ゆとり教育への疑問点と問題点等
2002年度から実質的に開始されたいわゆる「ゆとり教育」について
■ゆとり教育って勉強時間が短くなっただけで、指導そのものの変化は関係ありませんよね?
なのに何故「怒らないようにしよう」「間違っていてもそれは個性」などという変な方向で"甘い""優しい"という指導が定着しつつあるのでしょうか。少しでも声を荒げたら「体罰だ」などと言われるようですし。
最近の若者は、コミュ力はともかくとしても、基本的な常識、教養や知識が乏しくなっていると思うのです。
例えば、分かりやすく有名なのはtwitterでの犯罪行為報告でしょうか。
あとは言葉遣いもだんだん落ちてきているように感じられます。
指導者にも問題はあるかもしれませんが、私は周りの環境や経済発展など、つまりは時代の流れに影響された結果なのではないかと考えています。
もちろん、子供自身に問題はないとは言いませんが、「では子供のどこに問題があるのか?」という点についての具体的説明は、現時点ではできないままでいます。(やはり時代の変化でしょうか…?)
私としては、指導者側はもっと厳しくしても良いと思うのです。体罰もある程度は構わないと思っております。(具体例:悪さをしたら、一発のげんこつやビンタをする。)
また、頭が悪いなら悪いではっきり言えば良いとも思っております。「個性だから」などと言っていても、社会に出た時に教育の内容と現実に差があり、そこで初めて気づいた時にはすでに手遅れということもあります。
■ゆとり教育は個人的に失敗だったと思っています。学力低下にも繋がっているようなので。しかし学力低下が本当にゆとり教育の結果なのか、はたまた時代の流れからなのか。という疑問点もあります。
ちなみに私は未成年なので、ゆとり世代に入ります。
学力の低下ですが、実際に下がっているようです。というよりは諸外国が上がったと言う方が正しいようですが。順位だけでなく同一問題に対する正解率も下がっています。
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読解力 2000年正解率65.2%→2006年59.5%
科学的リテラシー 誤差ほどで変わらず(56% 53%)
共通問題 65.7%→61.5%
小数第2位までのひき算「4.03-1.15」では、正答率が95年の87.3%から03年の72.3%へと15.0ポイントも下げています 中学2年生の数学同一問題全79題の平均正答率は、1999年より4%低くなっていて、前回より上がった問題が7問、下がった問題が72問となっています
PISA以外で民間が行った調査でも89年と01年の同一問題との比較では、小学国語で78.9%→70.9%(-8.0%)、小学算数で80.6%→68.3%(-12.3%)、中学国語で71.4%→67.0%(-4.4%)、中学数学で69.6%→63.9%(-5.7%)へと下がっていることがわかっています
(調査報告「学力低下」の実態(岩波ブックレット))。
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しかしながら、他の方の意見では、ゆとり教育で学力が低下したという証拠はないということでした。日本のレベルが落ちたからではなく,アジア新興国のレベルが上がってきているからだ、と。
問題なのは学力ではなく,向上心とか規範意識とかの精神面で格差が広がったということだとも聞きました。
どちらにせよ、何故精神面で格差が広がることとなったのか、という点が疑問です。
皆さんはどう思いますか?
その他、意見をお願いします。
★以下、質問要約です
(1)ゆとり教育と精神面(教養・常識)は関係有るのか?有るor無い(各理由も)
(2)ゆとり教育は失敗か?