歩いていれば誰でもドブにはまることがある。 ここで「ああドブにはまった」と泣きながら沈んでいく人間と「はまっちまった」と笑いながらさっさと出てくる人間がいる。 その違いが、まあ人生の奥義なんですけど。 どこにドブがあるか、は歩いてみなければわからない。叢があるからある、かもしれないし、ないかもしれない。 叢があるとこ、と学校で教えたら、叢だけを注意するようになり、マンホールに落ちるのです。 メンタルコントロールだとかメンタルバランスという話がでてくる。 ここで一種の新興宗教的な色が浮かんできてしまいます。悪いことではないでしょうが、偏見を受けかねない。 そうするとどういうことになるかというと、講師がメンターという存在になり、受講者がセンセイと呼んで慕うようになる。 センセイにつきまとうようになる。 あるいは、受講者が思うようにいかなくて、講師を詐欺師呼ばわりし始める。 そういう状況になっていますよ、社会人塾は。 もちろん、ちゃんとフォーカスして聞けばためになるものはたくさんあります。 それはご自分で選択して取得してください。 ご質問へのお答えは、「すでにたくさんあります」です。 ビジネスとしてはじめようとするといいことはありません。 大体本物は無料であることが多いです。 なぜかというと真実だからです。 真実は自分の真心でわかってもらいたいと思って伝道するものです。
- BC81
- ベストアンサー率25% (687/2673)
起業家育成業を起業したいから一から教えてくれって、なかなか気が利いてますね(笑) 思いつき段階で安直に諮らず、もっと練って下さい。 個々のメニューに新味は皆無です。どれも既にあります。 しかも、更に個別の助言や手助けが欲しければ、コンサルタントに依頼すればいいのです。 それ以上の過度のパッケージ化、座して全てを受け取れることが売りのプログラムは、 起業に一番必要な要素=「自ら営む」にとって、間違いなくマイナスでしょう。 乳母日傘では起業家は育たないのです。
塾や紹介業ならいいのではないでしょうか がんばってください
- ROMIO_KUN
- ベストアンサー率19% (433/2252)
大卒としての学士のお免状を発給(発行?)するだけの要件を満たすことが出来ないと思うのですけど。 平たく記せば大学として成り立ってない。なぜって説明するのも疲れます。
お礼
4つのモデル、特に競争モデルですか…勉強になりました、ありがとうございました!