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ストレッチポールでダンベルフライ・ベンチプレス
最近思いついたのですが、ストレッチポールでダンベルフライやダンベルベンチプレスをしたら、大胸筋とコアが同時に鍛えられるのではないかと思いました。 筋トレに詳しい方、どう思われますか?
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走ったり泳いだりすれば全身動かすのに、なぜ筋トレはそれらとは区別して、個別の部位を鍛えるのか? その答えは、単純に言うとものすご~く強い負荷で刺激をしないと期待する効果を得られないからですよね。 ターゲットの部位を独立させて、全力で鍛えないと、十分な刺激にはならないんです。そのために安定したフォームを練習したり、わざわざ器具やマシンを使ったりするんです。 違う部位を同時に鍛えると、必ず弱いほうの負荷に合わせなければなりません。胸と体幹では、効かせるために効果的な負荷が違います。胸よりもコアのほうが力が強いので、鍛えるためにももっと重い負荷が必要なのです。逆に胸を鍛えるための軽いダンベルでのトレーニングは、コアはあまり鍛えられていないのですよ。逆にコアに効く不可のダンベルを持ったら、胸はつぶれてしまいます。 それと不安定な態勢で胸を鍛えたら、扱える負荷が落ちてしまいますよね? 軌道が安定しないので、腕や肩なども関与してきます。胸だけをつかえるならとても重いバーベルやダンベルで効果的に鍛えられるのですが、腕や肩などは弱いのでそれらが関与していると軽いダンベルを使わざるを得なくなる。結果的に中途半端にしか胸が刺激できません。基本的には重いウェイトを使うことが大事なので、そのために最大限安定した状態でやるんですよ。 それとこれは当たり前ですが、同時にいくつもの筋肉が関わると、ひとつひとつが楽をすることになりますよね。例えば体幹を利用して軽くブリッジして挙げるとベンチプレスは楽に重いウェイトを上げられます。でも胸の力だけで挙げているわけじゃないからあまり良くないですよね。腹筋鍛える時に、脚の力を借りておき上がっては効果もないですよね?なるべく他の部位を関与させないのが大事。 もちろん、質問者さんが考えたトレーニングも面白いと思います。何かスポーツによってはそれで必要なバランス感覚が身につくかもしれないし、複合して鍛えるメリットというのもあると思います。 しかし、純粋に筋トレに期待する効果は損なわれていきます。とにかく強い負荷をかけるために筋トレしているというのを覚えておくべきだと思います。だから部位を独立させて鍛える、「筋トレ」ってのがあるんです。 よくテレビ通販などの宣伝で○○をと○○を同時に鍛えられるとか、全身を一度に鍛えられるとか言ってますが、その時点であまり効果が無いってことと同じ意味です。
お礼
回答ありがとうございます。 大胸筋と同時にコアを鍛えるのは難しいのですね。 良く分かりました。 ありがとうございました。