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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:アメリカのQE(量的緩和)について質問)

アメリカのQE(量的緩和)について

このQ&Aのポイント
  • アメリカが使ったQEのお金はその後どうするのでしょうか?QE1は約170兆円分の米国債を発行、MBSを買い取り等々QE2は約60兆円分の米国債を発行QE3は2013年末時点で約105兆円分のMBSを買い取り、オペレーション・ツイスト合計、335兆円くらいだと思います。
  • QE3が終わるかもしれないと言われていますが、その場合に今までに景気刺激策に使った335兆円はどのようになるのでしょうか?政府はどう回収していくのでしょうか?買い取ったままとして、利息などを支払い続けていくということになるのでしょうか?恐れ入りますがよろしくお願いいたします。
  • アメリカのQE(量的緩和)について質問です。アメリカが使ったQEのお金はその後どうするのでしょうか?2008年から始まったQE1では約170兆円分の米国債を発行し、MBS(住宅金融債権)を買い取りました。QE2では約60兆円分の米国債を発行しました。そして、QE3では2013年末時点で約105兆円分のMBSを買い取り、オペレーション・ツイストを行いました。これまでのQEの総額は約335兆円となります。現在、QE3が終わる可能性がありますが、その場合に景気刺激策に使った335兆円はどうなるのでしょうか?政府はどのように回収していくのでしょうか?これからも利息などを支払い続けるのでしょうか?ご教示いただければ幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ymzimss
  • ベストアンサー率69% (327/469)
回答No.2

非常に難しい問題だと思います。また、非常に良いご質問だと思いました。 少し長くなりますが、回答させていただきます。 まずQEとは何か、そのメカニズムと狙いを確認しましょう。 民間銀行が中央銀行に預ける預金を準備預金と呼び、この準備預金の残高が積み上がることがQEです。従って、QEは誰のお金か、というと、銀行など金融機関のお金です。それはある意味では、FRBが実施した資産の買い入れの相手方として売手となり、資産を売却した代金を受け取っただけ、とも言えます。 しかし、金融機関から見ると、資産が入れ替わることで、運用利回りが大きく低下します。金融機関にしてみれば、少しでも運用利回りを向上させるべく、リスクをとる行動に出ざるを得ないことになります。それは、リスクの高い貸出や債券投資を積極化することを意味します。その結果、QE残高と株価の連動性が高まったのです。 逆に言うと、これが中央銀行の意図するQEの狙いです。QE3は、金融機関に貸出や債券投資を積極化させて、民間の資金需要を喚起し、景気回復を加速させることを意図したものです。 そして、金余りが続く間は、そのお金が何らかの用途に使われ、景気を押し上げることになります。しかし、金余りが続かなくなると、景気を押し上げる力は低減します。問題は、未だくすぶり続ける欧州の財政危機、中国の不良債権問題、ブラジルやトルコで起きたデモなどによる経済の不安など景気の下押し圧力が強い中、QEを縮小して、景気回復が持続できるのかどうかです。 実はこの問題は、失敗の連続です。米国ではQE1を停止した後、金融危機の再発や、景気回復の持続性の問題からQE2を実施しました。QE2を停止した後も同じで、結果的にQE3に追い込まれました。QE3の縮小は、約2兆ドルの余剰資金が最終的に何に使われたのか、ドル建エマージング・ソブリン債の元本は安全に回収できるのか、などの問題を突きつけることになるのです。但し、本格的にQEの残高が減少し始めるのは、まだかなり先のことだと見込まれています。 では、出口戦略は?ということになりますが、市場や経済に対するインパクトに配慮する必要があります。具体的には中央銀行がこれまで貯め込んできた国債や住宅ローン証券を、市場に放出しなければいけないのです。それは供給過多で価格が崩れるリスクを孕んでいます。 この方向転換を市場にどう伝達し、市場撹乱を避けながら緩和政策を巻き戻すか?それがいわゆる、出口戦略と呼ばれるものです。しかし、FRBが市場参加者に対し、どう「心の準備」をさせるのか、処分の道筋を確り示し、市場に配慮しながら行うのは非常に難しいことだと思います。

mikamika0524
質問者

補足

ご連絡本当にありがとうございます。 非常に参考になります。 ずばりお聞きしたいのですがQE4の可能性ってあると思いますか?

その他の回答 (1)

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2125/7983)
回答No.1

 米国債と言いますが、要するに米国が外国から借金しているという形になっています。日本や中国などが、米国債を買って米国経済を支えているわけです。  米国債を発行して景気刺激策に消費した資金は、財政再建策で政府支出を減らして、利息を支払い、さらには国債を買い取ってお金を返さなければなりませんが、米国債を持っている国には自国の通貨暴落を防げるという利点があるので、返さなくても文句は出ないという事なのでしょう。  ドル紙幣を乱発すると暴落するので、米国債を買わせて資金を捻出している形です。米国が借金経済に陥っているので、いずれは財政再建策が出て来るでしょうが、それまでは続くのでしょうね。  日本も国債を乱発して1000兆円を超える借金で首が回らない状態です。米国が緊縮政策(デフォルト)に転じると、世界経済全体が落ち込むと言われています。2014年が正念場でしょうね。

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