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アベノミクスの政策とは?
- アベノミクスは、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を推進しています。
- 具体的な政策としては、2013年1月に13兆1千億円の補正予算案を閣議決定しました。
- また、2013年3月には日銀の白川方明総裁を早期退職させ、黒田東彦総裁を任命しました。
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質問者が選んだベストアンサー
>(1)金融政策全般は原則日銀まかせである(Yes or No) はい。というか、先進国では金融政策は、その国の中央銀行総裁(日本の場合は日銀)に任せるのが原則。 ただし、中央銀行総裁の人事には政治が関与できるので(逆に政治が関与しないと、中央銀行が暴走した場合、誰も止めることができない)、安倍政権はその当然の権利を行使しただけです。 >(2)アベノミクスですでに行った政策について「時期・数字・内容」を含めて個条書きで簡単 まあ、質問者さんの列挙した内容でだいたい合ってるけど、「消費税増税」だけは本来のアベノミクスから反しています。 政治の世界なので、構想すべてがうまくいくとは限らない実例です。 >(3)これからやる予定の政策※これは無くてもいい アベノミクスは、1)金融緩和、2)財政出動、3)構造改革の3本の矢で構成されていますが、私は1と2で十分だと思っています。3について検討を始めると、竹中さんを始めとする新自由主義を奉じる連中が、政策に関与し始めますし、現にしています。 「政府の積極的な経済関与」がアベノミクスの真髄としれば、レーガノミクスに見られるように政府の経済関与を減らし、何でもかんでも民間任せにする新自由主義とは、本来は真逆の立場なんです。 よって、3はやればやるほど本来の方向と反してしまうため、たいていうまくいかなくなります。 あと、今後の予定というか望ましいのは、消費税10%引き上げを見送ること。もし10%に引き上げる場合は、ごく一部の奢侈品(宝石とかブランド品などの、明らかな贅沢品)を除いて、すべての分野に5%の軽減税率を適用すべきでしょう。 次は原発再稼働に踏み切るかどうか。目先の経常収支の赤字を解消するには、原発再稼働しかありません。 もう少し長期的な視点になると、海外に進出した日本の製造業を国内に引き戻す政策を立てること。円安が進んだのに輸出が伸びないのは、そもそも輸出のエンジンとなる工場の海外進出が進んだからです。 あとウルトラCですが、北方領土問題の解決(継続協議も含めての進展なら可)と、ロシアからの天然ガス輸入促進です。パイプラインで直接輸入すれば、日本はロシアに頭が上がらなくなりますが(ちょうどウクライナのように)目先の経常赤字と燃料高の問題は解決できます。
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- cse_ri2
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No.6さんの回答にほぼ賛同しますけど、念のため補足を。 アベノミクスの本質を理解すれば、安倍政権は何か特別なことをしていないとも言えるし、いやもうしたともいえます。 日本のマスゴミは馬鹿ばかりなので、報道だけ追ってもアベノミクスの本質はつかめません。 取り急ぎ、私から紹介できるのは、 ■アベノミクスの指南役。浜田宏一内閣官房参与 『アベノミクスの金融政策を指南~浜田宏一氏』 http://homepage2.nifty.com/khosokawa/opinion13t.htm ここ(↑)を読めばわかりますが、アベノミクスで一番重要なのは金融緩和。ついで財政出動。 金融緩和については、日銀の黒田総裁の登用で安倍さんの仕事はほぼ終わっています。 財政出動については、毎年の国家予算の編成で、適当な額を公共工事を含めた支出に振り分ければOK。 既にやることをやっているので、「特別なことをしていない」とも言えるし、「いやもう十分に働いている」とも言えます。 あとは、 ・産経の田村記者の記事とか(ネットで読めます) ・NYタイムズのジョセフ・スティグリッツのコラム(原文は英語。たまに日本のブログで翻訳記事が出回ることも) ・政治的に安倍さんから距離を置いていますが、作家・経済評論家の三橋氏の書籍やブログ ・アベノミクス全面ヨイショじゃないけど、中立的でわかりやすい溜池通信 あたりを読み込んで自分の中で消化すると、アベノミクスの本質がだいぶ見えてくるでしょう。
お礼
>既にやることをやっているので、 >「特別なことをしていない」とも言えるし、 >「いやもう十分に働いている」とも言えます。 なるほど。私がすでに挙げた事項がアベノミクスのすべてであり、本当にそれ以外はないということなのですね。 私が知りたかったのは、アベノミクスの本質がどうのこうのという抽象論ではなく、実施済みの具体的な政策なので、「日銀総裁任命と補正予算ですべて、他にはない」と言う事であればそのご回答で十分満たしています。 参考になりました。ありがとうございました。
- dai0029390
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> 私の質問に対する回答の結論として、 >「アベノミクスで安倍政権がこれをやった、と言える具体的な政策は、 > 少なくとも今のところは何一つない」ということでしょうかね。長期 > なのでそのうち何かやるんだ、と言う事ですね。 昨今は「安倍政権が成果を出しては困る人」は口をそろえて皆そう言いますね(^ ^)。 アベノミクスと称しての話が持て囃され、安倍政権の経済政策は海外動向とも相まってこの一年とてもよい結果へと繋がって来ましたので、「安倍政権は何もやってない」ということにしたい人は多いですね。経済政策としてなにはなくとも緊縮財政推進をしてきた人、経済政策としてなにはなくとも構造改革路線を推進してきた人、レント・シーキングに熱心な財界人やそこと係る御用学者など、反安倍政権であるサヨクと呼ばれる人 などが主でしょうか。 緊縮財政推進の人らからすれば緊縮財政に熱心でない安倍政権は「まともな経済政策は何もしていない」となるし、構造改革路線を推進の人らからすれば構造改革路線の政策をあまり行っていない安倍政権は「まともな経済政策は何もしていない」ということで話をして、「成果があるのも困るので成果など何もなく何もしていない」ということにしたい訳なんですよね。 アベノミクスの大きな効用は「金融緩和と財政拡大路線」政策です。「流動性の罠」などのデフレ問題の解決の対処策として財政政策の拡大は、例えば目の前の橋をつくることによって現実の雇用が生まれお金が市場に流れるため非常に効果が高く、期待依存の金融政策万能論とは違い、実体経済への波及効果も高くプラスの効用として機能してきました。 投資が増え、失業率が下がり、ここから次の段階へと進もうとしているのが現在です。更に投資が増え、失業率が下がり、給与が増え、デフレ脱却が安定的になって行けるか というのが現在の課題であり、この一年でこの水準まで来たのは順調すぎるぐらいの状態です。 またアメリカの経済学会に必要以上に影響を受けやすい日本の経済学会や日本の政界にとって、安倍政権の政策をポール・クルーグマンやジョセフ・スティグリッツなどが支持して来たことなども一つの後押しにもなっているでしょう。 まぁここ一年の安倍政権の政策を評価できない人というのは、否定するという結論ありきでの安倍政権への評価でしょうから、そういう人にとっては何を言っても馬の耳に念仏ということとなるのでしょうね。
お礼
ありがとうございました
補足
私が『「安倍政権は何もやってない」ということにしたい』と考えているなどと言う事はありえません。何をしたらそのように思い込んでしまうのかよくわかりません。私は安倍政権が何をやったのか知りたいのです。だから質問をしているのです。 あなたの書き込みは架空の否定意見を作り出し、その架空の否定意見の否定だけしかしていません。そのような否定だけに終始するのではなく、私は建設的な意見を求めています。 あなたはおそらく「アベノミクスですでに行った政策」があると考えていらっしゃるのですよね。であればそれについて『「時期・数字・内容」を含めて個条書きで簡単に』記述してください。 もしも「ある気がするけど、気がするだけで本当にあるかどうかは知らない」と言う事であればその旨を書いてくださればけっこうです。 質問に対する回答をしていただきますよう、よろしくお願いします。
- dai0029390
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アベノミクスの最大の効果は「金融緩和と財政拡大路線」です。 成長戦略などでの「構造改革政策」などを言っている人もいますが、この路線はかなり抑制的で、抑制的に行っているのは効果が出るのが極めて遅い上、デフレに陥っている日本ではデフレ圧力を増幅させるだけなので意味が無いため、アベノミクスでは成長戦略はあくまで長期的目的のもの。 また金融政策に多大な期待を抱く「金融政策万能路線」では、成長率を大幅に下回る金利に長期間にわたって大きく依存するため、大規模な金融バブルの出現と不必要なレバレッジの蓄積から、それらによるその後のバブル崩壊を約束する。そしてその尻拭いとして不良債権処理や公的資金注入などによって大多数の国民が付けを払わされることになるため、この選択もリーマン・ショックなどからの学習効果として補助的政策に留まる。 そのためアベノミクスによって最も有望で効果へと繋げているのが「金融緩和と財政拡大路線」となる。 これは基本的に金融収縮などによって使われなくなっている資金を市場に流すための政策で、その過程で公的事業へと資金を流し悪循環を打破するための政策なのでこの期に最も有望な政策。 ちなみにウィキペディアはこの項目に限らず 特定団体が張り付いて統制していることが多いので話半分で読むためのものです。
お礼
…私の質問に対する回答の結論として、 「アベノミクスで安倍政権がこれをやった、と言える具体的な政策は、少なくとも今のところは何一つない」ということでしょうかね。長期なのでそのうち何かやるんだ、と言う事ですね。 ありがとうございました
- rikukoro2
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>根回しはした。でも「現実には政策としては特に何もしていない。けど『なんかしてくれるかも』という期待感で円安に向った」そういう理解で正しいと言う事ですかね。なんかすごいですね。 違います。そもそも日本と米国のマネタリベースの増加が全然違うのですから。 元々の白川日銀の場合は物価の安定 今度の黒田日銀は政策目標を金利からマネタリーベースの量に変更してますから 根本から違ってきています。 >それにしても小泉後の自民党政権で30円円高、民主党政権で15円円高になった為替が、特に何もしてないのに30円円安になると言うのは不思議です。 いえ不思議でも何でもないです。日銀が国内の円の流通量を上げるのですから 当然円の価値は下がるのですから、円安になるのは当たり前なんです。 >なぜ下野する前の自民党は何も出来なかったんですかね。 マネタリーベースを増加はインフレを呼びます。なのでこの政策はデフレ時にしか実行できません。指標で言えばCPI(消費者物価指数)がマイナスの時にしか行えません。 以下CPI http://ecodb.net/country/JP/imf_cpi.html これがマイナスに突入したのは2010年鳩山内閣時代です。
お礼
>違います。そもそも日本と米国のマネタリベースの >増加が全然違うのですから。 そうか。なるほどそうですね。日銀はいろいろがんばっているのですものね。ざっくりいえば、政策的には安倍政権は何もしていないけど日銀がうまくやってるからうまく円安になった、と言う事ですね。いい人を日銀総裁にすえたことが(ほぼ)すべて、という事ですかね。 それなら納得できます。 参考になりました。ありがとうございました
補足
>この政策はデフレ時にしか実行できません。 >指標で言えばCPI(消費者物価指数)がマイナスの時にしか行えません。 本当にそんなにシビアなんですか?1%2%のかすかなプラスしかない時でも出来そうな気もしますけど。 でもおっしゃっている事を正しいと考えると…「これがマイナスに突入したのは2010年鳩山内閣時代」と言う事は、「消費者物価指数(期末値)の推移」の数字でかつ「100を下回った年がマイナス」という事ですよね。…ということは、「2014年は、日銀はこの政策をもう実行できない」という事ですかね。 これから日銀がどういう政策に変化するのか、楽しみです。
- rikukoro2
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(2)にかんしては政策といえるのかどうか・・・ ※FXとか株などの投資の世界にどっぷりつかっている人なんかは説明しやすいんですけどね 例えばアベノミクスでドルは77円から103円まで上昇しました。 これは同時に米国のドル高なので米国としては牽制するのが当然です。 しかし、G8財相会議で米国はこの円安を容認する考えを示しました。 韓国なども自国通貨安誘導しようとしたとこFRBやIMFから警告を受けています しかし、基本日本はなんも受けてません おかげで機関筋が結果円安誘導したわけです 為替や株なんかは国家の政策もさることながら外圧も影響しますからね 安部政権はこのような根回しが実に上手いんです。 民主政権時は介入で1ドル77→80円にしただけでも米国は介入を批判し 結果77円に僅かな時間で戻りましたからね・・
お礼
「円安が進んでも諸外国担当者が文句を言わないように根回しした(ハズ)」と言う事ですか。根回しが下手すぎて何もかも失敗した前回の反省が活かせているということですかね。 民主党時代は介入を行ったわけですよね。これは明確な意思を持って行なった政策に挙げていいと思います。でも、安倍政権は?と思うのです。 根回しはした。でも「現実には政策としては特に何もしていない。けど『なんかしてくれるかも』という期待感で円安に向った」そういう理解で正しいと言う事ですかね。なんかすごいですね。 それにしても小泉後の自民党政権で30円円高、民主党政権で15円円高になった為替が、特に何もしてないのに30円円安になると言うのは不思議です。なぜ下野する前の自民党は何も出来なかったんですかね。下野したから出来るようになったと言う事ですかね。たまたまタイミングがよかっただけかもしれませんが。 ありがとうございました
- rikukoro2
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(1)少々違う 日銀総裁の人事権は国会にあります。 日銀総裁候補はあらかじめ行う基本政策を国会に示し、それに合致する人物を選びます。 前の白川の政策は安部の理想とする政策とは真逆でした。なので白川を再任せず、安部の政策の最も合う黒田日銀総裁を選びました いくら日銀が別組織といっても人事権が国会にある以上 無関係ではないのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 人事権と言うか任命権の話ですよね。解任は本来は出来ない事になっているので。 完全な無関係とは言いませんが、「大胆な金融政策」に関して「安部総理や政府は具体的に何をするか考えたり実施したりしない」「考えるのも実施するのも全部日銀」と言うことで間違いありませんよね。 もしも「大胆な金融政策」に関して「日銀新総裁を任命した」以外で何かやったことがあるのであれば、それを(2)として書いていただきたいです。 ・2013年…月、日銀にインフレ目標2%を設定させた ・2013年…月、日銀に公定歩合を…2%に変更させた など あと、そもそも(2)に関して、私が挙げたこと以外に何かご存知であれば挙げていただきたいです。ない場合には「無い」と書いていただきたいです。 よろしくお願いします。
お礼
>まあ、質問者さんの列挙した内容でだいたい >合ってるけど、「消費税増税」だけは本来の >アベノミクスから反しています。 やっぱりそうなんですかね。 普通の意味での「政策」と言えるものは補正予算くらいなんですね。 でも補正予算なんてなんだかんだいって毎年ありますし、最初の安倍政権でも麻生政権でも民主党政権でも補正予算はありました。なので、本当に特別にやったと言える政策は今のところ何もなく、ただ「なんかしてくれるかも」と言うイメージだけで、円安と株高が進んだと言う事ですかね。 すごいですね。 「(今の)安倍政権が何か特別な事をしたような記憶がない」という私のイメージは間違っていなかったのですね。 ありがとうございました
補足
正直、本当はいろいろやっているものだと思っていたのですが、日銀総裁任命と13兆円の補正予算だけ(と、あとあえて言うなら根回し)しかやっていないらしいということで、ちょっとびっくりしました。 何人かの回答者様からご回答をいただきましたが、アベノミクス政策として「これをやった」という話は特に出てこないので間違いなさそうだなと思いました。 「何かよくわからないけどすごい事をしたのかも」という印象を持っていたのですが、現実には行った政策自体はそうでもないということが分かりすっきりしました。 アベノミクスがらみで行った政策は、この2つ以外はないと言うことが分かる書き込みをしていただいた最初の方をBAとさせていただきました。 ありがとうございました