誰もいわないことを言います。
詐欺商材は存在します。
かつて、メジャーな苗字の名前+オフィス、というところがあって、これが扱っているのはどんぴしゃりの詐欺でした。
いまもあるかどうか知りませんが。
何が詐欺かというと、
儲ける方法を開示、といっておきながら方法は何も書いていなかったり。
ひと月15分の操作で不労所得、と言ったり。
再現性のないようなことをれいれいと紹介していたり。
ツールと称したものを売るがこれがまともにうごかなかったり。
そんなものです。看板と中身が違うから詐欺というのです。
やることは別に不可能な高度な作業ではない。
本当に大金を得た人もいる。
と判断できても詐欺まがいはあります。
宝くじで億万長者になれる話、なんていう教材が仮にあったらどうでしょう。
億万長者になった人は必ず毎回数人いるわけですから嘘ではない。
でも、それを読んで宝くじを購入してもまず億万長者にはなれないでしょうね。
再現性が薄すぎるからです。だとすれば詐欺まがいだといわれて当然です。
もっともそんな商材を買うほうにも問題はあります。
そんなことはさておいての話をします。
どん底の生活からいろいろ考えて工夫して、実験しながら失敗も繰り返し成果が産めた、何かをつかんだと思った人がいるとします。
お金だけが目的ならそこでとめればいいのです。自分だけ儲かったらいいのです。
ところが因果と、人間はそうはできていません。
なんとなく、人に教えたくなる。
そこで教本を書いてPDFにして公開し、塾を開催したりしだす。
ここまではまっとうですね。
それを読むとか塾に入会するのは自由ですから誰もだましていない。
買って実行したら誰もできなかった、それならはじめて詐欺です。
でも受講者の中には、うまくコツをつかんで発展する人間が必ずいます。
ひとりもいなかったら詐欺と呼ばれてもしかたがないけど、一人以上は大体存在します。
ところが大半の受講者は稼げず、返金を要求したり詐欺呼ばわりしたりし始めます。
多数決ではないですが、宝くじに当たる当たらないの次元の教材と判断されるのです。
これは誰が何をやっても繰り返されます。
そしてそういう噂を聞きつけると、誹謗中傷の嵐に見舞われます。大体詐欺呼ばわりですね。
極端なのは受講生もなにもないうちに、無料PDFに対しても誹謗をする人間が出てくる。
ドンキ長者というひとがいますが、この人のやっていることは簡単で、安くものを仕入れてAmazonで売るだけです。
キモは「安く仕入れる商材を見つける」ことにあります。
で、スマホで売り場の商品のバーコードをかざしてAmazonの価格を調べ、大きな価格差があるならその場で買ってAmazonに出品するだけです。
その仕入れをおもにドンキでやっているからこの呼称になっています。
誰がどう冷静に考えても詐欺でも不正でもない。ごく普通の商行為です。「せどり」とはいいますけど。
このドンキ長者の悪口すでにたくさん出ています。詐欺呼ばわりももちろんあり。
そして、他の、よりいかがわしい教材を売ったり塾をしている連中が、自分のものが優秀であるネタにこのやり方を先細りだとかぺてんだとかけなすのです。
要するに、本当に疑いを持つ人間ではなく、陥れて自分のほうに水を引こうという連中です。
「**詐欺」などというタイトルのブログを作っているひとは大量にいて、これはどんな商材でもとにかく否定し泥棒呼ばわりする。
そのあとで自分の掲示しているものを買えというタンカバイです。
「三越あんなのは人の足元みるよ」「高島屋お高くとまり」「ユニクロはらぐろい」などといったあとで
「この商品お客様のためにじべた這ってまごころこめてつくった」「おっとそれが千円」というように売るわけです。
この売り方のほうがサギっぽい。
ところで儲かった人に習って儲からないのはなぜかを考えてみます。
情報商材で、何が問題かというと、商材自身の質の話もあるのですが、それで稼ごうとする人のスタンスに問題があると私は見ています。
なんとなく、100万あったらいいだろうな、とかお金だけを目的に始める。
そういうとらえ方だと、どこかに「ゼロもありうるし、ゼロでも仕方がないか」という気持ちがあります。
で、開示されている方法をきっちりやらないでつまみ食いみたいなでたらめな行動をする。
結局稼げない。
自分のほうに問題があるのだけど、そしてそれが原因であることはわかっていても教材を詐欺と思いたがるのです。
居直って、「誰でもできるという指導がない」だとか「素人がやる配慮に欠ける」などと言い出すのです。
そういうことばをブログなりツイッターに発したら、すぐに増幅されます。
嵐に巻き込まれている、あるいはこれから巻き込まれそうな情報発信者はさすがに気が付きます。
どうしたらいいだろうかと考えます。
Webの塾だと相手の顔が見えないでやっているから、伝わっていないことが放置される。
誤解があってもそれがフィードバックしない。
だから、動画をつくったり、その動画に対しコメントをください、コメントをいただいたら無料で何かを差し上げます、とやるのです。
動画だと自分が血の通った人間であり、怪しくないし誠実なことはアピールできます。
また、フィードバックコメントがあると、自分の想定していない何かがわかっていないということが発見できます。
(これはマーケティングでいう市場調査と同様のことです)
とはいえ、コメントなんてでたらめでも書けるし書いた当人の顔はわかりません。
無料の情報商材なんて、それを受け取るだけの無料メールアドレスを取得してそこで受け取る人が多いのです。
そこで、私に会いに来ませんか、ということになるのです。
おわかりだと思いますが、どんな人間でも一度会って会話を交わしたあとでは相手が詐欺だとは見えなくなります。
これが人間の心理です。
生身の相手とあいさつをかわすだけでも相手とのコミュニケーションが発生し、何らかの糸がひかれます。
それを目的としているのです。
最初から詐欺を目的にしているのでない限り、接触して要望を受け取りたいと考えるのが当然です。
詐欺が目的なら、自分の顔をさらすことは極力避けます。
お礼
ご丁寧にありがとうございました!