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国立大学、比較言語学部について
自分は社会学と言語学について大学で学びたいと思っています。 そこで調べてみたら比較言語学というものが自分のやりたいものにピンポイントで該当していました。 しかしこの学部がある大学はあまりなく社会学と言語学は分かれていることがほとんどです。 ざっと調べたところ 信州大学 筑波大学 北九州市立大学 新潟県立大学 横浜市立大学 くらいしかありませんでした。 そこで皆さんに質問なのですが これらの大学のほかに比較言語学部があるとこはあるでしょうか? また名前は違う学部だけれどやる内容は同じというものが もしあったらそちらも教えていたけるとうれしいです。 よろしくお願いします。
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- Piedpiping
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えーと、比較言語学というのは、言語と言語の血縁関係を調べて、ご先祖様が同じかどうか、同じならそれはどんな言語だったかを考える学問です。 たとえば、英語とフランス語とロシア語とヒンディー語は共通の言語から派生したものであり、それを印欧祖語と呼び、印欧祖語の姿を再構築することが目的です。 つまり歴史的にさかのぼるんです。 有名なところでは、あのグリム兄弟の発見したグリムの法則なんてのがあります。 いずれにせよ、社会学とは何の関係もありません。 言語と社会の関係を探るのであれば、社会言語学です。 ただこれは幅広い。 実際の会話を集めて敬語の使い方を調べたり、 性別と会話の関係を調べたり、 方言調査を行ったり、 異文化間のコミュニケーションで生じる問題を探ったり、 政治家の話し方や言葉を調べたり、 法廷での言葉遣いを調べたり、 これが社会言語学ですとはなかなか言いづらいので、こういう本をおすすめします。 社会言語学入門(東 照二)(研究社) 概説 社会言語学(岩田 祐子ほか)(ひつじ書房) はじめて学ぶ社会言語学(日比谷 潤子)(ミネルヴァ書房) コミュニケーションの社会言語学 (吉岡 泰夫)(大修館書店) 社会言語学のしくみ (町田 健、 中井 精一)( 研究社) 応用社会言語学を学ぶ人のために(ダニエル ロングほか)(世界思想社) さて、社会言語学は言語学の一分野です。 これだけで学部は作れません。 学科も無理です。 言語学関連の学科に社会言語学者が一人いるのがせいぜいでしょう。 それにいざ分析をするとなると、音声学や構文論や語彙論など、言語学のあらゆる分野の知識を総動員しなければなりません。 核となる言語学の知識なしに、言語学の応用分野である社会言語学の研究はできないのです。 だから、社会言語学部とか社会言語学科はナンセンスなんです。 さて、ではどうするか。 社会言語学者はどこにいるのか? http://jglobal.jst.go.jp/ ここで、「研究者」をクリックして、「社会言語学」で検索をかけてください。 334件出ましたが、全員があなたのやりたいことに合致しているわけではないでしょう。 大学もレベルが低いかもしれない。 でもまあ、根気よく探してください。
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- http://jglobal.jst.go.jp/