「どんなもんだい」を丁寧に言うと(ふつう言わないって(^_^;))、
どんな⇒どのような
もん⇒もの
だい⇒でしょうか
=「どのようなものでしょうか」
こういう意味です。
「どんなもんだい」をいう場面は
・相手に現在の状況を認識させる
・相手に自分の行った結果をわからせる
・相手に目の前の成果を見せ付ける
ときでしょう。
そうなると「もの」というのは何かわかってきます。
広辞苑第5版では「もの」の意味として、大見出しの1で
『形のある物体をはじめとして、存在の感知できる対象。また、対象を特定の言葉で指し示さず漠然ととらえて表現するのにも用いる。』
としています。
必ずしも物理的に触れるものである必要はないことがわかりますね。
次に「どのようなもの」というのは何か、ということになります。
上記の「もの」の説明から「相手の知覚している状態を強調する」「認識させる」という役割を理解できるでしょう。
そう、まさに「どんなもんだい」という問いかけは、上記に示したこの言葉の使われる場面そのものが、この言葉の意味になっているのです。
すなわち、「どんなもんだい」とは
「さあ、今この状況を御覧なさい。おどろくようなすばらしいような、あるいはひどいような、そういうようなことだっていうことが、わかったでしょう?」
という意味だったのです。
おどろきますねぇ、深いですねぇ。
お礼
詳しく教えてくださって、本当にありがとうございました。 私もこう思いましたが、googleで例句を探すとまた混乱になりました(汗)。 外国人ですので、ほかの意味はないかと疑っていました。