横浜駅でオウムの歌！？

質問

日本人にとって，オウム真理教とは，どのような集団だったのでしょうか？　単なる，異質な人間の集団だったのでしょうか？　国際社会における「宗教とテロリズム」という文脈からは，はずれた存在だと日本人は思っているのでしょうか？

先日，神奈川県内のある駅において，臨時列車の出発式がありました。そのさいに，一部のマニアが，オウムソング（魔を祓う尊師の歌）を流したことが話題となりました。

当事者にとっては，「面白半分」だったのかもしれません。
あるいは，「目立つ」ことを意図した行為なのだったかもしれません。

しかしながら，そのような行為（列車の出発と同時に，オウムソングを流した行為）からは，オウム真理教が地下鉄サリン事件のみならず，弁護士一家殺害事件，VXガス殺害事件，さらには，日本政府の崩壊をも企てていたという，「テロリスト集団」であったという「認識」が欠けているのではないかという，疑いがもたれます。

回答No.1

michael-m

日本人は平和ボケし過ぎてしまったうえに、学校教育で人の感情を察するという外国の研究かも絶賛した感覚を失ってしまっています。

オーム真理教は仏教の皮をかぶったテロ組織です。
マトモな宗教の知識も感覚も持たない連中が、あたかもイスラム過激派と同等に扱おうと画策しましたし、愚かな宗教家が宗教である事で擁護しようとしましたが、これは明らかに仏教を被ったテロ集団でしかないんです。

平和ボケしすぎている日本人にはすでに痛感もなくなり、のど元を過ぎるどころか、舌がやけどしても「のどはやけどしない」と思い込んでいるほどです。だから平気で入信するものは増えているわけです。

これもマスコミや仏教界などがオームをテロ集団。宗教界に対する侮辱と捕らえなかったための結果です。

お礼

コメントありがとうございます。

・日本人の平和ボケという言説からは，いまだに敗戦のイメージがあって，そこから脱却できないでいる日本人像がうかがえます。平和ボケ，とは，あまり好ましいことではないと思いますが，そこから脱却できない日本人の「心の内」に，わたしは同情しています。

・米ヒストリー・チャンネルがテロリズムの歴史を題材にした番組をつくりましたが，そこでは，オウム真理教が「宗教とテロリズム」という文脈のひとつとして，取り上げられました。アメリカ社会のみならず，イスラム系テロリストにかんする問題をかかえている国や地域においては，オウム真理教も，彼らの考えるところの文脈のひとつにあてはまるものと思われますが，その点については，どのように考えていますか？

・オウム真理教はテロリスト集団であることは明々白々ですが，これに関連して，赤軍派などによるテロ行為について，日本人はどのような認識をもっているのでしょうか？

・マスコミの責任についてもあなたは触れていますが，マスコミの報道の「受けて」である，日本人みずからの「責任」はあると考えていますか？　人々が，単にマスコミの報道に踊らされているという傾向はありませんか？　●●を食べれば健康になる，体重が減るという報道だけで，スーパーから●●が「消えた」ことは，記憶に新しいことです。

・さらには，日本人の宗教観についても，日本人はそれを批判的にとらえていますか？　人が結婚したら教会に足を運び，葬式，法事になるとお寺に行く，子供が大きくなったら神社に行く。「良い意味」においては，宗教の違いにたいして寛容であると思われがちですが，宗教にたいして，あまりにも無頓着ではありませんか？　宗教は現代の日本人のアイデンティティのなかに，存在しますか？　あるものは，いわゆる「世間教」ではないのですか？　宗教が規定する倫理観と，「世間教」が規定する倫理観，この「違い」を日本人は理解していますか？