An+2 の添字の範囲ははっきりしないので添字は[n]のようにカッコ[・]で括って表すことにします。
(1) A[1]=1,A[n+1]=A[n]+2^(n-1)
A[n+1]-A[n]=2^(n-1)
にn+1の代わりにn, n-1, n-2, …, 3, 2と代入して並べると
A[n]-A[n-1}=2^(n-2)
A[n-1]-A[n-2]=2^(n-3)
A[n-2]-A[n-3]=2^(n-4)
…
A[3]-A[2]=2^1
A[2]-A[1]=2^0
辺々加えると、左辺の砥粒の項A[n-1], A[n-2], …, A[2]は相殺してきえるから
A[n]-A[1]=2^(n-2)+2^(n-3)+ … +2^1+2^0
A[n]=A[1]+Σ(k=0, n-2) 2^k (←等比数列の和の公式を適用)
=1+ {2^(n-1)-1}/(2-1)
=2^(n-1) ...(答)
(2) A[1]=1,A[n+1]={(n+1)/n}A[n]
明らかにA[n]≠0なのでA[n]で割って
A[n+1]/A[n]=(n+1)/n
nを1減らして
A[n]/A[n-1]=n/(n-1)
nをn, n-1, n-2, …, 2 と減らして式を並べると
A[n]/A[n-1]=n/(n-1)
A[n-1]/A[n-2]=(n-1)/(n-2)
A[n-2]/A[n-3]=(n-2)/(n-3)
…
A[3]/A[2]=3/2
A[2]/A[1]=2/1
辺々かけ合わせると、左辺の途中のA[n-1],A[n-2],…A[2]は順に約分できて消え、
また右辺の途中の (n-1), (n-2), …, 3, 2 も約分できて消えるから
A[n]/A[1]=n/1
∴A[n]=nA[1]=n …(答)