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中国はキューバ危機のドサクサに紛れて
中国はキューバ危機のドサクサに紛れてインドに侵攻した?
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そういう見方をする専門家もいます。 現時点では中国側からもっと詳しい情報が漏れてくる、もしくは情報が公開されない限りは確実なところは不明です。 とりあえず… 1959年3月にチベットで反乱が起こり、この反乱をインドが支援した疑惑があります。 また、このチベット反乱により、中国・インド国境付近まで、中国軍が配置される事になりました。 その結果、1959年8月には中国・インド間で国境紛争が発生します。 その後、1961年11月に、今度はインド軍が大々的に国境付近に軍を配備し始め緊張が高まります。 そして正確な月日は不明ですが、中国・インド国境での中国軍の作戦行動が計画され、その準備が始まり、指揮官たる将軍も派遣されますが、それはキューバ危機が始まる前でした。 つまり、中国軍はキューバ危機が有る無しに関係なく、軍事作戦の準備を開始しています。 また、毛沢東が軍事行動の開始を決定したのは10月16日です。 そして中国軍の軍事行動は10月20日に開始されました。 一方、ケネディ大統領がテレビ演説でキューバにミサイルが持ち込まれたとソ連を批判し、米軍のデフコンを上げ臨戦態勢に入ったのは10月22日です。 つまり、キューバ危機が深刻化する2日前に、中国軍の作戦活動は開始されています。 この事から鑑みて、元々、準備していた中国軍の作戦とキューバ危機は偶然、日時が重なったとも考えられます。 それに当時は中国もインドも核兵器を持っていません。 全世界からすれば、あまり関係の無い内陸奥地の、利害関係も無い国境での衝突です。大きな国際問題に発展する可能性も低いですし、元々中国軍は、一定の成果を上げれば後退する予定だったようですし、実際勝利しているのに殆どの戦線で作戦後は後退しています。こうした要素からは、敢えて米ソの目を気にする様な重大で深刻な要素のある軍事作戦とも思えません。 この事から考えても、中国軍の作戦とキューバ危機は偶然、日時が重なったとも考えられます。 ■そういうわけで、中国軍の行動はキューバ危機に合わせた可能性もありますが、偶然、日時が重なった可能性も充分すぎるほどあります。なので、現時点では、中国側の資料がもっと公開されるなどしない限りは事実は不明です。
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